嫁と交際中はお互いがヤキモチ焼きでした。 私が会社の飲み会で女性も参加すると知ると
当時の嫁は、必ず迎えに来る。私も同じで、嫁を迎えに行く。私の場合は、会社の上司に変な
セクハラはされないか心配でたまりませんでした。 それでも28歳の時に結婚をして普通の生活を
していました。嫁は、一つ下です(27歳)。 ただ一つ私的には不満がありました。
何時も嫁を誘うのは私から。 たまには嫁の方から私に強請って欲しかった。
毎日一緒に生活を始めるようになると、当然ですが寝るのも毎日一緒でした。 だからなのか、
嫁からも強請って欲しい願望が芽生えて来たと言うか、気付いた事なのかもしれません。
特にその気持ちが強くなった出来事を今でも覚えています。
ある日、嫁が会社の飲み会から帰って来た日でした。 帰りは同僚の後輩と一緒に我が家に帰って来ると
聞いていたので、迎えに行く予定は無かったので一人で既に家飲みをしていました。
今までも数回同じ事もあってか、今回も同僚と帰って来るという事で、私は適当に自分のペースで時間を過ごし
先に寝室で寝ていました。 ふと眼をさまし携帯を見ると嫁から連絡が入っていました。
「今から帰るよ。」 時間を見ると2時間も経っていました。 更に時間はもう深夜1時過ぎでした。
すると寝室と廊下を挟んだ向こうのリビングから話し声が聞こえました。
帰って来てるんだ。安心したと思いました。 私も布団から出て嫁と嫁の同僚が居るリビングに行こうとしました。
寝室のドアの前に立った時に聞こえてくる会話に何故か足が止まりました。
なにやら愚痴みたいな話をしていました。 愚痴を話していたのは嫁の同僚で後輩のAちゃんでした。
話は途中から立ち聞きしていたので、完全な詳細は分かりませんでしたが、今日の飲み会の事でした。
どうも参加者の中に嫌いな男性がいる様な話でした。 セクハラ的な話もありました。
嫁においては、夫婦生活の事を言われたりAちゃんは彼氏の事を言われたり不愉快な気分だったよでした。
そうこうしている内にAちゃんは彼氏が迎えに来てくれるらしく、暫くして帰りました。
結局私は出て行かないままでした。 布団に戻り横になっていると嫁が寝室に入って来ました。
私は目をつぶっていましたが、嫁の顔が私の顔の近くまで来た事を感じました。
嫁は、どちらかと言えば日本酒党です。酒の息の匂いで分かりました。 ビックリしたのは、私に軽くキスをして
寝室から出て行きました。 戸が閉まる音を聞きゆっくりと目を開けました。
なぜかドキドキしていました。 嫁は浴室に行った気配でした。 シャワーの音もドア越しに聞くと私は静かに寝室の
ドアを開け廊下に出ました。 脱衣所のドアは開いていました。 そのままトイレに向おうとした時でした。
浴室から聞こえていた鼻歌が消えました。 シャワーの音も消え静かになりました。
私は急に嫁を抱きたいという衝動にかられました。 トイレに向かっていた足を止め。 脱衣場の方に向きを変えていました。
浴室は静まりかえっていました。 私は、脱衣所の中を覗きそこから見える浴室のドアをただ見つめているだけでした。
湯船から出る音が聞こえました。 私は慌てて脱衣所の前から身を隠しました。
浴室から声聞こえました。 思わず私に気付いて嫁が私に声を掛けて来たのかと思いました。
私も咄嗟に返事をしそうになりました。 嫁の独り言でした。 私は風呂場で独り言?と思いました。
恐る恐る脱衣所に顔を近づけ中を覗きました。 浴室のドアはスリガラスですが微かに嫁の居る場所や光景が確認できました。
状況からして、浴槽の淵に座っている事は分かりました。 向こうから私も見えてはと思い、確認後は顔を引込めました。
脱衣所入口の壁に身を潜め浴室から聞こえてくる嫁の声に集中しました。
○○さんダメですよ。 ○○さん? Aちゃんが愚痴っていた人の名前じゃないか?
そんな事されたらダメ。 そこからは間違いなく嫁の切ない声でした。 私も自分自身が元気になっていました。
シャワーの音が聞こえると同時に我に返りました。 私はトイレに行きました。
かなり自分のシンボルが元気になっていました。 トイレから出ると嫁も浴室から出てきました。
タイミングが合ったので嫁も私の気配に気付きました。 私は、冷静に帰ってたんだねと言うのが精一杯でした。
そのまま寝室に戻り布団に入ると先に寝たふりをしていました。 紙を乾かせるドライヤーの音が消えると嫁が寝室に
入って来ました。 部屋の明かりは薄暗く静か布団に入って来ました。 寝たふりをしていた私は、一人で心臓がドキドキ
していました。 シャンプーの香りが私を刺激するだけでした。
嫁には背を向ける恰好で寝たふりをしていた私は、ただ悶々としているだけでした。
嫁が起き上がったのを背中越しで感じました。 私の背中から抱きついてきました。 それでも気付かない振りをしました。
私のホッペに軽くキスをしました。 私の背中に当たる嫁の胸の感触が敏感に伝わりました。
私は演技をするように抱きついている嫁に気付いたかのように反応をしてみました。
すると急に嫁から唇にキスをしてきました。 この時、私に衝撃が走りました。 嫁から私を求めて来た初めて感じる瞬間だった
からです。 それでも理性を保って、どうしたんだ?とい態度をとりました。
その後は、流れでお互いが求め合いました。 しかし、私は今までにない興奮と刺激を感じていました。
数日が経ってもその事が頭から離れない様になりました。