3槌槌槌槌槌槌槌槌槌槌槌槌槌0年位前の事です。
当時30代初めで独り暮らしだった私が住んでいた集合住宅に、40代のご夫婦と20歳位の娘さんの3人家族が越して来ました。
奥さんは夜の仕事、スナック勤めをされていて、日本人離れした派手な顔立ちの女の色気に満ち溢れた美貌の持ち主であり、長身でプロポーションの良い女優かモデルのような女性でした。
若い人たちはご存じない方が多いのかもしれませんが、半世紀位前の女優、田中真理さんに似ていて、明るくて気さくな性格で、いつも顔を合わせた時、笑顔で挨拶して積極的に話し掛けて来る女性だったのです。
その女性は瑛子という名前で、私は内心彼女の美貌と色気に惹かれていましたが、相手は人妻で自分より10歳位年上の女性だったので、恋愛の対象として捉える事はありませんでした。
瑛子さんたち一家が越して来て半年位が経ったある日の事。
その日は土曜の深夜、厳密には日付が変わった日曜の未明の時間帯でした。
自宅にいた私はそろそろ寝ようかと思ってた時、玄関の呼鈴の鳴る音が聞こえて来て、
(こんな時間に誰だろう…?)
と思って木戸を開くと、そこには彼女、同じ住宅内に住む一家の奥さん、瑛子さんの姿が。
「すいません。こんな時間に…」
申し訳なさそうにそう言った瑛子さんで、私が不在だった昼間、宅配業者から預かった私宛の小包を渡しに来たのでした。
「今、お時間おありですか…?」
いきなりそう訊かれた私はちょっと驚きましたが、話したい事があるので、自宅に来てほしいと言われ、私は彼女の要請に従ったのです。
自宅には瑛子さん1人で、ご主人も娘さんも不在でした。
彼女は私にビールを勧めてくれて、二人で飲みながら話したのです。
「あなた、お付き合いされてる方は…?」
瑛子さんにそう訊かれた私が
「いえ。いません」
と答えると、
「そう…」
と言った彼女だったのですが、その時の表情はやや嬉しそうな安心したようなものになっていたのでした。
「あたし、主人と別れようと思ってるの…」
「えっ…!?」
急に深刻な顔をして言った瑛子さんに私は何を言ったらいいのかわからず、黙っていると、彼女は話を続けたのです。
瑛子さんの夫は大分前から若い女性と浮気して、妻の彼女の事をほったらかしにしていて、最近、夫婦の営み=セックスはほとんどなく、また、娘は毎日、男友達と遊び歩いていて、外泊する事がしょっちゅうだとか。
そんな今の生活にほとほと嫌気が差し、夫と離婚して別の人生を歩むつもりだと瑛子さんは言ったのでした。
「お独りで暮らされてて、寂しくない?」
私の顔を見つめて、いきなりそう訊いた瑛子さんだったのです。
「えっ…?」
瑛子さんの唐突な質問に私は驚いたのですが、その時、私を見つめていた彼女の目はそれまで1度も見た事がなかったものなのでした。
元々が色っぽい目をした女性の瑛子さんでしたが、その時の彼女の目は通常の時とは比べ物にならないほど、女の色気に満ち溢れた妖艶さを湛えていて、ちょっと憂いを帯びた悩ましそうなもので、明らかに異性として男を見る女のそれに他ならなかったのです。
正直、私は女性からそんな目で見つめられたのは初めての事だったので、かなり狼狽えた気持ちになり、自らの意思とは無関係に心臓の鼓動が一気に速まり、顔が火照って来たのでした。
「……」
私はしばらく言葉を発する事が出来なかったのですが、まるで金縛りにでも遭ったかのように、瑛子さんから目を逸らす事が出来ずにいたのです。
「ああ… ごめんなさい… あなたのプライヴァシーに関する事訊いちゃって…」
瑛子さんは軽く苦笑いを浮かべながら、申し訳なさそうな表情でそう言ったのですが、彼女の頬はかなり赤らんでいて、それは決してアルコールのせいに因るものだけでない事は明白なのでした。
