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2010/09/20 16:18:01 (zRU6sx1O)
私が、彼女について興味を覚えたのは、去年の春。
私は、公営住宅の管理人で住宅の入り口に少し飛び出た管理事務所兼、自宅で管理業務及び、自宅内を出入りする人々を観察している。

去年の春。
どこにでも居そうな中肉中背の30代半ばの男性に伴われ美人が事務所のチャイムを押した。

先日、地方事務所から連絡があった新しい入居者である。
事務所のドアを開き、二人を招き入れた私は、手短に住宅内の簡単なルールなど説明し手続きを済ませると二人は、丁寧な挨拶を残して事務所を後にした。

それから一週間もすると、新しい入居者の夫婦も馴れ、朝などに行き合うと多少の会話などもあり、私の二人に対するイメージも爽やかに感じてとれていた。

この夫婦は、姓を『藤木』、妻は美紗(26歳)、夫は聡(31歳)。子供はいない。
夫、聡さんの実年齢は、少し意外であった。

聡さんは、大手の営業マンらしく、東京からの転勤で入居に至ったらしい。
度々、出張で聡さんは家を空ける日も多々、あると言う。
美紗さんは、割りと小柄で、私の身長が180cmあるのだが、美紗さんの頭の天辺が私の肩ほどである。
髪は、肩までのセミロングストレートで全くの黒髪ではないものの落ち着いた栗色で、しっかり整っている。
白いワンピースに薄いピンクのカーディガンが春の季節に相まっている。
美紗さんは、肌が白く見える限りではスレンダーで肩も小さく、まるで学生を思わせるほどである。
胸は、小さいであろう。

控え目で口数も少ないが、どちらかと言えば、可愛らしい顔で笑顔を絶やさない女性である。
目がややタレ気味だが、大きい。
鼻は小振りだが、筋が通っている。
口も小さめだが、脣はやや厚く、情のふかさが伺い知れた。


夏も近く、少し動くと額に汗が滲む様な日の正午。

私は、近所のスーパーで昼食の弁当を買い事務所へ戻ろうと店を後に歩きだした所であった。
後ろから女性の声で
『管理人さん!?』
私が振り返ると買い物袋を下げた美紗さんだった。

スーパーから住宅までの15分を美紗さんとの会話を楽しんだ。

その日の夜。
自治会の集まりで公民館での会合を済まし、気の合う役員の男性を二人誘い、夜の街へ繰り出した。
行き付けのスナックが休みだったので、誘った二人の進めもあり、新しく出来た、少し若者向けのバーに入った。
夜も更けて来て、私は自分の呑み代を二人に渡し、先に帰路へついた。

住宅に着いた頃は、多分、23時は回っていたと思う。
住宅の側道に一台、白いセダンの車がエンジンをつけたまま止まっていた。
余り広い道ではなかったので、仕事上、どんな人が乗っているのか、通りすぎ様に覗くと若い男女が車中で抱き合い、唇を重ねていたので慌てて目を反らし、そそくさと事務所に入った。事務所の電話に留守電があって
『住宅掲示板の蛍光灯がきれたので交換をお願いします』とあったので、蛍光灯を用意して事務所を出た。さっきの白いセダンは、まだ止まったままで、私が事務所の鍵を締めると
゙バタンっ゙
゙ブゥーーーン…゙
白いセダンがいた場所をみると車は、はや遠ざかり、スカートの女性が住宅に向かって歩いてきた。
私も余り気にせず、蛍光灯の交換を済まし戻ろうとすると住宅に向かって歩いてくるのが 美紗さん だ、とわかった。
でわ、さっきの白いセダンの男は!?
あの車中で唇を重ねていた男は誰だろう?
一瞬、頭を過った。

