−−−永瀬家−−−
莉奈母「酢の物のコツはこれでもかと言うくらいに絞るのよ。
黄金比は今度、特別に教えてあげるわ、莉奈ちゃん、疲れやすいから酢の物上手な男性が傍に居てくれたら安心出来ますからね。笑」
「お母さん!それじゃ、宙斗さんが私に作ってくれるみたいに聞こえるよ…。」
莉奈父「そうか、どうにかしてアイツが居ない日に訪ねたいものだがな。」
「…お父さん、もしかしたら先輩に聞いてみたら海斗さんの動向が判るかも知れません。」
莉奈母「……でもあの人を紹介した先輩でしょ?信用出来るの?」
「それは大丈夫かと思います、紹介と言っても先輩のご主人からだったので明日にでも聞いてみます。(宙斗さん、ご両親いらっしゃらないんだぁ…、うちの家族見せつけてるみたいになってないか心配だけど…。)」
うるいをテーブルに置き座るとはなしていいのかなぁ?と宙斗を見、確認すると。
「社内コンペに通っただけで今週の金曜日にお相手の会社でプレゼンすることなってます。
多分、営業される会社の方も参加するかと…、宙斗さんも金曜日に?」
莉奈母「ご両親いらっしゃらないなら将来のお相手のご家族の近くにお住まいになることは可能なのかしら?
例えばお相手家族が近くに引っ越すとか。」
「お母さん、聞き過ぎよ、もう宙斗さん、困ってるじゃない。」
莉奈父「そうか、担当課が違うなら仕方ないな、ではその担当課で宙斗くんが信頼出来る社員は居るかね?(風間に聞けば宙斗くんの人となりなど判ると思うがより近い者に聞くのがいいからな。)」
−−−翌日の昼、調査会社、宙斗、海斗の同期生−−−
所長「宙斗、昼休みだよな?連絡するか。」
電話が繋がると調査内容を伝え、海斗の所業、パチスロ店のやり捨ての話もする。
所長「調査員の話ではまだ依頼者の娘のこと諦めきれてないらしいぞ。
ママ坊ちゃんの報告は盛りだくさんだった、出向先でデリヘルに出向先の事務員にも手出してその事務員、〇〇紗栄と昨日の夜から今日の昼にかけて自宅マンションでヤリ倒すとかなんとか。
調査中、飲酒して道端で…、ママ坊ちゃん、酒癖も悪いのな。
女性待たせてまでパチスロもしてママ坊ちゃん、大学卒業してから大分立つが成長しないままなんだな。
宙斗は相変わらず合コンしてもお持ち帰りしてないんだな?笑」
−−−再び永瀬家−−−
莉奈母「アナタ、シメは何になさいますか?」
莉奈父「茶漬にするかな、一緒にキッチンへ来てくれないか?」
莉奈母「えぇ、岡田さんもお茶漬けでいいかしら?」
宙斗の返事を聞いてから莉奈父と莉奈母はキッチンへ。
リビングには宙斗と莉奈のふたり。
「宙斗さん、母が色々と聞いてしまってすみません…。(嫌がられてないかなぁ?)」
心配そうな顔で宙斗に頭を下げる。
「それと……母のお料理教室ですが今週の土曜日如何でしょう?
先程、父が私のスマホの番号を変えたのでお知らせします。」
その場で宙斗に新しい番号を知らせ、藍にもショートメッセージを送る。
その後、シメのご飯を終えると21時前に宙斗は帰っていく。
−−−翌日、出勤→ターミナル駅→会社−−−
朝いつも通り出勤するとターミナル駅で偶然、宙斗と会う。
慌てて自分の身なりがおかしくないか確認してから。
「宙斗さん、おはようございます、会社の路線同じなんですね。
駅はどちらですか?」
−−−海斗マンション−−−
致すこと致し海斗は爆睡している。
紗栄はシャワーを浴び、海斗のTシャツを借り着、キッチンを軽く片付けインスタントコーヒーを入れ海斗を起こす。
紗栄「海ちゃん、おはよ、コーヒー入れたよ。」
海斗「紗栄、おはよ、コーヒーありがと。」
紗栄「今日は休みなの?」
海斗「出向から帰ってきたからしばらく休み!(謹慎だなんて言えない。)
コーヒー飲んだら外に飯食いに行くか、あっ、割り勘な?」
紗栄「うんうん、割り勘ね、しばらくお休みなら私も有給使って休もうかなー?」
海斗「休んじゃえ、休んでヤリ倒そう!笑」
−−−莉奈母と調査員たち−−−
調査員からの報告書を以前打ち合わせした喫茶店で読んでいる。
時折、「まぁ。」「これは。」「酷い内容。」など言葉短いが海斗を非難する言葉。
莉奈母「それにこのやり捨てると言うのは音声もあるんですね?」
海斗担当「はい、こちらでございます。」
莉奈母「よくぞ録音してくれました、ありがとうございます。
そしてこちらの報告書が岡田さんのね、合コンに行かれたのね。」
顔をしかめる莉奈母に。
宙斗担当「合コンと言っても同僚との懇親会と言いますか付き合いですね、それが証拠に二次会に誘われてますがそのまま地元駅に戻って
駅近くの居酒屋で軽く飲み直しをしてから帰宅してます。」
莉奈母「地元駅の居酒屋、サカモトと言うお店かしら?」
宙斗担当「はい、その通りでございます。」
莉奈母「ふたりの写真はないのかしら?」
海斗担当「海斗と宙斗の写真は一応正面からの物も撮れておりますが?」
莉奈母「写真を持って警察署に行って〝相談〟実績を作っておこうと思いまして。」
海斗担当「それがよろしいかと…。」
宙斗担当「そっくりですから宙斗の写真も必要ですもんね。」
頷く莉奈母、報告が終わり喫茶店を出、調査員たちは帰り、莉奈母は写真を持ち警察署へ、〝相談〟と言う形で実績を残した。
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