続きです。翌日は朝から二人とも緊張気味に時計ばかりを気にしていました。デートの待ち合わせは11時で、お昼を食べてからホテルに行く約束をしていたそうです。他の男とデートするために身支度を整えるカナは、お気に入りのライトブルーの綿の下着を着けて、いつもよりも念入りなメイクをしていました。服は俺のリクエストで短くて薄手のスカートを履いてもらいました、「セックスしたくてムラムラしている男にこんな服で会いに行ったらホテルに入る前にスカートの中に手を入れられちゃうかもね」って言ったらはにかむように笑いながらスカートをヒラヒラさせながら「やだ~」なんて言って嬉しそうにしていました。約束の時間に余裕で間に合う時間に2人で家を出て、待ち合わせの駅の1つ前の駅で降りて2人で歩いて待ち合わせ場所に向かいました。手を繋いで、歩く2人は普通のデートを楽しむカップルそのものだけど、彼女はこれから初対面の男にセックスしてもらうために会いに行くんだと思う隣を歩くカナがとてもエロく見えてしまいました。途中何度か男からLINEが入り、乗った電車の到着時間の報告が有りました。カナは慣れた様子で俺の目の前でも浮気相手への返信を手際良く返していました。待ち合わせ場所の手前でハグしてキスをしてから笑顔で見送ると、カナも可愛い笑顔で「行ってきます」と言って目印のビルの前に歩いて行きました。俺は離れた場所からカナの様子をうかがっていると、しばらくして1人の男がカナに近づいて行き、お互いにペコペコと頭を下げあい、笑顔で会話を始めました。男の先導で歩き出すと、カナは小走りに男の隣に着いて歩き出しました。そしてすぐに男はカナに手を伸ばして、カナもそれに応えて2人は手を繋ぎました。ホテルに入るまで後をつけて見守る約束をカナとしていた俺も距離を取って歩き出しました。2人は男が選んでいたらしきカフェに入って昼食を摂り、それからまた手を繋いで店を出ると店舗の横の外階段の陰に隠れるようにして男がカナに抱きつき、後ろからカナの顔を振り向かせるようにしてキスしてきました。カナもそれに応えるように身体を捻ってキスを受け入れていました。手を繋ぎなおしてまた歩き出した2人はそのままホテル街に直行して行きました。2人がホテル手前のコンビニに立ち寄ったので、俺も続けてコンビニに入り、楽しそうに飲み物を選んでいる2人の横を通り過ぎて、缶コーヒーを手に取ってカナの顔に目をやると、カナもこちらに一瞬目を向けて、男にバレない程度に照れ笑いのような顔を浮かべました。コンビニ前で缶コーヒーを飲みながら待っていると「じゃあ適当な場所に入っちゃおうか?」「うん…」と会話する2人が俺の前を通過して行きました。男はすぐ手前のホテルを選んで2人はそのままエントランスに消えて行きました。ホテルの前で完全に取り残された俺は、しばらくタバコを吸ったりしながらホテルを見上げていました。エレベーターを降りて部屋に入る2人を想像して、今頃はキスをしているかな?とかもう服は脱がされ始めているかな?とかと色々と想像していると嫉妬心で頭がおかしくなりそうでした。そのままその場を離れられずに1時間近くソワソワしながら過ごしました。踏ん切りをつけて街の方に戻り、気を紛らわすように色々な店を見て歩いていると、気がつけば日が暮れ始めるような時間になっていたので急いで家に帰ろうとして、駅に向かいました。電車に乗って間もない頃にカナからLINEが入り、今男と別れて電車を待っているところだと書いてあったので、俺は慌てて次の駅で電車を降りて、カナの乗る電車が到着するのを待ちました。2本目の電車に乗ってきたカナが電車から降りて来て、ホームで待つ俺に駆け寄って来ました。俺はすぐにカナを抱きしめてキスをしました。カナは少し周りを気にして恥ずかしそうにしていたけれど、自分がして来たことを意識しているようで、俺のすることを拒否ることはなく、おとなしくされるがままになっていました。「家に帰って話を聞かせて」って言うと静かに頷いて、俺の後に着いてきました。電車に乗りなおして家に向かう間は何をどう話せば良いのか分からなくて無口になってしまい、カナはそんな俺を心配そうに見つめていました。帰宅するとカナはすぐにシャワーを浴びてくると言ったので、そのままで良いよと言うと、少し涙目のカナが「ごめんなさい…」と謝ってきました。謝ることは無いよ、カナも俺もこれがしたいと思ったからしたことでしょ?と言ってもカナは下を向いて小さく震えているようでした。その姿を見ていると自分から持ちかけたプレイに耐えられなくて嫉妬をぶつけてしまったことがとても申し訳なくなって、カナを抱き寄せて顔をあげさせて「本当に大丈夫だから、カナの事が好きだからこんなに嫉妬しているんだよ」「この気持ちになれないなら寝取られなんてしたって意味はないんだからね」と言って、きかせました。涙を流していたカナも俺の言葉に1つ1つ頷いていました。これが嫌な思い出になって終わってしまったら俺たちはこの後上手く一緒に居られなくなっちゃうよね、と言って、「
...省略されました。