私が事務所に戻るのと美紗さんが住宅に入るのとスレ違う形となって、私は何時もの様に美紗さんに
『こんばんは~』と声を掛けたが、彼女は俯き走りだして住宅の階段に消えていった。
心無しか、彼女、美紗さんは、泣いてように感じた。
明くる日。
朝の見回りに事務所を出ると事務所の入り口階段下で聡さんが大きなバッグを持っていた。
その前に美紗さんがいて
『又、出張なの?さっき帰ったばかりでしょ……』
そんな声が聞こえたが、昨日の今日である。
私は、軽く二人に会釈し二人の反対側に向かった。

その日の夜。
又、あの白いセダンが住宅前に車を止めた。
私は、事務所で一人
『あの…美紗さんが…』
呟いていた。
5分としない内に美紗さんが現れ、白いセダンに乗り込むと急ぐように発進して夜の闇に消えた。
良く朝。
住宅を見回ると藤木宅の新聞受けに新聞が入ったままだった。
翌日、藤木宅の新聞受けには2日分の新聞が入ったままになっていた。
私は頭の中で
『美紗さんは、白いセダンの男と外泊したのか…大人しい顔して…淫乱だな。』
4日目の朝、見回りに出ると藤木宅の新聞受けに新聞はなかった。
その日の日中。
住宅の草むしりをしていると
『管理人さん!』
美紗さんである。
私は、手を止め振り向きながら
『藤木さん。こんにちは。どうかしましたか?』
すると美紗さんは、少し照れながら
『造りすぎたので、良かったら…』
と、バスケットを渡してきた。
私もそれを受け取り
『あっ、わざわざすいません。良かったら冷たいお茶でも』と事務所を指差すと美紗さんも 相変わらずの笑顔で
『じゃ、いただきます』
私は美紗さんをいざない事務所に通し、美紗さんにお茶を出しながら
『実は、美紗さん。』
美紗さんは、ん!?と、首を傾げ、私の二の句を待って
『はい なんでしょうか?』
私は、美紗さんの正面に向かい座ってから美紗さんの目を見つめ、テーブルに無造作に投げ出されている美紗さんの手を掴んで言った。
『美紗さんって、浮気。………してますね。』