「ま… まあ… 寂しくないと言えば、嘘になりますけど…」
ようやく言葉を口にする事が出来て、瑛子さんの質問に返答した私だったのです。
「そう…」
とつぶやくように言った後、瑛子さんは溜め息を吐(つ)いたのでした。
「あたし、もう主人とは夫婦としてやって行けなくて、主人の方もあたしと同じ気持ちで、あたしたち、離婚は時間の問題なの… 主人は今夜も浮気相手の女の所で、あたしには全然見向きもしないわ… ここに引っ越して来て半年になるけど、正直、引っ越し前からあたしたち夫婦、うまく行ってなかったの… この半年間、セックスはほんの数えるほどしかしてなくて、主人の方から誘って来る事はなく、あたしの求めに応じてお義理でしてくれてただけで、いつも満足できないつまらないものだったわ… あたしたち、すでに戸籍上の形だけの夫婦で、離婚してるも同然よ… 近々、弁護士を通して、主人と正式に離婚する話し合いをする予定なの… だから、ここにはもうあんまり長くいないと思うわ…」
瑛子さんはそう言って一息吐くと、その色っぽい妖艶な目で私の顔を悩ましそうにじっと見据え、
「せっかくお知り合いになれたのに、あなたともお別れね…」
と言ったのです。
「そ… そうですか…」
私がそう言った後、瑛子さんは
「お別れと言っても、そんなに遠い所じゃなく、この近辺に引っ越す事になると思うから、また会えるわね… 引っ越しても会ってくれる…?」
と私を誘惑する調子で訊ねたのでした。
「えっ…? ええ… 構いませんけど…」
「そう… 嬉しいわ…っ!」
瑛子さんは私が躊躇いがちながらも、彼女の要望を了承すると、喜びで一杯の満面の笑みを浮かべて、本当に嬉しそうに色っぽい声で言ったのです。
その後、
「あたし、あなたに初めて会った時、すごく素敵な男性(ひと)だなって思ったの… あなたのような男性が同じ住宅に、すぐ近くに住んでると思うと、あたし、胸がドキドキして… 恥ずかしい話だけど、あたし、これまであなたの事考えて… あなたと“する”事想像して、1人で“した”事が何度もあるの…」
と今度は恥ずかしそうな顔をしながらも、真剣な眼差しで私を見つめた瑛子さんなのでした。
「…槌?」
私は自分の顔が一気に赤らんだのがわかり、心臓が張り裂けてしまうのではないか?と思ったほど心拍が急激に速まったのです。
何も言えずにいた私に、瑛子さんは畳み掛けるように
「あたし… あなたの事が好き…」
と自分の想いを告白したのでした。
私は茫然自失の状態でいたのです。
「嬉しくないわね… こんなおばさんに好きだって言われても…」
自嘲気味の微笑を浮かべて、そう言った瑛子さんなのでした。
「ああ… いや… 奥さん、素敵な女性(ひと)ですけど… 他人(ひと)の奥さんですから…」
しどろもどろの口調で私がそう言うと、瑛子さんは
「じゃあ、あたしの事好き…?」
と訊いて来たのです。
「いや… 好きとかなんとか、そういう事じゃなく、あなたは他人の奥さんなんですから… そんな風に思うのはいけない事だと思ってますから…」
「真面目な人なのね… あなた…」
瑛子さんはやや諦めたような表情で、つぶやくように言ったのでした。
「あたしみたいな水商売の女、あなたみたいな真面目な男性(ひと)とは住む世界が違うのかもしれないわね…」
自らを卑下してそう言った瑛子さんに私は
「そんな事ないでしょう… 職業で人を差別するなんて間違ってる…」
ときっぱりと言ったのです。
私にそう言われた瑛子さんは悩ましそうな、それでいて、愛らしさ、人懐こさを感じさせる目で私を見つめたのでした。
