バイブの振動は、強烈で複雑だった。
逝きたくなって、激しく腰や身体を動かせば、逝くことも出来た・・・。
だが、朝まで!と、言ってしまった私・・・。
佳奈(余り・・・体力を使わないように、我慢しないと・・・ダメだわ)
しかし、ここは丘の中腹の駐車場から、少しだけ入った金網のフェンス・・・。
10分もしない間に、一台の車が通過するペースだった。
大きなマフラー音が、続いてブーン!と通った・・・。
もう一人の私(ハ、メ、ツ・・・ね・・・あなた
きっと、今に車が止まって、何人かの男が降りてきて、乱暴に犯されるのよ)
そんな自分を想像してしまい、弱の振動でも、激しく身体を動かしだしてしまう。
身体をそらして、股縄のコブを使って、簡単に1度イッてしまった・・・。
あれよあれよと12時を過ぎ、車の通る台数もかなり減ってきた頃・・・。
たった1時間の経過だったが、私にはどれくらいの時間か、全くわからない・・・。
逝ったのは1度だけ・・・。
平穏な、時間だったが・・・。
また、車は一台、二台と通過していく・・・。
私はドキドキしながら耐えているが、朝まで時間は長い・・・。
あまり、昂らないよう抑えて我慢するしか無かった。
しかし、恐れていた事が起こった。
一台の車が、丘の中腹の駐車場に、車を停める音が聞こえたのだ。
佳奈(え!・・・誰か来たの?・・・駐車場に停まった!?)
伸二の車の音では無かった・・・。
でも確かに一台の車が、駐車場に車を停めた事が、私にはわかった。
佳奈(伸二様、誰か人が・・・もし、来たら・・・
佳奈、どうすれば・・・)
もう一人の私(佳奈、良かったじゃない、あなたは、もう破滅するしかないのよ。
知らない人に見つかって、酷い目にあいなさい!)
気持ちが昂って来た私は、腰をモジモジさせ、身を潜めようとした。
私は静かに、息を潜めるが・・・。
ガサガサッ・・・カタッ!カタッ!カタッ!・・・
足音から、2人が近づいてきているのはわかった。
佳奈(男女?・・・カップル?かな?・・・)
私は、近づく足音に・・・
佳奈(見つかっちゃう!どうしよう?・・・)
ドキドキ胸を高鳴らせる・・・。
女性「わあっ!キャア!・・・何!コレ・・・」
女性の声で、カップルに見つかってしまったことが、現実になった。
カップルの男「どうしたんですか?こんなところで・・・
僕たちで、何かしましょうか?」
固まってしまって、なかなか返事が出来ない・・・。
カップルの女「すごい格好・・・これってSMってヤツ?
事件?だったら・・・警察に電話する?」
佳奈(え?警察!・・・それは、ヤバい・・・)
「ああ・・・だ、大丈夫です・・・これ、AV撮影なんです・・・
だから、どこかに行ってください・・・。
監督さんに叱られます・・・」
ようやくカップルに話しをし始めたが、でまかせだった。
果たしてこれで信用してくれるか・・・。
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