美紗さんは、私の前ではっきりと固まった。
私に浮気をバレているのは、先刻承知の事だろうが。
改めて、面と向かって言われると流石に動揺せざるを得ないのだろう。

美紗さんは、大きく息を吸い、吐いてから
『やっぱり。判ってらっしゃったのですね…』
美紗の首から肩を一気に脱力感が襲い、美紗は項垂れた。
私は、握った美紗の手に力を込め、続けた。
『ご覧の通り、私は一人者。私は貴女、美紗さんを初めて見た時に゙かわいい女性だ゙と思った。それが聡さんの留守中、毎晩のように外の男と会い、何日も家を空け…』
先を言おうとする私を制して美紗は、
『誰でも…良かったの…。あの人は、たまたまナンパされた だけ。』
私は美紗の手を握ったまま、力任せに引き寄せた。
美紗は小さく
『きゃっ!』と呟いただけで私の眼前に上半身を引き起こした形になった。
私は掴んでいた両手の内、右手だけ離し眼前の美紗の後頭部へ回し更に引き寄せ美紗の唇に唇を重ねた。
美紗は、静かに瞼を閉じ、やや厚みのある柔らかい唇をゆっくり開いた。
口紅の甘い香りが美紗の時折もらす吐息に交じり、私の鼻孔をゆっくり潤す。
私は、美紗の後頭部に回した手をゆっくり美紗の肩に滑らせる。
細い肩だ。
美紗の唇を舌で押し開き、美紗の小さな口腔に舌を侵入させると滑らかで柔らかい美紗の舌がゆっくり絡みつく。
二人は、舌を絡ませながら自然とゆっくり立ち上がるとお互いに手を伸ばしあいお互いの背中を探りあう。
二人は、段々激しく頭を左右に振り乱し唾液の絡む音を立てながら唇を貪りあう。
私が美紗の両肩を掴み、美紗の唇を無理矢理引き離すと、そこには今までの美紗はいなかった。
私の眼前にいるのは
目を虚ろに溶かし、髪を乱し厚みのある唇から涎をしたたらした、『おんな』であった。
私を見つめる美紗の吐息は、今まで絡ませていた舌より熱く淫猥な期待に熱していた。
そのまま、美紗を床に押し倒し、私は美紗の唇を再び求めた。
私は、美紗の細い身体を両手で抱き、若くきめ細かい滑らかな肌を唇、頬、首へと舌を這わせ味わった。
その都度、美紗が発する吐息が私の耳を甘く刺激する。
美紗は、細い身体をバネのようにしならせ、私の両手の中で身動ぎしワンピースははだけ、柔らかい美紗の腿が私の足に巻き付いて離れない。
美紗に巻き付けていた両手の力を緩め、ワンピースの後ろへと運ぶ。
一気にワンピースのファスナーをおろし、玉葱や茹で卵の皮を向くように スルスル と美紗のワンピースを足の方へとズリ下げてゆく。
ブラジャーに隠されてはいるものの小さいが張りのある白い乳房。
ブラジャーの肩紐を腹部にずらし現れた少女のような乳房を力任せに包みこむようにしごく。
甘味な痛みにも似た感覚に美紗は、細く白い肢体をくねらせ愛くるしい顔を快楽に歪め、眉間に深い皺を刻む。
私の手は、美紗の少女のような乳房に飽きるときめ細かい美紗の腹部の肌をすべりショーツへ辿り着く。
美紗は、あまり声をあげない。
苦悶にも似た吐息で甘い快楽を貪っている。
細いが、決して骨ばった身体ではなく。
快楽に歪んだ愛くるしい顔。
どれをとっても艶かしく。
それでいて美しく。
愛くるしい。
ショーツの上から、ゆっくりと恥丘を擦り、更にゆっくりと下へと手を這わす。途端、ショーツは濡れ、柔らかい肉部に到達する。
柔らかい肉部の上部に、やや固めの突起がショーツの上からも確認できるほど隆起していた。
その下は、仰向けの美紗だが、美紗の期待の愛液は床にまで達している。

西日の焼けた日差しが私の背中を焦がし初めていた。私の男も体感的な刺激を求めズボンに下で隆々と涎を垂らしていた。

私の手が、美紗のショーツの下にあるだろう突起をショーツの上から発見する。
美紗は、びくっと軽い痙攣をし
『ひゃっ』
うめいた。
私の手は、いたずらっ子のように美紗の突起を弄くり遊ぶ。
摘まんだり、押したり、こねくり回す。
その度に、美紗の身体は鋭く波うたせ びくっびくっ と、痙攣を呼び
『うぐっ!うっ……うっ…ハァハァ』と悶える。
私は、右手で美紗に快感を与えながら、左手で不器用にズボンをおろし、下着を下ろす。
私の準備を終えて、両手で美紗のショーツを引き抜いた。
美紗の細く白い足を開き、私の男を美紗の女の入り口に押し当てる。
『ハァハァ…』と、息の整わない美紗を見下ろしながら、美紗の女の部分にゆっくり、私の男を沈めてゆく。
私の男が、美紗の最深部に到達すると私は、男を一度、引き抜く。
次は、いきなり乱暴に美紗の最深部を男で貫いた。
『うぐっ、あっ!あ、あ、あっ…』
それまで閉じていた美紗の瞼が見開き、肩をすくめ、腹部を跳ねあげ、身体を仰け反らせた。
眉間の皺は、解かれない。
私は、そのままの勢いで美紗の女の部分に男を出し入れし続けた。
美紗の身体は、尚も躍動し、私も直ぐに男の部分から ドクッドクッと欲望を美紗の中に放出した。

私の眼前で、あらん限りで快楽を貪っていた美紗は、僅かに瞼を開き、整わない息で、全身に快楽の津波浴びて、私の男を引き抜いた後でも暫く続いた。
美紗の快楽への余韻の中、私は名残惜しく美紗の口や乳房、腿などを舌や手で丹念に味わった。