「奥さん、明るくて感じのいい人ですから… それに、女優かモデルみたいに綺麗な女性(ひと)で、背が高くてスタイルが良くて… 初めてお会いした時、すごく綺麗な女性だなって思って… 正直、胸がドキッ!としてしまいました… こんな綺麗な女性の旦那さん、すごく幸せなんだろうな?って、ちょっと羨ましい気持ちに…」
そう言った後、私は飲み掛けのコップのビールをグイッ!と飲み干すと、
「あなたのご主人、どうかされてると思います… あなたみたいな素敵な奥さんがいながら、浮気するなんて… ぼくがあなたのご主人と同じ立場だったら、とても浮気なんかする気にはならないと思います…」
と言ったのです。
私は瑛子さんを慰める意味で言ったのですが、彼女に異性として魅力を感じ、好意を抱いている事を間接的に告白してしまったのでした。
「そう… ありがとう… あたしみたいな女の為にそう言ってくれて… あたし、すごく嬉しいわ…」
そう言った瑛子さんは少しばかり目を潤ませていて、嬉しそうに穏やかで淑やかな微笑を浮かべたのです。
(この女性<ひと>は人妻といっても、もうすぐ旦那と別れて“独身”になるんだ… おれより大分年上みたいだけど、年齢<とし>の差がなんだっていうんだ… 20歳くらいの娘さんがいるけど、そんな事気にしたって仕方ない… こんなに色っぽい女としてすごく魅力的な女性が今おれの目の前にいて、おれに好意を持って誘ってくれてるんだ… おれも… おれもこの女性が好きだ…っ! 前から… 初めて会った時から、この女性に惹かれてた… この女性とセックスしたいと思って、この女性とセックスする事を想像してオナニーした事もある…)
心の中で、私はそうつぶやいたのでした。
「ぼくは遊びや一時的な欲求を満たす為の仮初めの関係は嫌いです… 本気で愛し合ってるんだったら、セックスしても構わないと思ってます… セックスは愛し合う男女の行為… 男と女が本気で愛し合ってするものだと思ってますから…」
私がそう言うと、瑛子さんはちょっと驚いた顔をして、私の顔を見据えたのです。
「実はぼく、以前、旦那さんと娘さんのいる女性と付き合ってた事があるんです… しかも、その女性(ひと)… ぼくの別れた彼女の母親だったんです…」
「えっ…!?」
驚きのあまり、今度は仰天した顔をした瑛子さんなのでした。
「彼女と別れて1年半位経った頃、デパートで彼女の母親に偶然会って、その女性(ひと)に誘われて喫茶店で色々話をしたんです… その時、彼女の母親に聞かされて初めて知ったのですが、ぼくと付き合ってた彼女はぼくと別れた後、別の男性と付き合ってて、すでに婚約してたんです… その事を知った時、未練がましいようですが、なんだかちょっと寂しい気持ちになって、自分が取り残されたような気がして…」
「……」
瑛子さんはシリアスな表情で、私の話を黙って聞いていたのです。
「そんなぼくの気持ちを彼女の母親はすぐに察知して、私を優しく慰めてくれたんです… その女性(ひと)もその頃、ご主人の浮気が原因で夫婦仲がうまく行っていなくて、心に寂しさを感じていて、それでぼくとその女性はそれからちょくちょく会うようになって… 何度も会ってるうちにお互いに異性として惹かれ合うようになって、遂に一線を越えてしまったんです…」
私は躊躇いがちに、自分の過去の不倫体験を話し続けました。
「彼女と別れなかったら、ぼくの義理の母になってたかもしれないその女性(ひと)と、まさか男と女の関係になるなんて、それ以前は考えてもみなかった、夢にも思った事がなかったんですけど、それからぼくたち二人は時々会って愛し合うようになったんです… 最初の頃はお互いに心の寂しさを埋める為だったとは言え、何度も体を交えて行くうちに本気で愛し合うようになって… なんだかエロ雑誌の体験告白みたいですけど…」
