私とハルカは車に入ることを諦めて、車の影に隠れようと身を低くした時、ドアが開錠される音がして、私達はカップルの車から死角になっている後部ドアから二人続けて車内に滑り込みました。
私達は、後部座席で身を屈めてカップル達の車が行き過ぎるのを待ちました。
しばらくすると、運転席のドアとトランクが開く音がして、私とハルカは顔を上げました。
私達には、駐車場を出て行くカップルの車と荷物を持って、車を出て行くヒロの姿が目に入りました。
ヒロは、私達が先程トイレで脱いだ服と私達のコートとバッグをトランクに入れて、運転席に戻り車を発進させました。
私とハルカは、ヒロに服を返す様に言いましたが、目的地に着いたら返すと言って運転を続けました。
トランクを開けるには、運転席とドアの隙間にあるレバーを引くか、車のキーで開錠するしかなく、後部座席の私とハルカには、そのどちらも困難で、仮にトランクを開けることが出来ても、下半身が裸の状態で外に出ることは出来ませんでした。
私達はヒロの言う通り、目的地に着くまで大人しくするしかありませんでした。
車はドライブウェイから一般道に出ました。
私とハルカは、なるべく覗かれない様に窓から離れた、後部座席の中央に身を寄せ合って座り、顔を伏せていました。
こんな状況なのに私は、目の前にあるハルカの女性器と自分の股間を見比べていました。
座席の低い乗用車から覗かれることはありませんが、トラックやバス、バイクや自転車からは、私達の半裸姿が覗け、特に停車中は歩行者から丸見えの状態でした。
どうやら車は、当初買い物に行く予定だった繁華街に向かっている様で、交通量や信号が増えてきました。
ほとんどの人は、私達に気が付かない様子でしたが、信号待ちの時に隣に止まった自転車の男性が私達の状況に気付き、車内を覗いているのが横目でわかりましその男性は、次の信号で止まった時も私達の車に追いついて、車内を覗いてきました。
死にたくなる程、恥ずかしいことなのに、私は射精するのとは違う快感を感じていました。
その快感は、射精の様に一回きりの快感ではなく、何度も断続的に続くもので、これまでに経験したどんなセックスよりも気持ちの良いものでした。
隣にいるハルカも感じている様で、股間を隠している指で私にバレない様に自分の性器を慰めていました。
私は、女装が趣味だけどセックスはノーマルなノンケの男だと思い込んでいましたが、私の内面は、女性として辱めを受けることが快感になるマゾの女なのかも知れないと気付き始めました。
ヒロは、そんな私の本性を一瞬で見抜き、この様な行動をしているんじゃないかと思いました。
車は、歩行者の多い細い路地に入り、大通りに出る信号待ちの軽い渋滞にはまり、50m程進んでは、1分程停車することを何度か繰り返しました。
車が停車する度に歩行者が立ち止まって、私とハルカを覗いてくる感じで、大通りに近づくに連れ、覗いてくる人も増えていきました。
私とハルカは、通行人の囁きや笑い声とヒロの言葉攻めに対し、強く手を握り合って、その辱めに耐えていました。
やがて車は、ファッションビルの地下にある駐車場で停まり、ヒロが私とハルカの荷物を返してくれました。
私達は、やっとの想いで下半身を隠すことが出来ました。
しかし、渡された荷物の中に私のショーツがありませんでした。
私が車外のヒロを見ると、彼女は私のショーツを持って、笑顔で立っていてました。
※元投稿はこちら >>
ご主人様はビアンでS