ふっ、と。
気が付くと、辺りは暗く
美紗も平常を取り戻すと、何事もなかった様に事務所を後にした。

私は、美紗に対して
『独占欲』が沸いた。

美紗が帰った後。
私は、天井をながめ
『美紗…いい身体(おんな)だ…』と呟き
淫猥な日々を夢見はじめていた。
 
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13
投稿者:(無名)
2010/09/26 00:23:04    (A1HfCIbI)
その麻薬を武器に…思惑通りに巨富を得る事だったというオチが、急展開だったけど良かったです

まるで圭吾の小説がモチーフなのかと思わせる程
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投稿者:匿名
2010/09/22 00:06:48    (9OoQWlAB)
はじめましてm(__)m
筆者の匿名です。

誤字・脱字の多い中、読んで下さり、ありがとうございました。

美紗について。
ナイスバディーではなく、悪く言えば、貧相な女体に何故、管理人が狂おしく惹かれたのか?
貧相な身体には、色気は薄い。
だが、美紗の本質にある『マゾヒズム』が、管理人を『サド』として覚醒させた。
そのギャップに、管理人は、一種の自己催眠にかかったと、言えよう。

そして、女の『本根』は、決して見せず、男の求めるままに身体を与える処に管理人が事件に盲目となった。
一見、あり得ない話のようだが…。
男は、事件性の大小はともかく。
女に薬物中毒に似た、依存をする。

否めない欲望を全て満たす女が、目前に現れたら?

貴方に毅然と自己を保つ自信は、あるだろうか?

女の身体は、正に
『麻薬』そのものなのだ。
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投稿者:匿名
2010/09/21 23:50:54    (ajG6KNZX)
夜までが、気が遠くなる。イライラしている。
美紗の笑顔や笑い合う時間を焦がれている訳ではない。
あの悩ましい表情が欲しい。
あの身体(おんな)が欲しい。
だけなのに…。
こんなに、くるしいのだ。
夜が来ると、私は喫茶店で待つ美紗を車に乗せると、車も出さず、車中で求めた。
ややあって、私の身体は少し落ち着きを取り戻した。
三度目の美紗との交わりで、私は気付いた。

美紗は…
美紗の身体は、潤う事なく、渇きを与え続ける
そう『麻薬』なのだ。

もう、どうしようもない。
美紗を連れてモーテルに入る。
余り、記憶がない。
どれ程、時間がたったのか?
どうやって、モーテルまで来たのか…。
記憶が、ない。

私の隣で静かな寝息を立て、安らか顔で美紗が眠る。
美紗の頬には、溢した涙の痕がうっすら白く残る。
頬は桃の花の様に 紅い。
記憶が飛ぶ程に…自我を失い、美紗を求めたのか…?

やはり、私は…
『どうか、している』
いや、狂っている?のか…。
だが、美紗の安らかな寝顔が私の不安を和らげる。
『出来る事なら、このまま美紗と一緒に、どこか、誰も知らない処に…』
はじめて思った。
仕事も住まいも棄て、美紗と何処か、何処でもいい。毎日、この身体(おんな)を味わいたい。

私は、眠る美紗を仰向けに直してスヤスヤ眠る唇に私の男を押し付ける。
暫く美紗の柔らかい唇の感触を私の男で舐めまわす。
美紗もうっすら夢から戻され、気だるそうにゆっくりと唇をひらく。
美紗の意識がまだ、夢の中と現実の曖昧な処にいる中にも拘わらず、一気に美紗の喉奥に私の男を押し込む。
喉奥の急な圧迫に、一気に夢うつつの美紗は、はっきりと目を覚ました。
みるみる、美紗が喉奥の苦しみに顔を歪め始めた。
どんどん瞳が細まり、充血する。
私が美紗の喉奥を圧迫したり、緩めたり、ゆっくりスライドさせる。
粘った美紗の唾液が、私の出し入れする男に白く泡立ち絡みつく。
美紗の細い身体がくねり、美紗の瞼から、キラッと涙が浮かぶと耳に向かって落ちていった。
私は、美紗の口淫を充分に楽しむと男を引き抜いた。
美紗の小さいながらも厚みのある唇をヌルヌルと捲りながら抜かれる私の男は、美紗の濃度な唾液を白く泡立たせたまま、美紗の口と糸を引いて繋いでいた。

