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佐久間スポーツジム

投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
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2025/07/07 00:51:58 (sEz/5txh)
「さてとそろそろ時間だ。行きましょうかお父さん。」
佐久間スポーツジム事務所の壁に掛かっている時計を一瞥して、亮平が父に声をかける。
「ジムでお父さんは止めろと、いつも言っているだろうが。」
「はいはい、会長。新規採用職員の面接に行きますよ。」
苦笑いを浮かべながら、父光一に再度声をかけデスクから立ち上がる亮平。

亮平が歩き出すと小走りに追ってきた光一が追い付き
「どうだこの〇〇って娘(こ)は。大学でスポーツ関連の講義取ってたみたいだし、何より可愛い顔してるじゃないか。」
と耳打ちをする。
「インストラクターに顔は関係ないでしょ会長。それになんでそんなこと言うんです?」
「いつまで経っても結婚しないから、母さんが心配してるんだよ。いい女(ひと)がいないなら、ジムで見つけたらどうかって。」
〇〇という娘は亮平から書類選考を任された父と母が、顔で選んだことを亮平は知らない。

「全く母さんったら・・・」
言いながら、付き合ってはいるがこの頃心の距離が遠く離れてしまった、船見を思い浮かべる亮平。
思い浮かべたその映像を頭の中から追い出すように、数度頭を振る亮平。
「くだらないこと言ってないで、面接に集中してくださいね会長。」
言い終えると面接会場にしてある、会議室の扉を開ける亮平
扉を開けると長机二つにパイプ椅子四つ、そのうち二つには男女が一人ずつ座っている。
それに相対するようにパイプ椅子が一つ置かれている。
長机側のパイプ椅子に腰を下ろす亮平と光一
「お待たせしました、入って貰って」
腰を下ろした亮平は最初から応接室内にいた男に声をかける。
「はい。」
そう言って男は、亮平と光一が入って来たのとは逆側のドアを開け
「お待たせしました〇〇さん、中にどうぞ。」
と、外にいる人物に声をかける。
男は人事課長の堂本。
因みにもう一人最初から室内にいた女性は、インストラクター長の黒木である。



ここは、〇〇県下に数軒のジムを構える佐久間スポーツジム
亮平が継ぐ前までは、一軒だけそれもマシンだけを置く小さなジムだったが、亮平が父の跡を継ぎ、なんとか事業を拡大することに成功して、業界でも中堅を位置する規模まで成長することができた。
今日は本店(一号店)の改装拡大に伴う人員採用の面接なのだった。

〇〇さんになってくれる方こんな感じの導入であそびませんか?
〇〇さんがスポーツジムの会員から痴漢行為をされたり、亮平とあんなことやこんなこと、光一からスケベな視線向けられたり、その他流れで色々と。

 
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/21 18:12:44    (mBd.xxm1)
なんだかんだ屁理屈をこね、胡々希はおろか亮平、目黒にまで懇願している渡辺照を振り切り、なんとか車を発進させジムにまで戻って来る。

寮の自室に残った胡々希と別れ、
「目黒君お疲れ様。自分のデスク戻る前にちょっと社長室に来てくれないかな?」
そう言うなり、目黒の回答も聞かず社長室に向かう亮平。
「はい。」
訳も分からないながらも、目黒がその後に従う。
社長室のデスクの前に座った亮平は
「ドアに施錠して隣に来てくれる。」
その間に亮平は目の前にあるパソコンを起動している。
「目黒君、いや目黒、君は今日一日見てて井ノ上さんの事どう思った?」
「どうとは?(目黒心の声:聞かずともやはり、女性としてどう思ったってことだよな、これは。)」
「野暮なこと聞くね、君も。女としてどう思ったってことだよ(薄笑)。俺も独身だし、船見ともこの前別れたし。彼女も渡辺って言う小僧とはもう別れたも同然。俺が想っても問題はないだろ。」
「(目黒心の声:やはりそうなのか、社長は井ノ上さんの事…どう答えればいいんだ?)いい女(ひと)だと思いました。芯はしっかりしてそうだし…なにより……」
「なによりなんだ?(笑)」

