2025/06/06 08:23:36
(V8VyNJ4/)
ある時斉藤から食事に誘われた。
本当は飲みたかったようだが皆クルマの為仕方ない。
彼の本当の目的は綾子だ。
さすがに二人だけでは来てくれないだろうと私も誘ったのだ。
綾子もたまにはコミュニケーションも必要と、スケジュールを調整して3人早番にして家事を朝のうち終わらせ食事会が実現した。
斉藤は綾子の苦労も知らずにはしゃぎながら、綾子と会話を弾ませている。
私は嫉妬心を抑えながら自ら慰めるようにスマホの中にある綾子の痴態を見ては優越感に浸っていた。
すると斉藤が
「今スマホ見てニヤニヤしてましたよ〜?何見てたんですか?」
私「あっ、イヤ何でもないよ。まぁちょっとエッチな画像が出てきちゃって、、、」
斉藤「えー!?ひとりでズルいですよ、ねぇ店長?」
綾子「そんなの見てるの?しょうがないね〜。でも男の人はみんなそんな感じだよね」
斉藤「こんな店長を前にしてエッチな画像見るなんて失礼ですよ?笑」
綾子はもしかして自分の画像を見ていたのではと顔色が変わる
斉藤「どんなの見てたかオレが確認して店長に教えてあげますよ!言葉に出来ないぐらいエグいやつかも知れないですけど!笑」
私もちょっとイタズラしたくなり、
「素人投稿画像だけどエロいんだよね。見てみる?」
綾子は顔を引き攣らせながら
「もう、そんなのはいいから!ハイおしまい!ところでこないだの。。。」
強引に話を変えられこのくだりは終了。
斉藤は残念がりながらも綾子との時間を楽しんでいるようだ。
斉藤がトイレに行った時、綾子から
「さっきの写真てまさか私じゃないよね!?」
真剣な顔で問い詰めてくる。
「ち、違うよ。それに何も見せてないんだし、、、」
「そう、じゃあいいけど。。。」
そう言うとテーブルの下で手を握り合っていた。
こんなやり取りを斉藤は遠目で見ていたようだ。
今度は綾子がトイレに席を立った。
すると斉藤がすかさず
「さっき何を話してたんですか?なんか二人とも真剣な面持ちでしたよ?」
「そうかな〜?汗、仕事の話だよ」
「本当ですか〜?なんか怪しかったりして」
斉藤はニヤケながら疑ってくる。まさかテーブルの下まで見えていたのだろうか?
綾子が戻りしばらくして私もトイレに。その後3人で談笑してからお開きになった。
翌日売場で綾子が二人きりのタイミングを見計らって
「どうしよう、昨日手を繋いでたの見られたかも知れない、、、」
昨日私が離席した後、斉藤から詰め寄られたようだ。
綾子は見間違いだと誤魔化したようだが綾子の嘘は顔に出る。
斉藤の疑いは晴れたかわからないがその後何も切ってこない。
それが逆に不気味だった。
数日後、斉藤と二人きりになった時に
「そういえば店長また常連さん誘われてたみたいですよ。まぁ大口客だから無碍にも出来ないでしょうけど。でもまぁ店長の優しい接客だと勘違いしちゃうんでしょうね」
私は嫉妬心を抑えつつも適当に相槌を打っていた。すると斉藤が
「やっぱり店長と何かあるんじゃないですか?」
平静を装っていたが斉藤は何かを感じとられたらしい。
というかワザと煽ってきたのかも知れない。
そんな私の動揺も見過ごさずに
「誰にも言いませんから!もう長いんですか?皆やってますから。店長なら誰だって放っておきませんよ」
そんな誘導尋問のような言葉と優越感からつい口を滑らせた。
「誰にも言うなよ」
それから斉藤は根掘り葉掘りと聞いてくる。
全ては話さなかったが斉藤はえらく興奮していた。また私も嬉々として聞き入っている斉藤を見て胸が高鳴った。