『あぁ、学校帰りなんですね、もう家に帰るだけですよね、
それじゃあ、この雨だし、ウチによって行けば?
美春も喜ぶと思いますよ、家に居るかどうかはわかりませんが。
もも香ちゃんと違って、ウチの美春は自由気儘で、わがまま放題、家で食事もろくにしないから。
それに、ちょっと、服が濡れすぎていて、そのぉ、何て言うのか、気持ち悪いでしょ?
あっ、別に無理に言ってるわけじゃなくて、もしこの後の予定がないのなら。
自分でお母さんに連絡しづらいのであれば、叔父さんから事情を話すけど?』
家に妻がいないことはわかっていた。
美春が帰って来ていたら、3人で食事でもしたい、くらいの軽い気持ちで送っていく事を提案した。
まったく、下心がなかったわけではないが、
(まさか娘の友達だ、誰にも知られなければ、わからなければとも思うが、
まず、そんな事はないから大丈夫、俺は父親だ。)と思いなおす。
それにしても、白のシャツは濡れると透けるのがよくわかる。
『風邪ひくと、いけないからタクシーで叔父さんの家まで一緒に。』
さあ、というようにもも香の手を握ると、タクシー乗り場に足早に移動する。
【娘の名は美春ですね。ありがとうございます。
好意をもった経緯もご丁寧にありがとうございます。
ただ、優しくて誠実な男性だったのに、もも香の夢というか理想像を壊しかねないかと心配です。
やり過ぎ(いろいろな事)、イメージを壊しすぎだったら仰ってください。
それと、娘の友達なので、苗字からちゃん付けに変更します。】
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