私にとって、それは経験したことのない快感でした。普段と同じ妻とのセックスが、他人に見られているというだけでこんなにも変わるものだとは。私は当初の目的も忘れ、思わぬ副産物の余韻に浸りながら目を閉じ、妻の上に倒れこみました。ふと、妻はどうだったのだろうと思い至り、目を開きました。私と繋がったままの彼女は、目をつぶったまま満足げな表情を浮かべてはいましたが、それが絶頂後の様子でないことはすぐにわかりました。考えてみれば当然のことです。私は、田中君に私と妻の秘部が繋がっているところを見られているという興奮のあまり、普段以上の早さで果ててしまっていたのですから。急に焦りと羞恥心を感じた私は、今後の展開に思いをめぐらしました。予定では、私達夫婦のセックスの後、私と田中君が交代して、その後はその場の雰囲気次第で、ということになっていました。雰囲気次第、と曖昧な表現にしたのは、三人とも始めての体験だったので、その後にどうなるのかを想像できなかったからです。私がこれまでに仕入れた体験談やDVDでは、三人同時でのプレイ、つまり妻が私と田中君の肉棒を同時にフェラしたり、前後から貫かれたりすることが最も多かったのですが、男性陣はともかく妻がそこまで望んでいるとも思えませんでした。ですので、私の中では妻と田中君の行為が終わった後、寝取られの興奮に昂ぶった私がもう一度妻を抱いて終幕、ぐらいに考えていたのです。計画通りにことは進み、この後の妻と田中君のセックスで今夜のクライマックスを迎えるはずでした。ただ、私も男としてのプライドが多少なりともあったので、私が妻を抱く姿を前座扱いにするつもりはなかったのです。田中君に性の手ほどきをするのは妻だけではない。寝取られが目的とはいえ、まずは始めに先輩としてセックスのお手本とまではいかなくとも、それに近いものを見せつけてやりたい。そんな思いがありました。私の目論見は、今や見事なまでに崩れ去りました。先ほどまでの興奮が、潮が引くように消え去り、妻の中で私の愚息は急速に萎えしぼんでいきます。そのとき、ベッドのすぐ脇から衣擦れの音が聞こえました。その方向に目をやると、そこにはギリシャ彫刻のような筋肉を纏った田中君が、下着だけの格好で私たちを見下ろしていました。その姿を一目見て圧倒されたのは妻も同じだったようです。「ああ、田中君、そこにいたの」そう言いながら、妻が体を起こす間に、先ほどまでの固さを失ってしまった私のペニスは、彼女の蜜壷からあっさり抜け落ちてしまいました。そのままベッドの上で膝立ちになった妻は私の体を押し退けるように田中君のもとへ近づくと、右手を彼の濃紺のボクサーパンツの中心へと差し伸ばしました。ウエストのゴム付近まで盛り上がっている膨らみに彼女の指先が触れました。「あっ」筋骨隆々の体からは想像もつかないような、か細い声を上げながら腰を引く彼。妻は一旦離れた彼の股間に再び手を伸ばすと、手のひらで下着の上から軽く上下に擦りはじめました。「ああ」田中君は再び声を上げ、立ったままの姿勢で首だけを仰け反らせます。しかし、今度は妻が左手を彼の腰に廻していたので、膨らみに添えた彼女の手が彼から離れることはありませんでした。次第に手指の動きを早めていく妻。田中君の声も大きくなっていきます。私はというと、ゴムを外すのをわすれたまま、ベッドの端で膝立ちになったまま彼女達の行為に目を奪われているだけした。「ああ、奥さん、僕、もう」その声に妻の手の動きが止まりました。眼前の膨らみを見つめたまま大きく息を吸い込むと、彼の下着に手をかけ、ゆっくりと引き降ろし始めました。ウエストのゴムに巨大な亀頭の先端部分が引っ掛かかります。妻が両腕に力を込めると、トランクスの下で天を突かんばかりに反り立っていた巨大な肉棒が、徐々に下向きに角度を変え次第に全容を露にしました。彼の膝上のあたりまで下着をずり下げたところで、とうとう引っ掛かりから解放されたペニスが弾かれるように跳ね上がり、猛烈な勢いで彼の下腹部を打ちつけました。「バチン」部屋中に響くような打撃音に、私も妻も一瞬、全身を硬直させてしまいました。妻は彼のペニスが弾かれたときの勢いに驚き、顔を背けたままです。おそるおそるといった感じで、顔を上げる妻。その視線が田中君のものを捕らえた瞬間、彼女は目を大きく見開いたまま動かなくなってしまいました。時間にして十秒くらいだったでしょうか。金縛りから解けたように、大きく肩で息を吸い込むと、ため息混じりに妻が言いました。「何、これ、すごい」私も同じ心境でした。薄明かりの中そそりたつ田中君の男性器は、見慣れた自分のものと比べても同じ人間のものとは思えないほど巨大だったからです。でかいという言葉しか思い浮かびませんでした。太さはコーヒー缶くらい、いやもっとあるしょうか。長さはすぐ横で見上げる妻の顔が定規の代わりになりました。彼女の顎の下から額の上くらいまであります。二十センチは遥かに超えているでしょう。女性として比較的大柄な妻とはいえ、こんなものが入るのか。まず頭に浮かんだのがそれでした。
