2019/11/11 21:48:49
(4RFcAEdz)
とりあえず続きいきましょうか。
あのウーパールーパー野郎が突然の邪魔をしてきてからは此れといって何をするでもない時間が夜まで続きました。
僕はうたた寝して目を覚まし、また寝てしまって目を覚ましているうちに19時くらいに。優美さんは何をしているのかしりませんが、自分の部屋を片付けたりハル君の相手をしていたのだと思います。
僕はもう明日の朝までずっと、この畳の部屋でうたた寝して朝を迎えればいいや。と思っていたのですが、ちょっと気になる動きが出てきたんですね。
それはうたた寝しながら部屋の中の優美さんとハル君の何気なく飛び交う話声を睡眠用ラジオのような感覚で聞いていた時なのですが・・・。
優美「ハルー、明日病院なんだからお風呂くらい入ろうよ」
ハル「風呂風呂風呂 風呂風呂! いや風呂ってさ、シュメール時代から続く人類の栄光なんだよな。人類にとってさ!人類ってすげーよ。な?おい!」(多分、僕に何かふってきたんだと思います)
優美「寝てるって。あんたうるさいから。とりあえず風呂入ろう。明日そんな状態でいけないから」
どうやら、明日が入院日ということもあって風呂に入れようとしているのは理解できました。
確かに、ここに来るまで何週間、いや何か月間(は流石にないか・・)風呂に入っていないのか知りませんが、相当量の髪の毛の油とフケと皮脂がこびりついた頭髪、顔をしているのは確かであり、少なくとも僕がきてから一度足りとも服を着替えている様子はありませんでした。
ハル君の詳細を書くのはもしかしたらこれが二度目なのかもしれませんが、このまだ寒い季節というのにハル君は、寒さを感じる部分もおかしくなっているのか、一日中、トランクスとTシャツ姿だったのです。(しかも異臭がする)
ただ、今回はこれから話す「勃起現象」がなにかに結び付いた事はなかったので此処までで書くことはなかったのですが、ハル君・・けっこうな率で勃起している事多かったんです。
一番多いのがやっぱり寝起きだと思います。まぁ、、健常者である僕でも寝起きは勃起率高いのは生物的にみてもなんら不思議な事ではないのですが、いくら崩壊状態のハル君といっても生理現象まで消滅しているという訳でもなく、本人の自覚のあるなしはともかくとして、ハル君の身体そのものは「相当、性欲がたまった状態なんじゃないか」というのは考えられるのです。
理由は簡単。病気になってしまって性行為や自慰行為をしていないので、強制的オナ禁状態が続いているから。。。です。
ただ今回は、今までハル君の勃起なんて普通に見過ごしてきたこの現象なのですが、ちょっと話が変な方向へ行きはじめていたのでした。
優美「お風呂はいろーw あ、ハルw お風呂でいいことしてあげるから♪ はいろー」
ハル「このままでいいよ。はいらないから」
優美「はいろー こうやってほしいんでしょw ほら、はいろw」
僕は転がった状態でヒザを丸めて背中を向けているので優美さんたちの姿がわからないのですが、どうやら、、ハル君はこの時は勃起しており、それを優美さんがお風呂に入れる為の口実として、風呂に入ってくれたら気持ちいことしてあげるよ。」と、冗談か本気か知りませんが、そんな誘い方をしている見たいなのです。
優美「こっち。立って! 早く」
という具合にハル君を半ば強引に風呂場に連れて行っているので、実際のとこ、本気で風呂でHな何かをしてあげる気持ちがあったのかどうかはこの時はしりませんが、真剣に風呂にいれるつもりなんだな。というのは理解できました。
しかし、目が覚めてしまったのは僕でした。
なんっていうか、、うらやましいな。という嫉妬めいた嫌な感覚と、、覗き・・じゃないんですが(直接に肉眼で裸体を覗ける環境じゃありませんから)女の人が入っている風呂場っていうところに意味もなく接近したくなるっていうんですかね。そんな気分になったのです。
風呂がある向こうの方からジャーーーー!!!というシャワーの音が聞こえてきました。そしてヌッツと起き上がる僕。そして恐る恐る、畳の部屋から風呂場にあるほうへ歩みを進めていくと、脱衣所につながる木製のドアの背後からは、話声とシャワーの音がよりリアルに聞こえてきたのです。
家の構造上、脱衣所のドアをあけると感覚でいうと1.5M×1.5Mくらいの四角い脱衣所(洗濯機と洗面台がある)さらに奥にも1.5M×1.5Mくらいの大きさの風呂場があるのです。
僕はその脱衣所のドアをゆっくり開けて中を見ると、すりガラスになっている風呂場のシルエットが見えたのでした。
どうやらそのシルエットを見る限り、裸のハル君が小さな風呂用椅子に座らされ、その目の前を同じく裸の優美さんが頭からシャワーをかけている雰囲気だったのです。(僕には優美さんの背中が見えました)そして、洗濯機の前にあるプラスチックの網カゴにはハル君がきていた衣類と、優美さんが今日着ていたパジャマや黒パンツが無造作に放り込まれていました。
僕は2、3cmくらいの隙間を脱衣所のドアを開けて中をじー。。。と観察していると、うーむ・・・。
最初は「お風呂久しぶりね」「ヒゲそる?」「爪めっちゃ長いやんー!」とか、そういった会話が聞こえていたのですが、とあるタイミングから静かになってジャーー!というシャワー音とハル君の声しか聞こえなくなったのです。
ハル君は「そうそうそう! いいね。そうそう。それいいとおもう。優美ちゃんいいよ。うん。」と、ずっと何か言ってるのです。
実際、、優美さんはその時何をしていたかというと、さっきまでは立っていたのにその時はしゃがんでおり、、、、普通ーに手コキしてました。フツーにです。
後ろ姿ですが明らかに手コキしているっていうシルエット、手や腕がどうかんがえても座っているハル君の股間の位置で規則正しく上下に動いているんです。
そして一定の時間、その腕の振りが終わった後、シャワーヘッドをハル君の股間を流すようにかえたのでしょう。シャワーが壁や地面を叩きつける音が変化した瞬間でもありました。そしてほぼ同時に「よしw おわりw!」とか、何かしてやったぞ的な優美さんの声が聞こえたのです。
僕はそっと。。。。脱衣所から離れて元の位置で寝たふりをすることにしたのです。
なぜわざわざ、、、ハル君の自慰行為を手伝ってあげたのか。最後の選別なのか。それとも入院先で入院早々、女性のスタッフに何かしでかさないための暫定的処置なのか。それとも風呂にはいってもまだ勃起しているから、面白半分でヌイてやっただけなのか。
この部分はいまだに謎のままです。
そしてしばらくすると、優美さんとハル君は風呂場から出てきたらしく、また話声がなんの障壁もなく僕の耳まで届いてくるようになりました。この時のハル君はわりとおとなしく、素直に強烈な精神安定剤入りの煎茶をおとなしく飲んでいたようです。
そしてその夜は更けていきました。(あまりに疲れすぎて、僕は優美さんにアプローチをかける前に寝入ってしまいました)
4日目 入院当日に続く