どの飲み物を買うか、なんて子どもっぽいことで言い合っている比奈と真由子を置いて店を後にする。
「自分のことは自分で。母のことも自分で。」幼い頃から自然と求められ手て応えてきた真緒には、2人のやりとりは不自然で違和感・・でも少し羨ましさもある。
母の真奈美に「先戻ってる。」と声をかけ、気持ちを振り切るように車まで小走りで戻った。
「え・・?あ、でもそんなつもりで戻ってきたわけじゃないので・・。」
思っても見ない誘いに目を丸くし、じっと龍太郎を見つめてしまった。言葉の意味を理解して遠慮しようとする。
しかしそれを打ち消す龍太郎の言葉に、これ以上抵抗するのも空気を崩してしまうかな・・そう判断し、こくりと頷いた。
ちょうどよく戻ってきた母に車の番を託し、2人は自販機前に移動する。
丈の短い白のロンTに太めのジーンズ、キャンプだからと普段に比べてややカジュアルで年相応の格好。今どきの子らしい小柄で薄い体つきが強調された服装だった。
真緒と龍太郎が自販機前で話していると、2人は当然ながら親子にしか見えない。
本当にそうだったら、ちょっと嬉しい。
「じゃあ・・アイスカフェオレがいいです。ありがとうございます。」
真緒の言葉を聞いて一つボタンを押すと、ガコンと音を立てて缶が一つ落ちてくる。屈んで自販機の受け取り口に手をいれて探ると、ロンTから裾がやや上がって背中の白い肌がちらりと見える。
お礼を言って缶を開け、一口飲んでみると・・冷たく心地良い感覚とともに、思ってもみない苦味に襲われた。カフェオレだと思ってボタンを押したが、出てきたのはブラックコーヒー、補充の際の手違いで、カフェオレと入れ変わっているのかもしれない。思わず一瞬だけ顔を顰め、パチパチとまばたきをする。買ってもらったものを飲めないとは言えない。
果たして、龍太郎の買ったブラックは・・?
【こんばんは。私もレス書いておきますね。
服装も龍太郎さんのお好みに合わせました。
また、真由子の名前も承知しました。
前レスでこちらの母の名前を「真奈美」としてしまったのですが、龍太郎さんがややこしければ「奈美」とかでも大丈夫です。私はどちらでも問題ありません。】
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