「あ、手伝いますよ…。」
少しの間、食器を濯ぐ様子に家庭的な女…に、見惚れていたがハッとした様子を見せて立ち上がり声をかける。
背後に食器の棚があることは何度か手伝っていることで知っている。
高所に片付ける物もあれば、大きめなものはしゃがみ込んだ下の位置にしまい込むこともあり、なかなかに手間がかかることも。
「…。」
ぐっとスマホを握った手に力が入る。
キッチンでの振る舞いもある程度知っている男は、2度にわたる無防備な詩織の姿に欲情しきってしまっていた。
「拭きますか…?
それとも、片付けていきましょうか…。」
すっと…、背後に立つ際、さりげなく上を向けたスマホのカメラレンズがスカートの下を滑る。
何かが映ったかどうかもわからない。
しかし、男にとってそれが完全に初めての盗撮…だった。
「ん…。」
気づけば大きな生唾を飲み込み、喉元が揺れる。
幾度となく目にしてきた臀部。
しかし、その中身が垣間見えることはない。
それだけに好奇心をそそり、想像させてくる。
どこか、自分は悪くない、誘ってきた奥さんが…悪い…自分の行為を正当化するように考えながら。
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