2026/10/22 15:31:08
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「はい……、誰………?」
「裕二さんわたし…、わかる…?ごめんなさいね…お仕事中に…」
「………ああ真理子さんか…、いきなり電話なんて、どうしたんですか…?」
「ね…、お時間あれば、今夜少しでも会えないかしら…?」
彼は、いきなりの電話にも全く戸惑う事はなく、低い声でわかりましたとだけ告げると、会社からの帰路とは逆方向の駅前ターミナルでの待ち合わせを指定してきました。
電話を切ると私は直ぐに主人にラインを送り、看護師友達と夕飯に行くから今夜は用意してある物を食べて下さいとメッセージを打ちましたが、心臓の鼓動が聞こえるほど緊張しながら打つその指先は小刻みに震え、あの時と同じ彼の低い声を聞くだけでも熱いモノがじんわりとショーツを湿らすのが分かりました。
黒いレースのハーフカップブラは、グラマラスな身体にピタリとフィットするダークグレーのワンピースの胸元から、大きな胸の谷間が誘うかのように覗き見え、タイトなシルエットのスカートには長いスリットが入り、膝上のオーバーニーソとセクシーな黒い小さなショーツが見え隠れするほど露出度が高いものでした。
わたしは、張り裂けんばかりの胸の鼓動と緊張感のなか、指定された駅前ロータリーで待っていると、目の前に止まった黒い大きなミニバンの窓が静かに開きました。
「奥さん…お待たせ、あの日とは全く違う格好だから…、もう人違いかと思いましたよ…、さあ、乗って下さい…」
「ええ…ありがと……、」
車内に乗り込むと真白な太腿がスリットから覗き見え、その悩ましい格好を舐めるように見回す裕二の熱い視線が身体中に突き刺さると、私の身体は瞬時に熱く火照り始め、頬はみるみると朱に染まりました。
「裕二さん、夕飯まだよね…?わたしもまだだから、何か一緒に食べに行きましょ…、」
繁華街から離れた郊外の高台にある、小さなイタリアンレストランで一緒に夕食を食べながら世間話を談笑している時には、あの日の夜の荒々しい言葉使いや、欲望に満ち溢れた顔付きは全く感じられず、どこにでもいる若者の男性にしか見えませんでした。
「奥さん…良いんですか?部長は今夜の事を知らないんですよね…?勿論、あの日の夜の事も…、」
いきなりデリケートな話を持ち出された私は返答に困り果て、急速に身体を熱く火照らせながら、少しでも落ち着く為に大きく息を吐き出しました。
「大丈夫よ…、主人にはお友達と夕飯を食べに行くから、帰宅は遅くなりますと連絡してあります…」
「裕二さんと、二人で出掛けてるなんて主人にバレたら大変な事になるわ…貴方だって困るでしょ…?」
「まあ…それは間違いなく…、でも今夜は何でまた急に…?」
「えッ…、それは…今回の事は最初で最後のお互いの秘密にしましょうと伝えたくて…、」