2012/06/10 15:32:53
(GzK/sGXk)
後で鶴田君が教えてくれたのですが、蟹江のアホは鶴田君に
「旦那にも薬を飲ませて二人で楽しまない?」
と提案してきたみたいです。鶴田君はハッキリと断ってくれました。鶴田君じゃなかったらどうなっていたことか…
とりあえず、蟹江は協力者でありながらも信用できない相手と認識して、計画を立てました。
計画実行は子供が部活の合宿で家に俺達夫婦二人きりの時、仕事関係者の鶴田君と蟹江が酒を持って遊びに来るという単純な作戦に決まりました。
作戦実行日は俺は一日中興奮状態で、仕事も適当でした。
家に帰宅し、鶴田君にメールを送りました。作戦開始です。
しばらくして妻に
「何だか仕事関係の大切な取引先の人が家に来るらしい。」
と言うと
「なんで?断れないの?」
「強引な人達なんだ。適当にあしらって帰ってもらうから付き合ってくれ。」
と強引に説得中に、チャイムが鳴りました。当然、鶴田君と蟹江です。二人に上がってもらいリビングに通しました。
二人共スーツ姿で、色々な種類の酒を買ってきてくれてます。
「いきなりどうしたんですか?」と俺が鶴田君に質問。そこで妻登場。
「こんばんわ。いらっしゃいませ。」
鶴田君はソファーから立ち上がり妻に挨拶。
「突然お邪魔してスミマセン。」
「いえいえ、何の準備もしてませんが…」
「いや、お気になさらず。コレだけ買ってきましたから。」と用意した酒類を妻に見せてにっこり。
その時、蟹江はソファーに座ったまま、ニヤニヤしてました。
そして、飲み会が始まりました。
とにかく、鶴田君は話しが上手く盛り上がりました。
さり気なく妻の名前を聞いて、
「名前で呼んでもいいですか?」
「大丈夫ですよ。」
で、話しは学生時代の話しを俺にメインで話し掛けて来てくれて、時々
「成美さんは…」
という感じで妻を退屈させないでいてくれました。
何より、妻に酒をすすめるのが上手く、酒の苦手な妻もビール2本、酎ハイ2本を空けてしまいました。
突然、蟹江が
「オオサマゲームシナイ?」
と言ったときは空気がガラリと変わりましたが、鶴田君のフォローで飲み会は続きました。
そして遂に妻がトイレに行きました。そこで、蟹江が用意していた薬を妻のコップに入れて、汚い指でかき混ぜました。
【あぁ、遂に、きたか】俺は酒を飲んでせいもあって頭がクラクラして興奮状態になりました。