会計をしながら
「大将悪いね。(少し身を寄せ小声:まじ?海の奴身勝手な上偏食なのかよ。さっきの表情合点がいったよ。)今度必ず埋め合わせするからさ。」
会計を終え後ろの莉奈の方を向いて
「じゃあ、行こうか。サワー代くらい稼いでるから心配しないで。
男が少し遅くなったってモウマンタイ(無問題)大丈夫、大丈夫。
どうせやもめ暮らし、帰って寝るだけだしね。」
ICカードをタッチして改札を通りターミナル駅に向かう電車に乗り込むと、
空いていた座席に並んで腰かる。
「よければターミナルで一回降りて、駅前に□□ってショットバーがあるんだけど、
そこに行かない?ちょっと落ち着いて話したいこともあるし。」
莉奈の手を自らの腿の上に移動させ、その上から自分の手を被せさすり始める宙斗。
「莉奈ちゃんが何か食べたいなら、どこかのレストランにでもするけど…」
そう言い莉奈を見るために横を向く宙斗。
するとこちらを見ていた莉奈と目が合う。
慌てたように朝のお礼を言ってくる莉奈。
「朝…??あぁあれって、莉奈ちゃんだったんだ…大丈夫だった?
痴漢野郎を車外に追い出して直ぐ、別の移っちゃったから…
被害者が莉奈ちゃんと分かってれば、もっとこっぴどく叱っておくんだったな。
連絡くれたの?」
スマホを見て操作する振りをする宙斗。
「あっ、本当だ、仕事のメールに紛れて……
変身できなくてごめん。
(海斗の馬鹿が。返信くらいマメにしろよ。
自分は返信がないとブーブー言うくせに…)」
宙斗がスマホを仕舞うと同時に、ターミナル駅のホームに電車が滑り込んでいく。
「どうする?ショットバー付き合ってくれる?それとも食事にする?」
並んで電車から降り、ホームを歩きながら莉奈に問う宙斗。
※元投稿はこちら >>