「その女性(ひと)とは別れたの…?」
瑛子さんは私を憐れむような目で、訊いたのです。
「ええ… 半年ほど付き合ってたんですけど、一昨年の秋に別れました… ぼくはその女性(ひと)にご主人と別れてもらって、ぼくと結婚してほしかったんですけど… 別れる少し前、ご主人がその女性に自分が浮気した事を謝って… ご夫婦の娘であるぼくの別れた彼女の結婚が間近だった事もあり、その女性はご主人の謝罪を受け入れざるを得なくって… その女性、ぼくより17も年上でもう若くなかったんで、新たにぼくとやり直す気にはなれず、別れ話を持ち出されて… 泣きながらぼくに謝るその女性に、ぼくは別れたくない、これからも付き合ってくれ、結婚してほしいなんて言えなくて… それで別れたんです…」
「あなたにそういう過去があったなんて…」
本当に意外だと言わんばかりの顔をして、瑛子さんはつぶやくように言ったのでした。
「まあ、もう終わった事ですし、残念でしたけど、その女性(ひと)と愛し合った事は後悔してません… 確かに不倫で、それも、別れた彼女の母親と関係を持つという世間の常識では考えられない事をしてしまいましたけど… でも、僅か半年という短い間でしたけど、その女性と本気で愛し合った事だけは確かなんですから… その後、別れた彼女は結婚して、去年の秋に子供が生まれたそうで、その女性、おばあちゃんになったって聞きました… その女性と愛し合った事、別れる時に二人だけの秘密にするって約束して、今となってはぼくにとって過去の出来事、思い出の1つに過ぎません…」
「そうなの… なんだかちょっぴり切ないお話ね…」
私を包み込むような優しい眼差しでそう言った後、瑛子さんは
「あなた、その女性(ひと)の事ほんとに好きで、本気で愛してたのね… あたし、その女性が羨ましい… あなたに本気で愛されて… あたしがその女性だったら、ご主人じゃなくあなたを選んでたと思うわ… あたしもあなたに本気で愛されてみたい…」
と言ったのです。
「ぼくも… ぼくもあなたの事が好きです…」
遂に私は瑛子さんに、それまで自分の心の中にずっと秘めていた想いを口にしたのでした。
「正直、心の中ではあなたの事、一人の女性として見ていて、魅力を感じていました… でも、あなたは他人(ひと)の奥さん… 手の届かない女性(ひと)なんで、自分の中でその気持ちを圧し殺してたんです… だけど、あなたがご主人と別れるって言うんなら…」
そう言っているうちに私は自分の顔が次第に赤らんで、心臓の鼓動が速まって来るのがわかったのですが、瑛子さんの顔をじっと見つめたのです。
「……」
瑛子さんは私の告白に顔を赤くして、驚いた表情で無言で私の顔を見つめていました。
「あ… あなた、お名前は…?」
「和仁です… 和は平和の和で、仁は仁徳の仁、仁義の仁、仁徳天皇の仁です…」
「あたしは瑛子… 瑛子の瑛は王様の王に英語の英… 子は女の子の子よ…」
私たち二人はお互いの名前を教え合ったのです。
「お歳はいくつ…?」
「32です…」
「そう… 若いわね… 田舎にいるあたしの妹と弟よりちょっと下ね… あたしはあなたより一回り、12も上… 44のおばさんなの…」
「そうですか… 田舎のぼくの姉と兄よりあなたの方がちょっと下なんですね…」
「えっ…!? そうなの…?」
「ええ… 姉と兄とは歳が離れてますから…」
「じゃあ、あなたにとってあたしは歳の離れたお姉さんって感じ…?」
