今年の4月から入社後初めての単身赴任している42才です。
今住むアパートは3階建ての2階、1DKの少し手狭ですが通路一番奥の角部屋に入居してます。
会社手配ですが、一般の方も入居してます。
私の隣部屋に住むのが女性と知ったのは5月連休明けのことでした。
少し背丈が低いですが、細身で童顔の可愛い、自分好みなタイプの女性でした。
なんとかお知り合いになれないかと考えて2ヵ月が経つ頃、チャンスが訪れました。
「こんばんは、どうかなさいました?」
ドアの前でウロつく彼女に声を掛けてみたのです。
「あ、こんばんは。ちょっとカギが見つからなくて」
「見つかるといいですね」
ちょっと素っ気なかったかなと思いましたが。
暫くすると、チャイムが鳴ったので出てみたら隣の女性でした。
「すみません、あつかましいお願いなんですけど… …」
ベランダのサッシュのカギが開いているからそこから入りたいので部屋に入らせて欲しいという。
とりあえず彼女とベランダに出て隣に行けるか確認すると、なんとか行けなくはないことが判りました。
ただ、女性が行くのは危険と判断して、自分が行くのはどうかと提案すると、お願いしますという返事が返ってきました。
彼女には玄関で待つように言って、私はベランダ伝いに彼女の部屋へ入りました。
部屋の灯りを点灯し、カギを開けてあげると彼女は嬉しそうに何度もありがとうと礼を述べていました。