2023/03/15 12:54:35
(Lp6/AXYJ)
真夏の日曜日。
私がソファーに眠ってしまって、何時間が経ったのだろうか?
リビングは私が入れた覚えのないエアコンが程よく効いて、快適な空間になっていました。
私は目が覚め起き上がり、キッチンの方を見ると、そこには優子が立っていて、何か御飯の支度をしていました。
優子:「あっ、リョウ君おはよっ槌よく眠ってたねぇ(笑顔)もうお昼1時だよぉ」
私:「おはよ~(優子をじっと見てる)」
優子:「ん?何?どしたの?優子に何か付いてる?(笑顔)」
私:「あっ!いや!何もないよ。」
優子:「リョウ君お腹空いたでしょ?今、支度してるから、もうちょっと待っててね槌」
私:「うん。ありがとう。。。」
優子はシャワーを浴びてきたのだろう。髪の毛は茶髪が綺麗に艶っぽくサラサラと靡き、化粧も家に居る用の薄めのメイク。服装も普段の部屋着(夏はタンクトップにジーンズの短パン)に着替えられている。
いつもと変わらぬ優子・・・
優しく話しかける仕草や、屈託のない笑顔を見て私は(心の声)「ん?昨日の優子は夢の中の優子だったのか?やっぱり俺は夢を見ていたのか?」と思わされるくらい、何もなかったかのような普段通りの優子。。。
それから何もなく日常の日々が過ぎ、「あの事件」から丁度一週間経った土曜日の朝。私も優子も土・日が休みの為、私は10時頃に目覚めリビングへ。
優子は既に起きていてキッチンで何か御飯の支度をしていました。
優子:「あっ!リョウ君おはよっ槌今、朝食の用意してるからね。でももうお昼前だけどねぇ~(笑顔)」
優子は仕事しているにも関わらず、私の御飯や身のまわりの家事、休みの日でもこうやって早起きして朝食や掃除等、渾身的にやってくれている。
優子は何の文句もつけようのない「妻の鑑」のような女性でした。
ただ、性癖の部分を取り除けばの話で・・・
その日は特に予定もなく、昼頃になり優子が「今日の夜御飯はどうするの?」と、聞いてきました。
優子がいつも渾身的に家事をこなしてくれているので、優子の負担が少しでも減ればと、何も予定がなければ基本、週末は外食へ出掛けるようにしていました。
私:「夜はどこか食べに出ようか?優子は何が食べたい?」
優子:「やったぁっ槌外食連れてってくれるの槌嬉しいよぉ~槌」
優子はいつも素直に嬉しいとか楽しいを表現に出してくれるので、こちらも楽しい気分にしてくれます。
私:「じゃぁ何食べる?今日は焼き肉?お寿司?それかコンビニ弁当?(笑)」
優子:「なんでコンビニやねん!?w(笑)w」と、たまに関西弁でツッこんでくるのがまた愛おしい瞬間です。
しかし、次の優子の言葉に私は耳を疑い、何とも言えない気持ち、現実に出くわすのです。
優子:「う~~~ん、どうしよっかなあ~?この前行った洋風居酒屋がいいっかなぁ槌ほら、あそこの蒸鶏のサラダ、凄く美味しかったでしょ?」
私:「えっ!?!?あぁまぁ蒸鶏のサラダは美味しかったけど・・・」
優子:「じゃぁ洋風居酒屋で決まりね槌今日は何のメニューにしよっかなぁ槌」
優子は何を考えているのだろう。先週の土曜日に、この店でどんなことがあったのか、忘れているハズはないだろう。とゆうことは、また同じ目に合う可能性を求めて、あの店に行こうとしている???私と優子はこの一週間、あの出来事に触れた会話はしていない。私はあのことは蓋をしたままの方がお互い気まずくないのかなと思い、一切口にしなかった。でも優子はまたこうやって、あの事を思い出させる店を選択してきた。。。
私の胸騒ぎがまたドックンドックンと身体全体に脈打ってくるのが分かりました。。。。。