ーーーーー居酒屋サカモトーーーーー
海斗と沙栄が腰を抱き合い出て行った店内
常連客1「大将、あの谷間見た?」
坂本「あ?ああ……」
そう生返事をしながら座敷の片付けに入る坂本
常連客2「大きかったねぇ…あれでもうちょっと清楚な感じだったら、
ドンピシャど真ん中ストライクなんだけど…ちょっとケバすぎるかな。」
常連客1「お水系の女(ひと)なのかな?」
常連客2「海ちゃん、女性に関して特に見境ないからね。
あの清楚系の美少女、海ちゃんと別れたんなら良かったんじゃないの。」
常連客1「大将、そこら辺のこと教えてよ。詳細知ってるような口ぶりだったじゃない」
いつの間にか座敷の片づけを終え、厨房に戻っていた坂本に声をかける常連客
坂本「だから宙ちゃんから聞いてって。まあ、宙ちゃんが話すことはないと思うけど。
で、〇〇さん・△△さん、次何呑む?ジョッキ空いてるじゃない。同じでいい?
追加注文がないなら帰った帰った(笑)」
ーーーーーカフェーーーーー
「朝?一緒に出社した女の人??あっあれ見てたの?参ったな…
彼女は同じ課の同僚なんだけど、少し前課の懇親会で隣の席になって、
雑談っていうか話してた時があって。それ以来何かにつけて近寄って来るんだよね。
僕には好きな人がいるから、付き合うことはできないって言ってあるんだけど…」
その時店員が食事を運んできて、会話が一時中断。店員が配膳を終え下がると、
「ランドの事なしにしてって…(あっキスの事か…どうやって答えるかな…)
それはいいけど……あっ、食事冷めちゃうから食べちゃおう。
それと、食事終わったらもう少し付き合ってくれないかな?
桟橋の方に行ってみようよ。そんなに遅くならないように帰るから。」
その場は何とかごまかし、食事を進める二人。
ーーーーー桟橋ーーーーー
食事を終え、ぶらぶらと歩いて桟橋に。
周りには、客船に乗ると思われる大荷物を持った人や、男女のカップル
海風に吹かれ、手すりに凭れている莉奈の手に少し自分の手を触れさせ
「莉奈ちゃん、前に好きって言ったこと覚えてくれてる?あれ本気だから…
入れ替わりの事許してもらえるなら、僕、岡田宙斗と付き合ってください。
(お母さんが俺の事どう思ってるか分からんが……なるようになれだ。)」
ーーーーー永瀬家ーーーーー
インターホンが鳴り、莉奈母がドアを開けると莉奈父
莉奈母「あらあなた、今日はお早いお帰りなんですね。」
莉奈父「接待が急に中止になってね…莉奈はまだ帰ってないのか?」
莉奈父からバックを受け取りながら、
莉奈母「岡田さんと食事ですって…あなたが前に門限伝えてるし、それまでには帰って来ると思いますよ。」
莉奈父「宙斗君とね…きみはまだ二人の事認めてないんじゃないの?」
莉奈母「調査結果はまあ問題ないみたいですけど…」
調査報告書を莉奈父に渡す莉奈母
報告書に目を落とし
莉奈父「海斗は、これはひどいな。宙斗君は特に問題なしか…海斗はやはり、警察に届けたほうがいいかな。やり捨てるとか何考えてるんだ!」
莉奈母「私の勝手な判断ですが、警察には相談って形で届けておきました。」
莉奈父「そうか…ありがとう。」
ーーーーー井ノ原家ーーーーー
夕食時食卓を囲みながら
朝香「あなた、今日のお昼、一応莉奈ちゃんにお詫びしておきました。」
井ノ原「そうか、ありがとう。それで莉奈ちゃん何か言ってた?」
朝香「気にしないでくださいって。やっぱりいい娘(こ)だわ、莉奈ちゃん。」
井ノ原「俺のお詫び何時がいいって?」
朝香「お詫びは大丈夫ですって。どうしようかしらね。あまりしつこく言うのもね…
そうそう……彼女海斗の双子のお兄さんに惹かれちゃってるみたい。話の端々でそう感じたわ。」
井ノ原「海斗の入れ替わりで来たって人か。」
朝香「そう、顔はそっくりなんだけど、行動や性格は正反対みたいよ。」
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