「いえ… お姉さんだなんて思ってません… あなたの事、これまで姉のような女性(ひと)として見た事なんかありませんから…」
「そ… そう… あたしもあなたの事、弟みたいな男性(ひと)として見た事なんか1度もないわ…」
年齢の事から各々の兄弟姉妹の話になり、お互いに相手を異性としてしか捉えていない事がわかった私たち二人なのでした。
「じゃあ、あたしの事、“女として”見てくれてるのね…?」
「も… もちろんです… あなたはぼくの事、“男として”見てくれてるんですか…?」
「あ… 当たり前じゃない… あたし、あなたが弟じゃなくてほんとに良かったって思ってるわ… あなたが弟だなんて、あたし、そんなの絶対嫌よ! 姉と弟だったら… 恋愛も結婚もセックスも出来ないし… ああ… ごめんなさい…! いきなりこんなはしたない事言って…」
瑛子さんはそう言って、恥ずかしそうにうつむいたのです。
「ぼくも… ぼくもあなたと同じ気持ちです… あなたの事、姉みたいな女性(ひと)だなんて… そんな事、今までこれっぽっちも考えてみた事がない… ぼくもあなたとセックスする事想像してオナニーした事、何回もあるんです… あなたの事が異性として好きだから…」
「和仁さん…」
「瑛子さん…」
私たち二人はお互いの顔をじっと見つめ合って、初めて名前で呼び合ったのでした。
どちらからともなく体を寄せ合うと、瑛子さんは両腕を私の首に私は両腕を瑛子さんの腰に回して、お互いに顔を近づけて唇を合わせたのです。
私と瑛子さんはお互いの体を強く抱き合って、唇が擦り切れてしまわんばかりに激しく濃厚にキスしたのでした。
「うっ… うう… う、うう…っ! はあ…」
相手の唇を飲み込んでしまうほど強く吸い付き合い、息が詰まりそうなキスをし続けた私たち二人。
一つに合わさった口と口の中で、瑛子さんの舌が私の舌に生き物が蠢くように巧みに絡み付いて来て、彼女のエロティックで卑猥な舌の動きに応えて、私の舌も瑛子さんの舌に絡み付き続けたのです。
一旦、キスを終えると、瑛子さんは女の色気に満ち溢れたその妖艶な目で私を見つめ、
「素敵よ… 和仁さん…」
と嬉しそうな声で言って、微笑んだのでした。
「瑛子さん、すごく色っぽいです…」
私がそう答えると、瑛子さんは
「これからお布団敷くわね…」
と言ったのです。
「あの… ここではなんですから、ぼくの家(うち)に来ませんか…?」
「じゃあ、そうしましょうか…」
瑛子さんは私の要望をすぐさま了承し、私たち二人は彼女の自宅を出て、私の自宅に移動したのでした。
深夜の時間帯でしたが、私は人目を気にしながら、瑛子さんを自宅に招き入れると、すぐに玄関の錠を掛け、彼女を伴ってベッドのある奥の部屋に入ったのです。
自宅に女性を招き入れるのは、そして、ベッドのある部屋で女性と二人きりになるのは、かつて恋人だった女性の母親と最後に体を交えて、愛し合った時以来、1年半ぶりの事なのでした。
セックスしたのもその時が最後で、それ以来、女性と体を交えていなかった私だったのです。
「ここで別れた彼女のお母さんと愛し合ってたのね…」
瑛子さんはちょっと羨ましそうな、それと同時に、嫉妬心を感じさせる目をしてベッドを見つめて、そう言ったのでした。
「もうあの女性(ひと)とは別れましたから… 別れてから一度も会ってませんし、もう二度と会いたくないです…」
「そう… ごめんなさい… 思い出したくない事言っちゃって… あたし、正直、その女性(ひと)の事が羨ましく思えて来て、嫉妬しちゃったの… 許して…」
うつむいて申し訳なさそうにそう言って、瑛子さんは謝ったのです。
「瑛子さん…」
私がうつむいている瑛子さんを呼ぶと、彼女は顔を上げて私を見つめ、