私は、そのまま。
美紗の両足を持ち上げ、美紗の女の部分に私の男を押し立て、一気に貫く。
無我夢中で美紗の女に突き刺した私の男を出し入れした。
突く度に歪む美紗の顔が、更なる乱暴を求めているかのように悩ましく私を捉えている。
私も、『もっと!この身体(おんな)を苦しめたい!』腹の底から沸き上がる。
美紗の細い首に右手をあてる。
腰を単調に動かしながら、ゆっくり美紗の首に置かれた右手に少し、力を込める。
美紗が、請うような切ない目付きで、コクッと小さく頷き
『首を…絞めて ください。私を…美紗を…もっと壊して、壊してください。好きなように…イジメてください。もっと、美紗を叩いて!乱暴に!レイプ、されたいの!おねがい!』
私は、苦しみもがく美紗に興奮し、首を絞め、頬を打ち、泣き苦しむ美紗の身体の中に実感ある放出感を迎えた。
気が付くと美紗は、痙攣しながら息を荒げ絶頂感を味わっている。
仰向けで天井を眺め、痙攣する美紗の女からは、白濁した精液が、滴りながらベッドに落ちていた。
ベッドのシーツが、いつ、漏らしたのか…
美紗の尿でグチュグチュと音がたつ程に濡れていた。
この日、美紗を待ち合わせの喫茶店に送り、私は、私で帰宅した。
翌日、私は、藤木宅に電話をしていた。
『聡さん。まだ出張か?』
『はい。月末まで、戻りません。』
『じゃ、今日も喫茶店に来なさい。』
『はい…。』
もう、管理人業務も朝の見回りも頭にない。
翌日も、翌々日も
業務を忘れ、美紗に浸った。

月日も忘れ、美紗を抱き
凌辱し、蹂躙し尽くした。
もはや、1日とて欠かせない。
あの『麻薬な身体(おんな)』
細かい事など、覚えていない。

何故か?
今、私は山中で穴を掘っている。
辺りは、夜だろう。
車のベッドライトが、穴を掘る私の影を山に投影している。
私は、冷たくなった聡さんに不思議も感じず、掘り終えた穴に投げ込むみ、血の気を失い、蒼白の冷たい聡さんを埋めた。

翌日、夢なのか?
現実、なのか?
気が付くと男が二人、私の前で怒鳴り、隣では、美紗が泣き、破顔していた。

私は、手錠をはめられ
パトカーまで引きずられるように連行されてゆく。

振り返り、美紗を見る。
美紗は、私と目が合うと
別人になって、したたかな笑み を浮かべ、踵を返し、住宅に消えていった。



あれから、18年。
美紗は、何処にもいない。噂によると、南国に家を立て、自由きままに
暮らしていると…


(完)
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投稿者:(無名)
2010/09/21 22:11:55    (m529lLz8)
みなさんのレス見ても好評価だけど、レスにも続きが書かれてるけど、携帯電話で読むのは根気いりそうなんで、パソコン持たないから、明日会社のパソコンでこっそり読ませて頂きます。
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投稿者:匿名
2010/09/21 21:30:09    (ajG6KNZX)
美紗は、私の暴走した欲望を受けた。
自ら、承知で受けたのだ。
『果たして、こんな女が実在したなんて…。まるでAVに出てくる女優の様じゃないか…。』


二度目に美紗を抱いてからというもの、一人の夜が、苦しい。
こんなに『女の身体』が欲しくて苦しいのは、初めてである。
それも、たった一人の…
しかも『人の妻』である。
美紗の身体を二度目に抱いてから、2日目の夜。

