が掛かってきました。
県立の養護系の学校の教諭をしています。50代で還暦に近いです。
妻は5歳ほど下で、25年間の高校英語教諭生活を辞めたばかりでした。
同僚の手前当たり障りの無い返事を装って切りました。
電話の内容は、妻がホテルで事に及んでいる最中のライブでした。
聞き慣れた妻の声が「気持ちいい、あー気持ち良い」と大声で聞こえ、
「家のは2分か3分しか持たないのになんで30分も続くのーー、気持ち良い
ーーー。」「好き、好きーーー。」しばらく妻の大声の善がり声が続き、
「中で逝ってーー、中でーーー。」と絶叫で終了したようでした。
しばらく粗い息遣いが聞こえた後、ぴちゃぴちゃと何かをしゃぶるような音が
聞こえ、「もう、お掃除フェラかよ。良く自分のマン汁の付いたのをしゃぶれ
るな。家の女房は絶対しないぞ。それにしても上手いな。さすがに京都使者大
学の公衆便所と呼ばれただけはあるな。」
「凄い、もう大きくなったのね。今度は私が上よ。」また妻の善がり声と絶叫
が延々と続き「家の旦那は2分なのに、たった2分なのに、なんでーー。また
中に頂戴、中にーーー。」
と絶叫して終わったようだった。2回目?は15分ほどだった。
少し間が有って
「奥さんは失神したようだよ。体中にキスマークを付けて置くから良く確認し
てくれ。処女と結婚したと信じ込まされてるようだけど、大学時代に俺と同棲
して2度も堕胎したんだぜ。それに、結婚してからもしばらく続いてたんだ。
長女娘のホントの父親はあんたじゃないぜ。DNAの親子鑑定も最近は安くな
ったようだね。一生知らないで過ごせたらよかったのにな。可哀想に。」
と言って電話は切れた。しばらく呆然としたが我に返って妻の携帯と家の電話
に掛けたが留守電だった。
午後4時に勤務校を飛び出し家に帰ったが妻はまだ帰宅してはいなかった。
6時過ぎて帰ってきた妻は何事も無かったように
「名古屋駅のデパートに@赤毛のアン@の原書を買に行ってきたの、なんだか
疲れちゃった葉。夕食はお寿司を買ってきたから食べてね。ちょっとシャワー
を浴びてくるわ。」
そう言う妻の首筋には夏だと言うのにスカーフが巻かれていた。
聞こえてくるシャワーの音を聞きながら浴室のドアに手を掛けて開けるかどう
か迷っている自分が情けなかった。