私の前で衣服を脱ぎ去る妻、最後の下着を脱ぐと下腹部の前で両手を組み目を閉じる。
今日が最後と決め彼に身を任せたのだろう、前回の痕跡が残る上に更に新たな彼の愛撫の痕跡が付いている。
私は妻を手招きして呼ぶ、無言でベッドは仰向けに横たわる妻。
つい先まで彼に愛された妻の身体に触れるか触れない程度に指を這わしながら、妻に訪ねる。
未だ肉体に余韻が残るのか乳首の先端を私の指が通り抜けようとすると、妻はビクッと胸を揺らす。
「彼との最後には後悔は無いかい」
妻は目を閉じたまま頷く。
「後は又、私と二人だけの生活に戻るんだよ!私はお前を彼程には満足させる事は出来ないかも知れない」
それにも妻は無言で頷く。
「分かった、じゃ明日に私の方からも彼に連絡を入れておくから、それで良いんだね」
目を閉じたまま目尻から少し涙を流し頷く妻。
私は首の下に腕を回し静かに妻を引き寄せた今まで彼に抱かれていた負い目からか、妻は身を硬くして私に寄り添う。
そんな妻の背中を撫でていると、私の胸の中で、やっと口を開く
「今まで、ごめんなさい。あんな風に成った私を許して」
涙で振るえる声で言う。
「いゃ謝るのは私かも知れない、お前をこんな風にさせたのは私だから」
胸の中で妻の嗚咽が聞こえる、そんな状況で私の物は理性も無く昂り出してしまう。
それに気付く妻…私の胸元に唇を押し当てると唇は次第に下に降りて行き始める。
布団にスッポリと埋まった妻の唇が私の物を包み込んで来る。
「無理しなくて良いんだよ」
私が言うと妻は咥たまま顔を振り、更に強く吸い始める。
私は、静かに布団を退けると妻は私の股間に埋こまり私の物を丹念に愛撫している。
私は堪らなくなり妻の下肢を引き寄せようとすると。
「お願い、今日はこのままで…」
「お前が無性に欲しく成った」
「今夜は許して、お願い汚れたままの私を見て欲しくないの」
妻は私の射精を促す様に懸命に顔を動かし、ウン…ウンと声を上げ私の物を咥え続ける。私に限界が訪れ、呻き声と共に妻の口の中で果てて行く。
今までの妻だったら、口の中に果てた物を隠す様にティッシュに吐き出していた筈なのに、そのまま飲み込んでいた。
これも彼の要求で飲み込む事を教えられたのだろうか!射精の終わった私の物を更に口で後始末をするように舐める妻、ちょっと複雑な思いで、そんな様子を眺めていた。