2015/01/31 10:49:52
(a/NlE5/6)
「でもいいよ?なるべくこっちで生活する。必要なときだけは帰るけど」
「わかった」
「一人よりはね、やっぱり二人がいいよ」
「うん」
布団を並べて横になった。
「ねぇ、寝た?」
「いやまだ起きてる」
「しようよ」
「したいのか?」
そう言うと布団からガバッと起きた。
「一昨日、口だけ、自分だけスッキリしちゃってさ~」
「だって早々に寝ちゃってただろ」
「おっぱい触ったっけに」
「起きてたの?」
「いや、触られたってのがなんかわかっただけ」
「よく寝てるから、起こしたら悪いなって。片付けやらなんやらで一日動きっぱなしだったし、疲れたろうなって」
「普通、女性招いて、私が来て、夜布団並べて寝たら、男は狼になるでしょ」
「期待してた?」
「してたしてた!せっかくお風呂でサービスして、あと何にもなし?みたいに」
「そりゃこちらが気づかずに。失礼しました」
「じゃあしよ?」
「うん」
俺の布団に潜り込んできて、たっぶり時間かけて愛撫してあげて、数回いかせて、性器に性器を入れて、前から後ろから横から上から。
そして中に。
裸で抱き合ったまま、布団に横になっていた。
「ごめんね」
「何が?」
「八つも年上のおばちゃんで」
「?」
「赤ちゃん産んであげられないから」
黙っていた。
「永久就職したいなんて言いながらさ、マンション引き払うの躊躇ったのは、もしアナタに若い女性が出来たら、そっちに行ってほしいなって気持ちになっていた」
黙って聞いていた。
「だからね。いいよ?もしそうなっても私はアナタを恨んだりしない。55なんだもの」
「俺も47だよ?今から若い嫁さんもらって、子供授かったって、成人する頃にはとっくに定年だよ」
ふふふっと笑った。
「それよりさ、ほら」
俺は手を取り、性器を触らせた。
「え?」
「もう一回しよ」
「いやいや、そんなもう満足だし!」
「ダメ」
「いや55才にはちょっと!」
「やる!襲う!狼男になる」
「ひぇ~」
たっぷり犯したあと、こう言われた。
「体がバラバラになる」
時々、郵便物とか、あと銀行に用があるとき、その他用がある以外、うちで生活してくれた。
そして賃貸契約が切れる昨年度末、契約を更新せず、俺の自宅に引っ越してきた。
そして俺の誕生日、四月に籍を入れた。