「和仁さん…」
と呼んだのでした。
私たち二人は抱き合ってキスして、その後、お互いに身に着けている物を次々に脱ぎ捨てて行き、生まれたままの姿になって、相手の目の前で全裸の体を曝け出し合ったのです。
瑛子さんの肉体はとても40代半ばの女性のものとは思えないほど若々しくて、女としてすごく魅力的でした。
色白の肌はスベスベとして艶を帯びていて、大き目のヒップは肉付きが良く、ウェストのラインは滑らかで腰のくびれは崩れていなくて、モデルのようにプロポーションが良く、乳房は豊満で形が良くて弛んでいなくて、まだまだ張りがあり弾力性に富んでいるのが見ただけでよくわかって、乳首は色こそ茶褐色になっていたものの、ピンと尖っていたのです。
後で知った事なのですが、瑛子さんは学生時代、中学、高校とバレーボールをやっていて、その鍛えられた健康的な肉体は年齢よりもかなり若々しかったのでした。
瑛子さんの魅力的な裸体を目にした私は物凄く興奮してしまい、自らの意思とは無関係にペニスがビンビンに勃起しまくって、痛みを感じるほどだったのです。
自分の顔が一気に熱く火照って真っ赤になったのがわかり、心臓が破裂してしまうのではないか?と思ったほど胸の鼓動が急激に速まった私で、あんなにまで興奮したのは生まれて初めての事なのでした。
黙ったままでいた私に瑛子さんは
「ああ… あ… あなた… げ… 元気ね… もうこんなに… 大っきく逞しく… なっちゃってる…」
と私のペニスを興奮した目でじっと見つめて、微かに息を吐きながら、途切れがちに言葉を発したのです。
瑛子さんにペニスを見つめられて、そう言われた私は本当に恥ずかしくて仕方がなかったのでした。
「ぼくのはこのとおり… 大きくありませんし… もう大分長い間使ってなくて… 瑛子さんを満足させる事が出来るかどうか…」
私がそう言うと、瑛子さんは
「そ… そんな事ないわ…! あなたの… 和仁さんの、若々しくて元気そうで… こんなにビンビンに勃(た)ちまくってて… すごく素敵よ… あなたのオチンチン… ああ…」
と言ったのですが、その時、彼女の色白の頬は赤く染まっていて、目も狼狽えたようにオドオドしていて、瑛子さんもすごく恥ずかしい気持ちでいるのがよくわかったのです。
それまで私の前で見せていた女の色気に満ち溢れた瑛子さんからは想像できなかった姿。
まるで20歳前後の初な女性、処女であるかのような瑛子さんの姿。
初めて見たそんな瑛子さんの姿が私の目にはとてもチャーミングな女性として映り、私の方が彼女より一回り、12歳も年下であるにも関わらず、年上の瑛子さんの事が本当に可愛らしく思えたのでした。
「こ… こんな… こんなおばさんのあたしの体… あなたに見られて… ああ… すごく恥ずかしいわ…」
「そ… そんな… そんな事ありません… 瑛子さんの体、すごく若々しくて魅力的です… とても40代の女性の体とは思えないほど綺麗で、モデルみたいにプロポーションが良くて… 雑誌のグラビアに載ってる女性みたいです… こんなに素敵な女性の瑛子さんが奥さんなのに、他の女性と浮気するご主人の気持ち、ぼくにはまったく理解できません… ぼくがご主人と同じ立場だったら、浮気する気になんかならないと思います… ご主人に代わって、ぼくがあなたの夫になりたいくらいです…」
「そ… そう… こんな… こんなおばさんのあたしがそんな風に言われるなんて… ああ… 恥ずかしいけど… でも… でも、やっぱり… 嬉しい…! すごく嬉しいわ…!」
そう言った後、瑛子さんは私に近づいて両腕を私の首に絡ませて、抱き付いて来たのです。