その頃にはパソコンも立ち上がり、いくつかに分かれたウィンドウには寮の室内らしき映像、そのうちの一つ浴室の映像には全裸でシャワーを使っている女性の後姿が映されている。それを目にした目黒、
目黒「社長……、パソコンに映っている映像はいったい?(目黒心の声:子の体形、これ井ノ上さんだよな、社長まさか覗きを…)」
「目黒、これは君を信頼して君だけに話すんだが、君が想像している通りこれは今現在の井ノ上さんの寮の室内だよ。井ノ上さんいい体してるよな、そう思わない?今は流してないが、音声も流れるぞ。」
そう言うとほんの少しスピーカーの音量を上げる亮平。するとスピーカーからはシャワーの水音が流れる。
乳房に塗られたソープ。
それを掌でこするように脇腹や太腿に塗り広げている胡々希。
太腿の付け根は、湯気の影響なのか曇って定かには映っていない。
「う~ん……曇り止めが必要か。」
「(目黒心の声:社長はどうしてこれを俺に…)社長、それで私は何をすれば。社長には大恩がありますので、なんでも仰って下さい。」
「ありがとう目黒。ちょっと出ようか。」
そう言うとウィンドウを全て閉じて、パソコンをシャットダウンさせる亮平。
「駅の方にある〇〇バって店に行ってみよう。前に井ノ上さんに教えて貰って一緒に行ったんだ。コーヒーフラペチーノっての、ちょっと甘いけど美味いぞ、目黒は行ったことある?〇〇バ」

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/21 08:02:39    (wk.ffawG)
シャワー、有り難い申し出を受けるが…。
「私、渡辺君の傍にもう居たくないんです。」
渡辺「胡々希ちゃん…、本当に駄目なのか?」
「声も聞きたくない…、傍に居るだけで鳥肌が立つ!」

その言葉にショックを受ける渡辺、まだどこか胡々希を諦めきれないのか…。
渡辺「好きだから…、嫉妬から…してしまった事なんだ…、なぁ、胡々希ちゃん……。」

目黒の横から胡々希に手を伸ばそうとするが黒木に制されてしまう。
目黒「念書で済ませてる内に諦めなさい!井ノ上さんが表沙汰にしない代わりに情を掛けてくれてるんです。
(心の声(社長の為にもこの男、井ノ上さんから早く離さなければ…。))」

「社長、早く寮に戻りたいです、身の回りの物を持って寮に…。」
黒木「では井ノ上さんは身の回りの物を鞄、スーツケースに入れてください。
寮にある程度のものは揃ってますので必要な物は後日、引っ越しの際に引き上げるでとうでしょう?」

目黒の言葉に頷き寝室へ、クローゼットの衣服類、パソコン、その他必要最低限の物を入れリビングへ行くと渡辺の姿は消えている。

亮平と目黒に手伝ってもらい車にトランクに荷物を入れると再びジムに戻ってくる。
二人が手伝ってくれ荷物を部屋に入れるとお礼を言い頭を下げる。
目黒「カードとシリンダーキーが無ければ誰も開けられません、安心して休んで下さい。」

二人が玄関から出るとその場にペタンと座り込んでしまう。
暫くそのままの体勢で動けないでいる。
「お風呂入らないと……。」

浴室を見に行くと湯船に湯を溜めていく。
湯がたまるまでの間、初めて入った時は見ていない場所を見て回る。

玄関横にシューズクローク、キッチンには電化製品が揃い、リビングにはクッションとシンプルなテーブル。
寝室にはベッドとウォーキングクローゼット。

リビング、寝室、洗面所脱衣場、浴室には全身映る鏡があるだけで別段、変わった所はない。

♪♪♪〜、お風呂が沸きました。機械のアナウンス。
そのまま浴室へ、持ってきていたお風呂の道具とスキンケア用品を棚に起き
全て脱ぎ、端に置きお風呂へ入るとシャワーで体を流す。
42
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/20 22:19:11    (pbT3kBtk)
恥も外聞もなく亮平にまで、懇願してくる渡辺。
「普通の男なら勘違いだけであんな真似しないよ、仮にも付き合ってる女性に対してあんなことして……それに今の言葉は、多くの男に対しての侮辱だからね、謝って欲しいもんだね。。
早く拇印押して……警察に突き出されないだけ良かったと思うんだな。」
渡辺の拇印と胡々希の印が押された念書2枚を渡辺から奪い取るように
手に取り胡々希に見せて確認を取ってから、
「1枚は君のやらかした事の報告がてら、君の実家に送っておくから、観念して待ってるんだな。」
渡辺:「実家??実家に送るのかこれを??やめてくれそれだけはやめてくれよ、お願いだ俺はこっちで就職したいんだよ。」
「都合のいいことばかり言ってるんじゃない、君ももうすぐ就職するはずだったんだろ、本来であれば自分のやらかしたことには、自分で責任をとれる齢だってことだ…でもそれができないようだから、両親に出張ってもらうほかないだろ。」

