翌朝早くに家を出る。
あやかの事を守りたい・・・そんな一心だった。
ちさと(えーっとこの辺り・・・あ、あのマンションね・・・)
否応なく緊張し出して私の胸は高鳴る・・・。
昨日、あやかに謝りに拓実自宅を訪ねると連絡させておいた。
一緒に行くと駄々をこねる、あやかをなだめ、どうにか納得させた。
しかし、それはただ拓実に待ち構えさせるだけだとは思ってもいない。
きっと、改心して純粋にあやかと交際しているんだと・・・。
そんな僅かな望みに賭けていたのだった。
そして、エントランスに入ってインターホンを押す・・・。
セキュリティの高そうなマンション・・・私の姿もモニターされてる・・・。
ちさと「おはようございます・・・もりたか あやかの母です」
あえて、他人行儀に挨拶した・・・。
拓実「ああ、お母さん・・・早いですね・・・どうぞ」
自動ドアーが開き、エレベーターへと誘導される・・・。
エレベーターは対象階以外には止まらない・・・そして最上階へと・・・。
エレベーターの扉が開くと、もうそこは玄関でまたインターホンがある。
そのインターホンを押そうとするとドアーが開く・・・。
拓実「久しぶりだな、雌犬!」
忘れもしない過去の呼び方で声を掛け首輪を投げた。
それは私の奴隷当時着用させられてた首輪だった。
手にはまだ乗馬鞭まで持っている・・・。
私は、この拓実の行動を見て、拓実は昔と変わっていないと絶句してしまった。
それでも、勇気を振り絞り投げ付けられた首輪を拓実に投げ返す。
ちさと「どう言うつもり・・・もう、あなたは私を捨てたのよ・・・
あんな時代にもう戻りたくないわ・・・私たち親娘に関わらないで。
やっぱり・・・変わってないのね・・・」
私は気丈に振る舞っているが、条件反射で今にも跪きそう・・・。
拓実はそんな私の心を見透かしている。
私が何を考え、何をしに来たか・・・。
知らず知らずのうちに、私は後退りしていた。
それ程、拓実に躾けられた事は骨身に染みていたのだ。
※元投稿はこちら >>