本格的な、夏の到来で寝苦しいのに、床に入ると、更に頭の中に美紗が現れ私の思考を蝕む。

堪らなく。
風も止まり、住宅近辺は、人も車もなく、風の音もない。
ただ、鬱蒼とした夜の闇が蒸して漂うばかりで、私の肉体に余計に火を注ぐ。

事務所奥の寝起きしてる部屋から、私は起きだして、何かを払拭しようと飛び出すように外に出る。

全くもって、暑い。

藤木宅を遠目に眺める。

『まだ、聡さんは戻らないのだろうか…。』
そんな事を心で呟きながら、やるせない気持ちをもてあましながら少し歩く事にした。
住宅から、市街地の逆に向かい20分程歩くと大きなバイパスが通っている。
更に奥には、山が連なりバイパスに山頂で冷えた空気を吹き付ける。
私は、夏の暑い夜に眠れない時など此処に涼みにくるものだ。
だが、私の身体は毎年の身体とは違っていた。
身体に篭った熱は冷めるものの頭は冴えてくる。
それに相して、頭の中には、先日に乱暴的な私の欲望に蹂躙され苦悶する美紗の姿が鮮明に浮かぶ。
『だめだ…。まさか、こんなに苦しむなんて…美紗…』
結局、この日は朝まで目が冴えて眠るどころではなかった。
額から首にかけ、ねばる汗が感触が悪い。
まだ、陽が昇って間もない。
東の空からは、陽が爛々と差し込み事務所に新しい曜日を届ける。

私は、いつか日課であったハズの見回りを2日怠っている。
眉間に皺を寄せ、美紗の出現を事務所の窓から待ちわびるのだ。

今日も、陽が昇ると事務所の応接用ソファーに腰をおろし窓の外に目を凝らす。
いつめなら、清々しい朝のハズが…欲望にまみれた私は、獲物を狙う猛獣である。
獲物の捕獲こそが、最も清々しく。
充実なのだ。

今の私は、美紗との情事が至福なのだ。
『私は、どうかしている?』のだろう。

ふと、窓の外を眺めながら思った。
思い直して、奥に戻りシャワーを浴びた。
今ままで身体中にまとわり付いていた粘る汗が落ちると身体が軽くなったかの様に軽く爽やかだった。

住宅の見回りを始めた。

やはり、私は
『どうかしていた』のだ。
正午には、2日分の溜まった仕事を終えた。

何時もスーパーに昼食を買いに住宅を出た。
スーパーに入り、店内を見回すと私は、目 より先に男の本能がみつけた。

美紗 だ!

気が付くと美紗に向かって歩きだしていた。
見つけてどうする事とも考えてはいない。
ただ、身体が自然に美紗に足が向いてしまったのだ。
美紗は、レジに立ち財布を開いていた。
これなら美紗が外に出てから『声をかけよう』
心に決めてから弁当を取り少し離れたレジにならんだ。
美紗は、買い物を袋に詰め終え外に出た。
私も追う。

