コンビ二でバイトしてますが、毎日楽しいことないです。
バイト先とワンルームの往復。部屋に帰れば疲れていて、遊びに行く気にもなれない
こんな生活してりゃ、出会いもなければ、モテることもない。
本当につまらない毎日だった。
同じシフトには女子高生も一人いるが、その女子高生には彼氏がいるらしい。
まあ、彼氏がいようがいまいが、俺はギャル系の子が苦手なため、その女子高生には興味がなかった。
朝勤務の人はおばさんばかり、でも一人だけ気になっている人がいるのだ。
辻本さん。歳は不明。30代半ばくらいか?
茶目っ気のある人で、俺と顔を合わせると、よくいろんな話をしてたよ。
20歳の俺にとって、憧れの人だった。
俺が、バイトをしていると。コンビニの自動扉が開き、俺は条件反射で「いらっしゃいませ。」と無愛想につぶやく。
すると、突然女の人の声が俺に向けられた。
「○くん、お疲れ様^^」
びっくりして、ばっと声のほうを見ると、なんと辻本さんが笑顔でこちらを見ていたのだ
「お、お疲れ様です!どうしたんすか?」
「ううん、用はないの。たまたまそばを通ったから、飲み物買って帰ろうと思って^^」
「そ、そうなんすか。」
話したいのに、話が続かない。
そんな俺を気にすることなく、辻本さんはドリンクコーナーに向かって歩を進めた。
俺が、ボーっと辻本さんに見とれていると、ミネラルウォーターのペットボトルを持った辻本さんが、笑顔でレジに来た。
そして、会計を済ますと、
「○くん、頑張ってね^^」
「あ、はい!頑張ります!」
(このチャンスを逃していいものなのか?)
(ああ、Aさんともっと話したい!)
(こんなチャンス2度と来ないかもしれない。)
(でも、勇気が出ない)
(でも、もっと話したい。)
がちがちに緊張してしまいながら、店の外に出ようとしている辻本さんに声をかけた。
「あの、すみません!」
「ん?どうしたの?」
振り返った辻本さんの笑顔がまぶしすぎて、俺はその後なんと言ったのか正確に覚えていない。
メアドを書いたレシートを渡したのだと思う。
そして、その日を境に、俺たちは連絡を取り合うようになった。
メールに絵文字を使ってくれた。その絵文字を見ると、なんだか脈ありのような気がしてスゲー嬉しかった。
1ヶ月くらい経っただろうか。
なんと、辻本さんから食事に誘われた。
正直、前日はいろんな意味でどきどきした。
「何話そう」とか「やっぱりやめた。会うのやめよう、とか言われたらどうしよう」とか、もう緊張しっぱなし(笑)
ついに、その日が来た。
そんなだからか、待ち合わせ場所には、かなり早めに着いてしまった。
約束の時間ぴったりになると、辻本さんは俺の前に姿を現した。
約束したデニムのミニスカ....。
こんな人が俺とデートしてくれるなんて、夢のようだった。
その瞬間、俺の股間は自然と膨らみだしていた。