−−−カラオケボックス−−−
本当に…本当に…本当に駄目なの、莉奈ちゃんと段々小さくなる海斗の声、宙斗の言葉に莉奈に聞いていると言う。
藍に背中に手を置かれ勇気をもらい大きく深呼吸をすると頷き。
「えぇ、はい、もうお付き合い出来ません。」
海斗「……イヤだ!宙、スマホ渡さないぞ!」
テーブルの上にあったスマホを握り胸の辺りで誰にも取られないようにしている海斗。
「……私が連絡折り返さなかった理由、海斗さん自身も解っていましたよね?それなのに毎日何度もメッセージを送ってきて電話もしてきて…。
両親も知ってますしもう番号(スマホ)自体変えたほうがいいと言ってます。
海斗さんには話していませんでしたが自分で言うのも何ですがもの凄く両親に…、特に母に愛されてて…(苦笑)いいえ、恥ずかしながら溺愛されてまして…
今日、海斗さんと…別れました。と言う話を持って帰らないと両親と弁護士と警察に行くと思います、それは(宙斗さんのためにも)避けたいんです。」
藍「オバさんの莉奈への溺愛ぶりは半端ないわよ、親友の私が言うなら間違いないわ。
自宅に行ったら産まれた時からのアルバム見せてくるし、学校でケガしたと連絡が入ったらかすり傷でも飛んで来たりで…
今日だって私が来なきゃ絶対、カラオケボックスなんて来れなかったし勿論、宙斗さんが居なきゃ絶対無理だったし
用心棒役で坂本さんが居ると連絡したから莉奈にも私にも連絡来ないんですよ。」
「藍ちゃん、お母さんの話…恥ずかしい、でも親友の藍ちゃんだけじゃなく私の友だちの間でも有名なお話なんです。
話は戻りますが今日、受け入れてくれないと多分明日にでも警察に私も有給を取って連れて行かれます。」
海斗「明日直ぐなんて弁護士連れてなんて無理だよ。」
藍「いい加減にしてください!オジさん、〇〇株式会社の取締役よ?いくらでも伝はあるんだから!あっ…、ごめん、莉奈〜。」
「それは…、うん、大丈夫、話しちゃったのは海斗さんが中々納得してくれないから口滑らしちゃったんだよね。」
海斗「〇〇株式会社?同業他社の……取締役?終わりだ、終わった……。」
項垂れた海斗がスマホを落とすと宙斗がそのスマホを拾い、坂本が。
坂本「いいね、海ちゃん、待ち伏せ、付き纏いとかしちゃ駄目だからな、永瀬さんのご両親に本当に警察に届けられるぞ。」
ブツブツと尚もまだ何かを呟いている海斗。
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