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乱れて顔にかかった前髪を振り払おうともせず、妻はベッドの上に四肢を投げ出し横たわっていました。二人とも、既に全身を汗で光らせ肩で息をしています。田中君がゆっくりと妻の蜜壷から指を引き抜きました。彼の指は、妻の愛液でぬらぬらと照り輝いています。彼は、その指を目の前にかざしたかと思うと、自分の口に含み妻の蜜を舐め取りました。「いやだ」妻が恥ずかしそうな笑みを彼に向けてそう言いました。「おいしいです」妻の手料理を口にした後と同じように、満足そうな笑みを浮かべた田中君が言いました。「ねぇ」潤んだ瞳でそう言う妻の右手には田中君の怒張が握られています。「きて」その言葉に弾かれたように、彼は枕元にあらかじめ準備してあったXLサイズのゴムを掴むと、乱暴に袋を引き裂き巨大なペニスに被せました。「ゆっくり、優しくね」「はい、奥さん」田中君ははちきれそうなほどの筋肉に覆われた両腕で妻の太ももを抱え上げると、ゆっくりと彼女の両足を開きました。深く息を吐くと自身の中心にそそり立つ凶棒に右手を添え、その先端を妻の秘部にゆっくりと近づけていきました。私はいつの間にかベッドから降りてすぐ脇の床に跪き、これ以上ないほど目を見開いて食い入るようにその光景を見つめていました。妻が始めて他人棒を口にする瞬間の興奮もすごかったのですが、その比ではありません。心臓の音はうるさいほどに高鳴り、めまいを感じるほどでした。ついに目の前で、野獣の猛り狂った欲望が妻を貫きました。「うううっ」大きく顎を上げ、顔を後方にのけ反らせる妻。巨大な杭が妻の陰部を無理やりこじ開け押し入っていく様に、メリメリっという音が聞こえたような気がしました。「ああ、うううっ」妻は明らかな苦悶の表情を浮かべ、両手でシーツを握りしめています。「ああ」田中君は悦楽の声をあげながら、妻の様子などおかまいなしに腰を激しく動かし始めました。「うううっ、だめ、痛いっ」妻が壊される。そう思った私は止めに入ろうとしました。しかし、田中君の肉体が発する圧倒的な迫力に気圧され体が動きません。「あああ、奥さん、いい、すごくいいです」「だめ、田中君、やめて。ほんとに、ストップ」妻が発した声の切実な響きに、はっと我に帰ったように田中君は動きを止めました。「だめよ、田中君。これじゃ、だめ」「ああ、すいません」「いいのよ。いいの。ただ、さっきも言ったでしょ。もっと優しくして、ね」「はい」再び、猛獣使いの本領発揮です。「一回、抜いてくれる?」田中君は妻に言われるがまま、肉棒を引き抜きました。ベッドの上に座りなおし、向かい合いながら彼の巨根に手を添えて妻は諭すように言いました。「田中君は、自分のものが少し立派すぎることを知らないといけないわ」「ああ、はい」「こんなに大きいので力任せに突かれたら、大抵の女性は気持ちよくなるどころか、苦痛しか感じないまま終わっちゃうの」「そうなんですか、だから」「そうよ、あなたと彼女がうまくいかなかったのも、多分それが原因じゃないのかな。彼女は、体は大きいほうなの?」「いえ、奥さんに比べたら小さいです」私は、数ヶ月前に教務室に訪れた高橋美佐君のことを思い浮かべていました。あの後、彼から聞いた話で、彼女が彼のお相手であることを確信していました。そして、彼女の細く華奢な体つきを思い出すに至り「確かに、彼女の体に田中君のものでは、下手したら傷害罪だよな」と心の中でつぶやきました。「そうでしょう」「でも、奥さんは結構、こう言っては失礼かもしれませんが、女性にしては大きいほうですよね。それでもああなっちゃうってことは、僕に普通のセックスなんて無理ってことなんじゃ?」「大丈夫よ。それを今から教えてあげる」「ほんとですか?」「ほんとよ。あら、でも、すっかり元気がなくなっちゃったわね」会話の間も妻が擦りつづけていたにも関わらず、彼のペニスは固さを失っていました。それでも、私が勃起したときよりはるかに大きいのですが。「すいません」「いいのよ、不安にさせるようなことを言った私も悪かったわ」そう言うと、妻は田中君の胸を突いて押し倒し、力を失った肉棒からゴムを外しました。そして、左右に開いた彼の両足の間で四つん這いになると、右手でしごきながら舌を這わせ始めたのです。それは私にもしてくれたことはないのではないかというほど、巧みで淫らなフェラチオでした。裏筋に肉厚の唇で吸い付いた後、フルートを吹くように唇を上下に滑らせたり、巨大な亀頭のくびれに舌を突き出すようにして這わせたり。そうかと思うと亀頭の先端の尿道口に舌を突き
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