2014/10/21 01:56:26
(st0gdH3P)
部長の衝撃の告白に僕は動揺を隠せませんでした。
すぐに部長が冗談だと言い出すかと思ったのですが、そんな気配はありません。
「お前、顔色悪いぞ」
部長はようやく笑いました。
「お前が悪いねんぞ。せっかく人が黙ってんのに、自分で言わせたんやからな」
部長がウソを言っている可能性もまだあると思っていました。いや、そう思いたかったのかもしれません。
「ははは、心配すんなって。昔のことや。今、美代ちゃんとオメコしてるわけやないんやから」
部長は僕のグラスにビールをつぎます。
「自分と結婚する前や。同じ職場やし、そういうこともあるやろ」
「部長…もう結婚してましたよね?」
「してたよ。だから?結婚してたって男はヤりたなったらヤるやろ。美代ちゃんもわかっててヤっててんから」
僕の頭の中に妻の顔が思い浮かびました。
自分のことを愛してくれているはずの妻が過去のこととはいえ、自分の上司と関係を持っていたことはショックでした。
「なんや、お前?涙目なってんのか?」
「い、いえ…大丈夫です」
「あれやな、穴兄弟やな。俺の方が先輩やけど。美代穴ブラザース」
僕には笑えない冗談でした。
部長は酒の勢いもあってか堰を切ったように話し出します。
「お前、チンポでかいんか?」
「え?」
「美代ちゃん、デカチンポが好きやろ?」
「し、知りませんよ」
「夫婦でそんな話せえへんの?俺、聞いたで。デカチン好きやって」
美代子が本当にそんな話をしたのか、僕にはまだ信じられません。
「ま、昔がどうであれ、美代ちゃんが今幸せやったらそれでええわ。なあ?」
僕は飲めない酒を何杯もあおりました。
しばらくは口も聞かず飲んでいたと思います。
完全に酔いが回っていたんだと今から思えばそうなのですが、そろそろ帰ろうかと言う部長を引き止めるように僕は部長に聞いたのです。
「美代子と…どれぐらいつきあってたんですか?」
「え?まだ、その話かい?」
「教えてください…。どれぐらいつきあって、何回エッチしたんですか?」
「なんや、お前、寝取られか?そんなん聞きたいん?さあ、2年ぐらいちゃうか。お前と結婚するからって美代ちゃんから別れ切り出してきてん。何回エッチしたかなんて覚えてへんわ」
結婚するからってことは二股かけてた時期があったのかと僕は思いました。
「自分の嫁のヤられ話聞いて興奮するタチか?お前」
「そういうわけでは…」
しかし、気になったのは事実です。
僕には結婚以来、いや、つきあってる時から、妻を満足させてないのでは、という思いがありました。
そして、妻の元彼は目の前の榎田部長。絵に描いた遊び人です。
「じゃあ、上司として、穴兄さんとしてアドバイスしたるわ、っつーか、ぶっちゃけお前で満足してんのか、美代ちゃん?」
「そんなこと…わかりません…」
「お前、性格素直で優しいし、ええ奴や思うで。ただ、エッチはな。美代ちゃん、多分満足してへん」
「なんで、わかるんですか」
「お前、エッチ、ノーマルやろ?激しいか?」
「ふ、普通やと思いますけど」
「まあ、今はわからんけど、俺、美代子とオメコする時はって言うか、誰とヤる時でも激しいしな。で、お前の嫁さん、Mやし」
「え暖」
「な?知らんやろ?お前の嫁さん、ケツ叩かれんの好きやねん。泣きながらいつもオメコ濡らしたで」
僕には部長の言葉が信じられませんでした。
「嘘…ですよね?」
「ほんまやって。俺の言うことなんでも聞いたし」
「なんとでも…言えますから…」
「美代子、マン毛濃いやろ?ケツまで繋がってるやろ?可愛い顔して」
僕は青ざめて言葉が出てきません。
「一回、あのマン毛も剃らしてるしな。会社おる時に一日ノーパンでおらしたこともあるし、会社のトイレでオメコしたこともあるし」
部長はニヤッと笑いながら僕を見ました。
「多分、まだそん時の写真どっかに残ってんで」
僕は血の気が引くのを感じました。