スーパーを出た美紗には、直ぐに追い付いた。

『美紗!…さん。』
私が美紗の肩を後ろから叩き、呼んだ。
美紗は、直ぐに私と判ると振り返り、屈託ない笑顔を見せた。

『今日、今日、予定はどうですか?美紗さん?』
はにかんで美紗は
『夜に…伺わせて頂きます。又、あの喫茶店で…』
8
投稿者:匿名
2010/09/21 16:16:07    (ajG6KNZX)
美紗が私の前で正座する。私は、美紗の頭を両手で抑え、美紗の口元に私の男を突き出す。
美紗の顔は、見えない。
美紗の厚ぼったい唇が、私の男の先端に優しく、柔らかく包みはじめる。
私は、美紗の頭が動かない様に両手に力を込める。
美紗の口内に侵入した私の男は濃度の高い美紗の唾液にまみれ、ゆっくりと奥を目指した。
奥に到達した私の男は、美紗の喉奥を押し付け、圧迫すると、美紗の身体が背中から丸まり
『ングッ………グッ、グェ』
嗚咽と共に私の男を引き抜いた。
美紗の口から引き抜かれた私の男を白く泡立つ液体が、粘った糸をひく。
美紗は、噎せながら肩で大きく息をしている。
喉奥を圧迫されたせいで、嘔吐感に襲われた美紗の表情は、嘔吐感の苦悶に満ち、瞳を充血させながら、一筋頬を濡らしていた。
そんな美紗の表情が、私の加虐的願望を更に加速させる。
『今度、私のペニスを許可なく引き抜いたら、その柔らかい頬を平手で打つ。我慢しなさい』
こうなると女に対する男の征服欲は留まる事を知らない。
更なる、加虐を求めるのだ。
『ご、ごめんなさい…』
美紗が、発した精一杯の言葉だった。
今度は、美紗の頭を両手でガッチリ抑えつけ、私の男を美紗の口に侵入させると、一気に美紗の喉奥を突き、直ぐに緩め、又、突く。
最早、美紗の表情からは欲情に溶けては、いない。
悲壮と苦痛に歪めてるに過ぎない。
私が美紗の喉奥を突く度に美紗は背中を丸め、声にならない苦痛を訴える。
美紗の嘔吐感が限界に達し、美紗は後ろに弾かれる様に倒れると止まる事なく咳こんだ。
ベッドに噎せながら丸まった美紗を無理矢理仰向けにさせると私は、容赦なく、美紗に平手を浴びせた。
右頬を打ち、左頬を打つ。
頬を張られる度に美紗は
『いやっ!』『きゃっ!』
とのたうつ。
美紗の大きな瞳は、真っ赤に充血し、細められ、幾筋もの涙が打たれて真っ赤に熱した頬を流れて濡らしている。
最早、苦痛に泣いている女以外の何者でもなあ。
そんな美紗を眺め、高揚してる自分を私は、微塵も罪悪を感じていなかった。
むしろ、私の欲望は更なる加虐を求めて止まない。のだ。
美紗の咳が収まり、私は無言で再び美紗の髪を掴んだ。
瞬間、美紗の態度が一変した。
肩をガタガタ振るわせ、下唇もブルブル振るわせ、大粒の涙をはらはら溢して
『か、管理人さん!もう、お願いです。ゆるして!ゆるして下さい!お願いします!お願いします!』
私は、なんて酷い男なんだ!
今更ながら、行きすぎた行為に後悔した。
『あっ…、あっ、美紗さん…すまない。つい、その、行き過ぎてしまった。』
暫く、美紗が落ち着くまで肩を抱き背中をなでた。
落ち着きを取り戻した美紗は、意外な事を口にし、私は混乱に陥った。
『私ね…管理人さん…』
『うん。なに?』
『今、泣いちゃったでしょ?』
『うん、泣いたね』
『私ね、管理人さんにイジメられたのが辛かったんじゃないの…』
『ん!?じゃ、美紗さんは何故?』
『あのね。イジメられて、痛くて苦しいハズなのに、美紗の心の奥で もっと酷い事を願っていた自分に気付いて…それが、急に怖くなって…混乱してたの。』『美紗は、マゾ なんだよ』
美紗は、私と共にベッドに横たえた身体を私に寝返して私に向き、クスッと笑ってから、静かに瞳を閉じてから唇を重ねてきた。


私と美紗が、今いるこの部屋は、時間が流れていないようだ。
唇を重ねながら私の首に美紗が腕を巻き付け、美紗は瞳を閉じたまま
『管理人さん…今度は、私が泣いても…やめないで下さい。今日からは、管理人の奴隷に…なりたいの…』
この日、私ははじめて美紗の名前を叫びながら。
『美紗』と、女の名前を声が掠れるまで叫びながら、果てたのだ。


私と美紗を繋ぐ糸が、結ばれた日だった。
私と美紗の心に、深く根付いた主従関係が生まれた日であった。
7
投稿者:匿名
2010/09/21 15:15:42    (ajG6KNZX)
私の欲望に満ちた眼差しに、取り付かれたかの様に。
まるで催眠術を施されたかの様に。