瑛子さんに応じて、私も両腕を彼女の腰に回して抱き寄せ、私たち二人はお互いの全裸の体を密着させたのでした。
キスした後、しばらくその場に立ったままで抱き合っていた私と瑛子さんで、彼女は
「ああ… あなたのすごく硬くなって熱くなってるわ…」
と言うと、右手で私の勃起しまくったペニスを掴んで、愛撫し始めたのです。
「ああ… すごいわ… すごく熱くなってて、こんなにカチンカチンになってる… ピクン、ピクンって脈打ってるわ…」
瑛子さんは嬉しそうに上ずった声で、そう言ったのでした。
私は瑛子さんの巧みな愛撫でペニスに快感を覚えながら、左手で彼女の豊満な右の乳房を掴んで愛撫したのです。
瑛子さんの乳房は柔らかくて弾力性があり、とても40代半ばの女性のものとは思えないほど揉み応えがある若々しい素敵な乳房でした。
「瑛子さんのオッパイ、すごく柔らかくて弾力性があって、揉み応えがある素敵なオッパイです…」
私がそう言うと、
「ああ… 恥ずかしいわ… こんなおばさんのオッパイ… だけど、そんな風に言ってもらうと、やっぱり嬉しい…!」
と嬉しそうな声で答えた瑛子さんだったのです。
乳房愛撫の次に、私は両手で瑛子さんの大き目のヒップを掴んで、揉み始めたのでした。
瑛子さんのヒップは肉付きが良くて弾力性に富んでいて、乳房同様、若々しくて揉み応えがあるものだったのです。
そのうち瑛子さんはペニス愛撫をやめると、右腕を再び私の首に絡ませて抱き付いて来ました。
「ねえ… そろそろベッドに上がらない…?」
男を誘う女の色気に満ちたセクシーな声で要求した瑛子さんに、私は
「そうしましょうか…」
と答え、私たち二人はベッドに上がる事にしたのです。
瑛子さんは先にベッドに上がると、仰向けになって私が来るのを待ったのでした。
私はベッドに上がると、瑛子さんの全裸の体に覆い被さり、私たち二人は抱き合ってお互いの顔をじっと見つめ合ったのです。
「瑛子さん…」
「和仁さん…」
お互いを呼び合った後、私は瑛子さんの唇に自らの唇を重ね合わせ、私たち二人は激しく濃厚にキスしたのでした。
キスの後、私は瑛子さんの乳房を掌で掴むと、激しく揉みまくって強く吸いまくり、思いのままに散々愛撫、刺激したのです。
乳房愛撫を終えた私は瑛子さんの下半身、ヴァギナに顔を近づけて、陰毛に覆われた彼女の秘部、陰部を初めて間近で目にしたのでした。
瑛子さんのヴァギナはさすがに40代半ばの女性の性器(モノ)だけあって、若い女性のピンク色の瑞々しいヴァギナと違って、かなり黒ずんでいた茶褐色のモノでしたが、クリトリスが大きめ目であり、膣内から溢れ出た大量の愛液ですでにビショビショに濡れまくっていたのです。
私はそんな瑛子さんのヴァギナを興奮して荒い鼻息をしながら、じっと見つめていたのでした。
「ああ… そんなにじっと見ないで… 恥ずかしいわ…っ! こんな黒ずんだオマンコ、あんまりじっと見られると… ああ… あたし、すごく… 恥ずかしい…っ!」
瑛子さんは物凄く恥ずかしそうにそう言ったのです。
「え… 瑛子さんのオマンコ… すごく素敵です… オマンコ、クンニしてもいいですか…?」
私がそう訊くと、
「ああ… 素敵だなんて、そんな… 恥ずかしいわ…っ! ああ… でも… でも… ああ… してほしい…っ! こんなおばさんのオマンコだけど、クンニしてほしいわ…っ! ああ… して…っ! 思いっ切りオマンコ、クンニして…っ! あたしのオマンコ、滅茶苦茶感じさせて…っ! ああ… お願い… 和仁さん…」
と答えた瑛子さんなのでした。
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