−−−最寄り駅からターミナル駅、新幹線駅方面、海斗−−−
海斗「へへへッ、やっぱ俺のテクって女をメロメロにするんだな。」
調査し海斗の人となりを見てきた近くで聞いていた海斗担当は思う。
海斗担当(これから誰かと会うのか?こんな遅くからよー…、まぁ、風俗だろう?えっ?新幹線駅?
おいおい、冗談だろ?誰かと会う前にパチスロかよ、これって必要経費で永瀬さん、出してくれるか?)
海斗が店に入るのを見送ると莉奈母へ、連絡する。
莉奈母から娘とは関係は終わったが今後のこともあるから調査を続けて欲しいと。
予算は3くらいと連絡すると即座にいい返事。
莉奈母「その遊びがどのようなものか解りませんが〇〇さん、海斗が目標ですからお忘れなく。」
海斗担当「そりゃー、もう…。」
莉奈母から軍資金を出させる算段を終えると店に入る貰った海斗の近くに座りバカスカ勝っていき海斗の羨む視線を感じる。
海斗担当(ヤバい、目立ちすぎたか…、ここは作戦変更で。)「お兄さん、ついてないね。」
海斗「ついてないも何にも、仕事は配置換え、彼女には振られるわ、パチスロにも勝てないわ、いいことないっすよ。」
海斗担当「俺、ここ勝ったんでよかったら飲みに行きます?」
海斗「いいねー、あっ、いや…、この後、女と会うんっすよ。」
海斗担当「へぇー、お兄さん、イケメンだもんね、元彼女さんの後釜彼女さん候補?美人そうだよね。」
海斗「(彼女にはなー、紗栄はセフレ、んー…。)
あー、ね、彼女候補じゃないんですよー。(小声)体だけ。
元カノも何とかコンタクト取ってより戻せないか考えってるんすよ、美人で処女って唆られないすか?」
海斗担当「(小声)そのセフレは?彼女いなくなったなら候補にしては?未練ですか?」
海斗「(小声)セフレは2番目でもいいってさ、都合よく扱おうと思ってねー。
元カノは馬鹿にされた仕返しに処女奪って今度はこっちから捨ててやりますよ。」
勝手に話していく海斗、地方の事務員とこれから会ってホテルにしけ込むと言う。
海斗担当(ってことは、あの女か(紗栄)、少し調べたが獲物狙ったら…、工場の男共、海斗に着いて出ればこれでのこと清算出来る奴も居るらしいしな。
離婚したのは1組、再構築が17組、彼女持ちが2組だったよな。
しかし諦め悪い男だな、これと依頼者に報告しておかないといけないな。)
−−−新幹線駅改札口−−−
紗栄「岡田さん、まだ居てないなぁー。あっ!岡田さん!」
海斗「ごめん、ごめん、待った?」
紗栄「全然、待っとらんよー。」
海斗「どこのホテル泊まるの?そこの近くのラブホでいいよね?」
紗栄「えー、うち、岡田さんちに泊まるつもりでおったんよ。」
海斗「それはダメ、俺ん家は散らかってるし彼女しか入れないの!」
紗栄「残念やわー、なら明日の朝には帰らんとなー……。」
海斗「……部屋掃除してくれる?ご飯作ってくれる?
(小声)ヤリ倒す?笑」
紗栄「お掃除とご飯は簡単にして(小声)倒しちゃおー。」
そのまま地元駅へ直行しコンビニではなくドラックストアで避妊具と簡単なレトルトを購入し海斗マンションへ入るふたり。
部屋の電気が点くのを見届け30分してから離れる調査員。
翌朝、出勤し報告書をまとめていると宙斗担当が出社してくる。
宙斗担当「おつかれ、結構な量あるな。」
海斗担当「あぁ、だから前もって作成してたのもある、手直しして昨日の報告も付け加える。」
宙斗担当「調査終わったんじゃないのか?」
海斗担当「それがな……。」
−−−永瀬家−−−
「今度、藍ちゃんとお礼に伺いますと言ってしまったんですが…、海斗さんのいらっしゃらない土曜日とかがあればいいのですが…。
(ミスをしたから代役が必要だったんだ、でも女性とあの施設に入っていったのは事実で…。
でもミスがなければ宙斗さんにお会いするのは海斗さんと長くお付き合いした後、お義兄さんとしてだったかも知れないんだよね。
……そうならないで良かった、えっ?私……。)」
チラッと宙斗の顔を見ると目が合ってしまい慌てて下を向く莉奈。
莉奈父「宙斗くん、アイツが来ない曜日があったら教えてくれないか?」
莉奈母「アナタ、取り敢えず岡田さんのお陰で莉奈ちゃんがあの人とお別れ出来たんですから乾杯しましょうよ。(莉奈ちゃんのお顔が朱いわ、岡田さん、気づいてるかしら?
それより岡田さん、莉奈ちゃんのこと本気なのかしら?早く調査報告書が欲しいわ。)」
莉奈父「すまん、すまん、では宙斗くんの尽力のお陰で莉奈が難を逃れられたことに乾杯。」
各自、軽くぐい呑みを上げ「乾杯。」と
莉奈父「今日の昆布締め、少し酢が強くないか?」
莉奈母「そうですか?手が滑って少し多くなってしまったのかしら?」
昆布締めまで自宅で作る莉奈母、どれほどまで家族に尽くしてきたのかが伺え知れる。
「お母さん、美味しいよ、お酢強めだけど。」と笑顔で。
莉奈母「莉奈ちゃんまで言うのね、岡田さんはどうかしら?お酢強いと感じる?」
雑談をしながら莉奈母が探りを入れる。
営業なら転勤はあるか?休日出勤の有無、両親は健在か、地元はどこなのかなど様々で。
莉奈父「そう言えば今度、宙斗くんの会社に担当者と行くんだが風間室長とそちらの担当者の5人で昼食でもどうかな?
オフレコだがそちらの会社の担当者を変える話が出ていてね…、その担当者、うちの担当者、女性なんだが高圧的に接してきてね。
高圧的だけならまだしも…、莉奈、悪いが冷蔵庫からウルイを持ってきてほしいんだ。」
「うるい?まだ残っていたかな?」
莉奈が席を立つと。
莉奈父「セクハラまがいのことをしてね、でだ、君に担当変更してもらえないかと思っているんだよ。」
過保護、過保護の何者でもない。
セクハラのことを聞かせたくない親心と言えば聞こえは良いが莉奈に男の怖さを教えていないことにもなる。
25歳まで男性と付き合ったことがない、それが証拠だろう。
莉奈父の言葉で宙斗はより加虐性を擽られた?
莉奈母「アナタ、莉奈ちゃんにも知っていてもらわないと世の中には酷い人も居るってね。
じゃなきゃ、またあの人みたいな人と出会ったとき困るのは莉奈ちゃんよ。」
「お母さん、私がどうしたの?」
小鉢に入ったウルイを持ってきながら。
莉奈母「莉奈ちゃんがまた悪い人に引っ掛からないように話をしていたのよ。」
「お母さん!大丈夫よ、次は紹介とかじゃなくて自分でちゃんと好きになった人にするから。」
自然と宙斗の方を見る莉奈だがそれは無意識で。
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