否、美紗は、己の欲望のままに。

私の欲望を受け入れようと承知した。
この先にあるであろう、まだ見ぬ行為に『不安』と『期待』だけでも充分な位、美紗は高揚したようだった。
薄い美紗の胸板が、更に弾みをまし、表情はみるみる強張りはじめた。
美紗は、ベッドに身体を横たえたままの姿に、有らぬ箇所で『不安』と『期待』で身体が緊張を始めたのだろう。
美紗は、胸に両手を結び、祈るかの様に両手指をしっかり結んだ。
今まで、開いていた細い足は、急に閉じて、膝に力が入っているようだ。

合図は、ない。

私の口元が、緩む。

そう。
毎晩、床につき、目を閉じると現れる あの いやらしい美紗。

欲情に溶けた瞳に乱れた髪、厚ぼったい唇から垂れる涎の美紗を私は、頭の中で何度、犯しただろうか。
無理矢理、美紗の衣服を剥ぎ取り怒張した私の男を美紗に小さな口が裂けんばかりに突き立てる。
嗚咽を洩らし、許しを請う美紗の姿を幾度てなく『妄想』して自慰で果てていた。

今、紛れもなく。
私の目の前に それ を待つ美紗がいる。
不安と期待に身体を緊張させ、身体を硬直しなが、まだ見ぬ行為に美紗は、心奪われている。

言葉は、ない。

私は、美紗の前に立ち上がり、美紗の髪を乱暴に掴んだ。
『きゃっ!いたいっ!』
美紗の想像を外れた行為に顔をしかめ、戸惑った。が、直ぐに理解したようだ。髪を掴まれ、導かれた顔の先には、私の男が女を求め隆々とそそり立ち涎を垂らしているのだ。
私は、そのまま美紗の頬へと私の男を捩じ込み、擦りつける。
美紗の頬に擦りつけられた私の男の先端から、透明な液体が、糸を引く。
美紗の髪を引き上げ
『口を開けなさい』
美紗は、最早、惨めな自分の姿に酔いはじめている。私の股関にある美紗の顔。
眉頭を引き上げ、上目に向いた美紗の瞳が、私に請うてくる。
私は、美紗を服従させたいのだ。
意地も自然と悪くなる。

美紗が、私の男を口に含み、奉仕的に味わいたい衝動に駆られているのが、手に取るようにわかる。
『お口に下さい。と、美紗が懇願したなら、叶えてやろう』
上目を向いた美紗の瞳が、一度、斜めに落ちてから、私を再び見つめ、言葉を発しようとゆっくり、美紗の小さな口が開く。
余りに羞恥で屈辱的な言葉である。
言おうとする美紗だが、口からなかなか出ない。

それどころか、言おうとする度に言葉に対する羞恥が、美紗の血潮を熱く熱して身体中を駆け巡る。
『ほら、美紗。どうした?懇願しないと…これ が、味わえないんだ。いいのか?』
美紗の眼が、充血をはじめ、ゆっくりと瞳が閉じると美紗は、身体をくねらせ
『お…お願い します…管理人さんの…管理人さんの ペニスを、美紗のお口に…お口に 下さい』
言った美紗。
この時、美紗の心に張っていた細い糸が、音を立て切れた。
私は、それ を見逃さなかった。
美紗は、自分の発した羞恥の言葉に打ちひしがれた瞬間だった。
6
投稿者:人妻好き夫 ◆xm7anohec6
2010/09/21 13:36:46    (xBDy6OYF)
導入から進捗する情景が手に取る様に浮かびます。
匿名さんの筆力が素晴らしい。小生にはとても出来ない表現力です。

ドキドキしながら、続きを期待しています。


5
投稿者:**** 2010/09/21 13:33:33(****)
投稿削除済み
4
投稿者:(無名)
2010/09/21 06:59:51    (H6WRGZhd)
続きを!
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