そう言ってから胡々希の見ると、どこか気持ち悪そうに腕や脚を摩っている。
「井ノ上さん俺達二人でこいつを外に追い出してくるから、昨日もシャワー使えてなかったし、ジムに戻る前にゆっくりシャワーでも使ってさっぱりしたら、ねっ。」
「心の声:さっきちらっと見えたが、揉み心地の良さそうなおっぱいだったな…あの肌は早いところ触れてみたいよな。」

「目黒君行こうか、悪いけどまだそいつの事拘束しながら来てくれる。井ノ上さん俺達車で待ってるからゆっくりとシャワー浴びてて」
「目黒心の声:尾上さんって綺麗だな。黒木の件で女性不審になってからこの方欲情することもなかったけど…社長が井ノ上さんが執心してるのも分かる気がする。」
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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/20 16:39:46    (cis4wqOu)
見られた、お二人に見られてしまった左胸、腰、飾り気のないパンティ、太腿と見られてしまった。
渡辺照は目黒康二の手に寄って引き離された、その瞬間バスタオルが掛けられ、そのバスタオルを巻き込んだまま胡々希はベッドの上で体を丸め
あられもない姿を隠すように蹲る。
渡辺照に触られた自身の身体が嫌で嫌で仕方ない、シャワー浴びたい
だけどこの場で浴びる訳にはいかない、着ていたものを全て脱ぎ
ブラもパンティも洋服も着替え脱いだ物を丸めリビングへ、そのままキッチンのゴミ箱に捨ててしまう。
亮平と目黒の後ろから少し顔を覗かせ渡辺を見ながら
「突き出しません、ただ二度と関わりを持ちたくありません。
二度と会いたくありません、傍にいたくないです。
同じ空気を吸うのも嫌です。」
目黒「ならば念書を作ってサインさせては如何ですか?
井ノ上さん、パソコンとプリンターお持ちですか?」

大学生の課題で必要で持っているはずと踏んだ目黒からの提案。
胡々希は黙ってパソコンを起動させると目黒が書類を作り、亮平に手渡す。

「ただ内定先には就職出来ないよ、お父様とお母様には報告するから地元に戻されるよ。」
渡辺「そ、そんな……、胡々希さん、否、井ノ上さん、昨日と違う服だったからおっさんと…、イヤ、佐久間さんと浮気をしたと思って頭に血が上ってしまって
自分でも思わぬ行動に出てしまったんだ。」
「うん、私もまさか付き添いで来てる方が居るのにそんな風にされるとは思いもしなかったよ。
そんな風にされた人に近くに居て欲しくない事は理解出来るよね?
渡辺君なら“優秀”だから“高学歴”だからUタウンできっと地元一の会社に就職出来る。」
渡辺「そ、そんな…、佐久間さん!佐久間さんからも勘違いから男ならあると井ノ上さんに言ってくださいよ。」

フローリングで正座をし情けない顔で亮平と目黒を見上げている渡辺。
目黒は兎に角、警察に届けられたくなければ念書にサインしろと迫る。

自分より背の高いガタイの良い二人に冷たい目で見られ震える手で渡辺照とサインし
目黒が自身の鞄から朱肉を出し拇印させる。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/20 15:27:52    (pbT3kBtk)
目黒康二と2人、胡々希のマンションのリビングにいると、胡々希の悲鳴らしき声が聞こえる。
「くそっ、同じマンション内にいるとはいえ、やはり2人きりにすべきじゃなかったな。」
胡々希が入った部屋に向かいながら
「目黒君はあの男井ノ上さんから引き剝がして、動けないように拘束しといて。もしかしたら、いや確実にあの男井ノ上さんに覆いかぶさって行為に及ぼうとしてると思う。あの時(黒木が全裸で亮平に迫っていた時)とシチュエーションは逆とはいえ、目黒君にはまた辛い思いさせちゃうかもだけど…」
「大丈夫です社長。」
そう目黒に言い終えると同時に

