晋一と真波の普段の生活、そして徹と早苗夫妻
私たち夫婦の日常は、いたって普通で穏やかなものだった。
晋一は36歳のサラリーマン。私は35歳で、週に3日(主に火・木・金)近所の小さな会社でパートとして働いている。
朝は私が晋一より少し早く起きて朝食の用意をする。味噌汁、焼鮭、卵焼き、ご飯をシンプルに作ってテーブルに並べ、晋一が起きてくると「朝ごはんできたよ」と声をかける。
晋一は毎朝「美味いな」と微笑んでくれる。
子供がいない分、家の中は静かだけど、それなりに会話もあって、近所からも「石原さん夫妻は本当に仲が良いよね」と言われるくらい円満だった。
私は仕事の日は朝食後に出かけて夕方帰宅し、残りの日は家事や近所付き合いをして過ごす。
晋一が帰宅すると「おかえり」と出迎えて、一緒に夕飯を食べ、テレビを見ながら他愛もない話をする。
週末は近所のスーパーへ一緒に出かけたり、たまに映画を見に行ったりする。
夜の生活は……ほとんどなかった。
晋一は仕事の疲れが溜まっているのか、布団に入るとすぐに寝息を立て始める。
私も受け身な性格で、自分から求めることもなく、ただ横で本を読んだりスマホを見たりして過ごす。
月に1回あるかないか……それも淡白で短いもので、終わった後はなんとなく気まずい空気が流れる。
「真波……ごめんな、最近疲れてて」
晋一が申し訳なさそうに言うと、私はいつも「ううん、大丈夫」と微笑んで誤魔化していた。
一方、近所に住む徹さん(46歳)と早苗さん(28歳)の夫妻は、18歳の歳の差がある夫婦だった。
徹さんは起業して自分の会社を経営するクリエイターで、在宅ワークも多く、自宅の書斎でデザインや企画の仕事をしていることが多い。落ち着いた雰囲気で寡黙な印象だが、仕事の話になると熱く語る一面もある。
早苗さんは家の近くの会社でフルタイム勤務のOL。(真波と違う会社)
人懐こくて明るい性格で、近所付き合いもとても良い。朝は挨拶回りをしたり、近所の奥さんたちと立ち話を楽しんだりする姿をよく見かける。
若々しく笑顔が可愛らしく、人当たりが良いため近所でも人気者だった。
早苗さんは特に私(真波)と仲が良く、よく家を行き来していた。
とても仲の良い、穏やかな歳の差夫婦に見えていた。
【ただ書いただけですよ。】
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