「あっんっ…んんっ」
頭の中で「宗くん」に触れられることを想像しながら、指をしばらく動かていると快感が高まりを見せる。
キモチイイ…けど、これがイッたということなのか、凛花にはよくわからない。「宗くん」の動画で見たり聞こえたりする女性よりも、小さな波に感じるからだ。
少しだけ気持ちよさが強くなった程度なのかもしれないが、ここを超えて自分で弄り続けることは凛花はできなかった。
落ち着いた頃にもう一度スマホを見ると、画面は変わらなかった。更なるメッセージが来ていないことにがっかりしたような、安心したような複雑な気持ちだった。
待たせて自慰をした挙句、何を感じているのだろうと頭が冷えて冷静になった凛花は思った。
『ごめんなさい、遅くなりました。
宗くんの言うとおり、本当の私を知ってほしいのかもしれないです。またお話してくれるとうれしいです。おやすみなさい。』
そう送ると凛花もスマホを閉じ眠りにつく。
直前、彼氏からラインが着ていたことに気付いた。けれど、確認する気にはなれなかった。嫌いじゃないけど、彼氏より自分の気持ちに寄り添ってくれる人を見つけたから。
相手はインフルエンサーなのだから、明日以降話せるかわからないけれど、今日くらいは彼を思い浮かべて眠りたかったから。
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