2020/04/07 18:31:10
(Y6HS6ZKB)
裕美には娘が三人いる。社会人、大学四年、大学二年。
何とか坂グループのアイドルと引けをとらない可愛らしさを持っており、それぞれに個性が強い。母親譲りなのだろう。
関係を持った当初は、娘達の受験や就活でそう簡単に会うこともままならず、短い時間を何とか作って俺の部屋で交わっていた。
だが、裕美の欲求不満は簡単には解消できなかった。
母親とその上司が、浮気していることを勘づかれないように細心の注意を払っている。
俺の部屋を訪ねる理由は至ってシンプルで、晩御飯の差し入れだったり、家事に絡んだ理由が大半だった。
それ故、滞在時間は数十分。
部屋に入ると服を脱ぎ捨て、すぐにクンニを求めてくる。
濡れてくると即挿入をせがみ、裕美が最短で逝くように腰を振る。ひどい時は、発射すら出来ずに帰っていく。
去年の春からようやく落ち着き、裕美の娘達も帰りが遅かったり、帰って来ないことも増えた。
そんな時はゆっくり楽しむことが出来た。
前戯をたっぷり施し、俺のペースで裕美をセックスの虜にしている。
今では欲求不満どころか、年齢を感じさせないほど若く見える。
ところがつい先週のこと、遊びに出掛けていたはずの長女が思いもよらない早い帰宅をし、母親がいないことからLINEで居場所を確認してきた。
まずいことに裕美は自宅にスマホを置いたまま、俺の部屋にやって来ていた。スマホを置いて出かけるのだから、きっとすぐに帰って来ると誰でも思う。
車はあるが姿が見えない、なかなか帰らない母親を心配して多分近所だろうと探したらしい。心当たりのあるご近所を探すがどこにもいない。
俺が近所のマンションにいることは知っており、また差し入れだろうと考えるのは必然的だった。
交わっている最中にチャイムがなった。
慌ててスエットを着て玄関の覗き穴から外を見ると、長女がいた。
ベッドであられもない姿の裕美に
「尚美ちゃんが来た、いないことにするから静かにしててよ」
「えっ、わかった」
裕美のサンダルを下駄箱に隠してドアを開けた。
「こんばんわ、うちの母来てませんか?」
「尚美ちゃんだったよね、いつもお母さんには差し入れてもらってありがとう。今日は来てないよ」
「そうですか、すみません、お休みのところ」
「どうかしたの?」
「遅くなる予定が早く帰ってきたら、お母さんがスマホを置いたままなかなか帰らないので心配になって探してるんです」
「そうか、どこへ行ったんだろうね」
「本当にすみません、帰ります」
「何かあったら連絡してね」
ドアを閉めて鍵をかけてベッドに戻ると
「あ~びっくりした、ちょっと今日は帰らないとダメね」
「そうした方がいいみたいだね」
中途半端な状態で返すのは心残りだったが、仕方ない。
「尚美ちゃんがまだその辺りを探してると見つかるから、俺がちょっと見てくるよ、服着て待ってて」
「慎重なのね所長」
「当たり前でしょ、家庭を壊しちゃ元も子もないでしょ」
スエット姿のまま、マンションの部屋を出て下に降りると、マンション前のコンビニに尚美ちゃんの姿があった。
タバコを買うため俺も中に入る。
「まだ帰らないの?」
「ここで見てればすぐ分かるから」
「そっか、心配だね」
「ええ、子供じゃないから尚更心配なんです。最近父の他に男がいる気がして」
一瞬ドキッとしたが、知らん顔で
「そうだね、大川さん美人だし、知らない男なら誘っちゃうだろな。あっ、ごめん余計に心配させちゃったか」
「所長さんも関係なかったら口説いちゃいますか?」
「俺が独身で部下と上司でなかったら、多分口説くだろうな。君も親子揃って可愛いし、みんな放っておかないだろ」
「そうかな、ありがとうございます。お父さんも所長さんみたいに優しかったらいいのに。うちの親達仲が悪いんです。最近お父さん休みでも帰って来ないし」
「そうだったの、会社じゃ愚痴も言わずに頑張ってるからしらなかったなぁ」
「ごめんなさい、余計なこと言っちゃった。母には内緒にしてください。今日はお騒がせしてすみません。お詫びに今度は私が何か差し入れします」
「差し入れはいいよ、俺がお父さんとお母さんにに叱られるよ。もう家で待ってたら?」
「そうですね、そうします。今度は本当に母と差し入れ持っていきます」
そう言い残して家に帰って行った。
俺は急いで部屋に戻り、裕美に娘が家で待ってると言うと
「ごめんなさい、この続きは今度ゆっくりお願いします、ああ疼いて寝れないかも」
「ほら、我慢して帰らないと」
「散歩してたことにするから、所長は黙っててね」
「黙るも何も、俺は尚美ちゃんにとって君の上司なんだし、何も知らないことにしとかないとダメでしょ」
「そうね、とにかく我慢して帰る」
スエットの上から股間を撫でながら、下駄箱からサンダルを取り出して帰って行った。
一時間ほどして裕美からLINEが入った。
「尚美にはバレてないけど、コンビニで何を話したの?」
「尚美ちゃんが君達夫婦の不仲を心配してたよ」
「で、なんて答えたの?」
「職場じゃそんなこと少しも感じさせないで頑張ってるから知らなかったって」
「そう」
「何かあった?」
「やたら所長のことを誉めるから」
「妬いた?」
「バカ、娘に手を出したら殺すわよっ」
「そんなことしません」
「約束よ、あの子所長が優しいから気に入ったみたい」
「お父さん像を想像しただけでしょ、ちょっと嬉しかったりするけど」
「本当に殺すわよ」
「誤解しないでよ、俺にも同じ年頃の娘がいるんだから、そんな気にならないよ」
「ならいいけど、知らないところで相談とかのらないでね。あたしだけにしてね」
「騒がせたお詫びに、君といっしょに差し入れ持ってくるって言ってたよ」
「あの子ったら、ちゃんと彼氏作ってくれればいいのに。」
「自然の成り行きに任せたら?若いし可愛いから放っておかないよ」
「親として言ってる?」
「当然」
「ならいいわ、でも中途半端だったから疼いちゃう」
「今度はいつ来れるの?」
「明日行きたい」
「じゃあ時間作っておいで」
「そうします、所長の欲しいよ」
「明日まで我慢して、お休み」
翌日、裕美はハンバーグとサラダを持って来ると言う。
俺はすぐに遣れるようにシャワーを浴びてパンツ一枚で待っていた。
珍しくチャイムを鳴らすので覗き穴から外を見ると、尚更ちゃんもいっしょにいた。
慌ててスエットを着てドアを開けた。
「こんばんわ、昨日はうちのこがお騒がせしてすみませんでした。これ、この子が作ったので食べて下さい」
「ありがとう、早速いただくよ。ところで夕べはどこへ行ってたの?尚美ちゃん心配だったよね」
「フラフラ散歩してたら遅くなっちゃって、ビール飲んだら火照ったもので」
「あんまり心配かけちゃダメでしょ、いけないお母さんだな」
「すみませんでした。じゃあ失礼します」
「お皿明日返しますね」
思うようにいかないもので、裕美から夜遅くLINEが入った。
「ごめんなさい、まさか尚美が付いてくるなんて」
「仕方ないよ、また今度あらためて」
「ちゃんと準備してから行くから、思いっきり抱いてね」
「待ってます」
こんなやり取りがあってから、しばらく監視の目が厳しくなり簡単に手間かけることもままならなくなった。