2019/11/03 09:49:24
(I4KRLCvx)
年末も近くなり忘年会のシーズンが来ました。 その日は週末で、お互いが職場の忘年会と
重なりました。2次会からは忘年会に参加したメンバーはそれぞれ何グループかに分かれて
飲みに出ました。 もういい時間まで飲んでいました。 別のグループからも呼ばれていた
私は、一旦店を出て顔を出しに行きました。その時でした。店を移動しようとビルから出た
所でバッタリ嫁と遭遇しました。 私はビックリしました。 嫁もビックリしていました。
そりて直ぐに続けて2度目のビックリというかドッキとする思いでした。嫁と一緒に男性が
一人居ました。男性の方から挨拶が有りました。「ご無沙汰しています。 以前はどうも。」
よく見ると、バーベキューパティー参加していた男性でした。 数秒の間に男性の事を色々と
思い出しました。 確か独身だったかと。 嫁よりは年配だったかな。 話をしたけど
別に嫌な印象も無かった。 そんな事を思い出していると嫁の方からでした。
嫁「今から帰ろうとしてたの。」嘘か本当か?
私「そうか。俺はこの後、少し呼ばれているから。 そこに顔を出したら帰るよ。」
嫁「じゃー先に帰るね。」そんな会話をして嫁とは別れました。別れた後は、当然ですが
男性と二人で歩いていた嫁の事が気になりました。もしバッタリ遭遇しなかったらどうだったのか?
あのまま本当はまだ飲みに行っていたのでは? 別のグループメンバーと合流したものの
皆との会話は上の空でした。 程よくして私は先に店を出て帰ることにしました。
途中、嫁に連絡を入れました。「俺も今から帰るから。」嫁からの返信を見て不信に感じました。
嫁「私ももう少しで家に着くよ。」だったからです。 嫁と別れて1時間は経っていました。
ここからタクシーで帰れば15分もあれば帰れるはずです。1時間ほどある空白の時間が
気になりました。私は不信感を持ったまま家に戻りました。 玄関を開けると嫁は帰っていました。
先に風呂に入っていました。 嫁が風呂から出ると一旦私も汗を流しました。
布団に入ったのは私が先でした。 髪を乾かせ暫くして嫁も布団に入って来ました。
布団の中で嫁が来るまで今日の出来事を考えていました。 話を始めたのは私からでした。
私「まさかバッタリ会うとはな。 ビックリした?」
嫁「あそこで会うとは思っていなかったからね。」
私「ところで二人で飲んでたのか?」
嫁「みんなとカラオケに行ってて、私も帰ろうかと思って。」
私「けど、この前の男性も一緒に居たじゃないか。」
嫁「それこそ、カラオケを出たらバッタリ会っただけだよ。」
私「彼にもバッタリか。 俺に会わなかったらもしかして、あのまま飲みに行ってたとか?」
嫁「そんな誘いされてないから、あなたに会わなくても帰ってたよ。」
私「それなら、もし誘われたらどうだった?」
嫁「えー誘われたら? 分からないよ。」
私「彼じゃ誘われても行く気にならないか?」
嫁「そんな事はないけど。」
私「そうだろ。 分からないじゃなくて、行ってたんじゃないの?」
嫁「それなら、逆に誘われて行ってたらどうする?」
嫁から今度は質問を返されました。