まだ少年のようにウキウキして落ち着かない。気持ちを落ち着かせ整理をつけるためにももう少し述べてみよう。水曜日の夜は僕達がある意味夫婦以上になれた記念日となった。千明は僕が社宅に戻って丁度10分後の午後6時半頃、息を弾ませてやってきた。早く僕の顔を見たい一心で駆けてきたらしい。服装はドレス調のシックなノースリーブのワンピースだが、体のラインが浮き出てなかなか色っぽかった。何せ普段店に出る服装は和服が殆どだから、千明の洋服姿や髪を下ろした顔を目にしたことは殆ど無い。その意味からもとても新鮮で魅力的に映った。が、生足のスカートの中に手を入れてみると、ショーツの股間が既にグショグショ。早速熱いキスを交わして汗に汚れた互いの身体を愛撫し合いながら裸になると、そのまま騎乗位で合体。すぐに快感に呑み込まれてしまった千明が激しいほど腰を振り、僕も下から突き上げる。周囲に聴かれてしまいそうなほど泣き叫んで最後は全身痙攣を見せてから崩れ落ちてきた千明に、僕も二度千明の中に注ぎ込んでいた。僅か30分余りのセックスだったにも関わらず、二人とも汗だく。心地よいエアコンの涼しい風を感じながらキスに励むだけで、暫く動けなかった。千明が持ってきた料理を身体を繋いだまま口移してもらって食べ、少し元気を取り戻してやっと身体を離すと一緒にシャワーを浴び、互いの体を愛撫し合うとまた体を繋いだ。但し昇り詰めるのではなく愛し合うため。夜半近くになって、千明が帰ってしまう前のセックスで絶頂に溺れ合うまで、僕達は頻繁に身体を繋いで愛し合った。前回の初回セックスでも感じたことだが、千明の身体はただ気持ちいいだけではなく、身体の相性が素晴らしく良い。おそらく妻以上に。その上もう何年も前から関係していたかのように肌が合う。その感覚は千明も同じとのこと。男と女の相性とは真に不思議。初回のセックス時に「あたし多分とても性欲旺盛でイヤらしい女だと思うの。はしたなくても嫌いにならないでね?」との千明自身の言葉通り、最初は決まって彼女自ら身体を繋ぎ或は犯せと女性器を開くのだった。このことからも判る通り、千明はいわゆる好色絶倫女。そして年齢的にも千明の身体はまさに女の絶頂期。身体のどこを観ても適度に熟していて造形美と色香が絶妙に混ざり合っているのだった。愛人にするにはこれ以上ないパートナーと言える。千明は妻ではなく愛人なのだからと、自ら求めて初めて僕の精液を口内に受け止めて飲み干し、恥骨に密生している陰毛をツルツルにそり落とすことを快諾し、真剣に自慰に耽る姿や放尿する姿をすべて見せてくれたのだった。まさにどれも妻とはしていなかったこと。他の常連客ではなく僕を何故パートナーに選んだのかと千明に訊ねると、理由は幾つかあると言って意外な答えを返してきた。まず常連客で一番紳士的であること、そして常連客の中で一番千明に対してギラついた目を向けなかったこと。ここまでは予想していた通り。何より大きな要因は僕に亡き父親に近い雰囲気というか匂いを感じることと、母親である女将さんが僕に求められれば承け入れても良いと少し前に酔っている中で言っていたというのだった。千明を21歳で産んだという女将さんは今54歳。まだまだ若く日本女性的な淑やかさが魅力の美熟女である。彼女の笑顔を思い浮かべてその選択肢も悪くないとつい思ってしまったが、目の前の千明を見ているとそんな気も失せる。この日最後にした駅弁スタイルのセックスが千明を一番狂わせた。悶絶してしまったほどに。彼女にとって初体験の体位だったらしいが、40男の僕にはややきつかった。車で彼女の自宅近くまで送り届けた際、素裸にワンピース一枚着て、女性器を汚したまま車を降りていった。そして街頭の傍で急に振り向くとスカートの裾を大きく持ち上げて陰毛の生えていない股間を見せつけてから去っていった。その姿が眼に焼き付いて離れない。今夜閉店後の三度目の逢瀬は徹夜となる予定。僕が一旦帰宅しなければならないため、その次の逢瀬まで1週間ほど空いてしまう。その分、徹底して千明を絶頂に溺れさせる予定だが、仕事の疲労がある千明より僕が積極的に動くセックスメニューを練っている。
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