ーーーーー階段下ーーーーー
莉奈父の言葉を受け
「お父さま……いやお父さんが良ければそのように…
あっ、あれは…なんというか不可抗力と言いますか、わざとでは…」
思いもよらない出来事に緊張している宙斗が莉奈父に答えた時に、
外に車が止まる音が聞こえる。
その音に反応した莉奈父は外に出て行き、警官と共に戻ってきて
直ぐに二階へと向かう。
宙斗は警官の提言も受け、書斎に向かう。
ーーーーー書斎ーーーーー
宙斗が書斎に入るとその姿を認めて、胸に飛び込んで泣きじゃくる莉奈。
「大丈夫、今警察の人が来て捕まえてくれるから。」
抱きしめながら莉奈の背中を軽く叩く宙斗
「莉奈、もう大丈夫だから、落ち着いて…」
そうしていると段々の落ち着いて来る莉奈
「大丈夫、大丈夫だからね…」
二階から怒声が聞こえてくると、莉奈が宙斗の胸の中でビクッと一瞬体を震わせる。
その莉奈の様子を莉奈母
莉奈母「(今の声、お隣の息子さん?でもまだ、莉奈ちゃんには言わない方が…)」
ーーーーー二階莉奈の部屋ーーーーー
警官に両側から確保されて興奮状態の隣家息子。
色々なことを喚き散らしている隣家息子に
莉奈父「○○君だったのか……なんてことをしでかしたんだね君は。
こうなることを恐れて、君のお父さんにも意見したのだが、
聞き入れてくれなかったんだね○○君。」
誰ですか?お知り合いですか?という警官に、莉奈父は素性を話す。
警官「では色恋沙汰が発展したご近所トラブル?」
莉奈父「いえ、娘はかなり大きい精神的ショック受けてますし、
間違いなく住居不法侵入ですよね。それに絶対に娘には言えませんが
下着に体液が付着しています。これ器物損壊では…」
警官「そうなると思いますが。では逮捕という形で宜しいので?」
莉奈父「えぇ、自分の犯した罪きちんと反省させてください。」
莉奈父の言葉を受け、りん目息子の手首に手錠をかけ
警官「○時○○分、住居不法侵入の罪で現行犯逮捕」
手錠をかけられそう告げられると、又暴れ始めるお隣息子
その息子に対し
莉奈父「○○君、君はさっきから海斗海斗と喚いてるが、彼は海斗ではないよ。
彼が海斗だったら、私も娘との交際は絶対に許しはしないさ。
それに娘は決して君のものなんかじゃないから、勘違いしないでくれたまえ。
出は警察署で自分の犯した罪をしっかりと反省するんだね。」
話しが終わるまで待っていてくれたのか「もう宜しいですか?」と言って
警官が隣家息子をパトカーへ引き連れていく。
ーーーーー再び書斎ーーーーー
「ほら莉奈、警察の人が捕まえて連れて行ってくれたから、もう大丈夫だよ。」
幾度そう言っても宙斗から離れようとしない莉奈。
隣家息子がパトカーに乗せられるのを確認した莉奈父が書斎に来て、莉奈母と共に
莉奈の様子を見守っている。
しばらく莉奈の様子を見守っていた莉奈父が徐に
莉奈父「宙斗君、どうだろう。今日これから莉奈の事、君のマンションに住まわせて
やって貰えないだろうか?
莉奈もこんなことがあった部屋にその当日にいるのは嫌だろうし、どうかね?」
「私は別に構いませんが…莉奈さん本人の意向は?」
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