「何してる!井ノ上さん嫌がってるだろうが、バカ者が!」
言いながらドアを開けると、やはり渡辺照が井ノ上胡々希の上に覆いかぶさり、その手はブラジャーの上から井ノ上胡々希の乳房に。
目黒が渡辺照を後ろから羽交い絞めにして、井ノ上胡々希から引き剥がす。
リビングに畳まれて置いてあったバスタオルを持って来ていた亮平は、それをあられもない姿にされていた井ノ上胡々希の身体にかけてから、
「俺たちはこの馬鹿と一緒にリビングにいるから、服整えて。」
とリビングに移動する亮平と目黒、それと目黒に羽交い絞めにされた渡辺照。
数分後衣服を整えた胡々希がリビングに姿を現す。
「井ノ上さん……この馬鹿どうする?警察に突き出す?」

目黒に羽交い絞めに拘束された渡辺照はジタバタと抵抗しているが、体力が無くなって来たのか次第に静かになってきている。
「警察に突き出せば不同意性交未遂か不同意わいせつで確実に実刑にできると思うけど……俺と目黒が証言するし…どうする?」
渡辺「警察……警察は許してくれ、頼む頼むよ胡々希。いや胡々希さんお願いだ…警察沙汰になんかなったら、折角内定を貰った就職先パーだよ。お願いだからさ…俺と胡々希さんの仲だろ…お願いだよ。」


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/20 05:59:53    (cis4wqOu)
駐車場へ三人、先ほどの車へ。
同じ県だとは言え、市が違う為、車だと少し掛かる、この県は公共交通機関が発達しており車がなくとも移動には事欠かない。
「社長と目黒さんが着いてきて頂ければ待ち伏せされても安心です。
お蕎麦屋さんですか…、普段外食ではお蕎麦食べないので(高いから)以前、祖父母がご贔屓にしていたお店ならご案内出来ますが…。」

高速道路は混むことなくナビの時間が示した到着時間。
「右手側に来客用の駐車場があります、管理人室の前に記入用紙があるので言って書かないと…。」

亮平が渡辺照が待ち伏せしている可能性があるからと一緒に行ってくれると言う。
目黒も駐車したら追い掛けるといい管理人室へ、来客駐車スペース使用、用紙に書いていると
案の定、渡辺照が…。

渡辺「胡々希ちゃん、待ってたよ、何でそのおっさんが一緒なわけ?」
渡辺の言葉に応えず亮平に謝罪の意味を込め頭を下げる。
そこへ目黒も合流する。
目黒「社長、お待たせしました、井ノ上さん、引っ越し前なので最低限、身の回りの物を纏めて下さい。」
渡辺「引っ越し前に何だよ!胡々希ちゃん、応えてよ。」
「渡辺君も着いてきて。」

オートロックを抜け四人で部屋に行き部屋の鍵を開けると。
「社長、目黒さんも中へどうぞ。
渡辺君も、私物持って帰ってくれないかな?」
渡辺「何だよそれ!俺は別れる気なんて無いからな!」

別れる気はない。と言う渡辺の言葉を無視し。
「寝室に洋服あるから持って帰って。」

渡辺を寝室へ、ドア開けっ放し渡辺に警戒MAXの胡々希はドアを開けていたが渡辺がドアを閉めてしまった。
渡辺「別れる何て冗談だよな?」

テキパキも背を向け渡辺の私物を纏めていると後ろから抱き着かれる。
渡辺「ヤッてなかったから拗ねてるんだろ?」

目が血走り興奮している渡辺。
この人はどう言う神経しているんだろう、私はこの人の何が良くてお付き合いしてたんだろう。
「渡辺君、離してよ!離したってば!」

後ろから抱きついた渡辺の左手は洋服の上から胸に右手はワンピースをたくし上げ太ももを触る。
「渡辺君、何考えてるのよ!止めてったら!止めて!イヤ、イヤだ!」

ベッドに押し倒されワンピースをたくし上げられカジュアルな下着が露わになり
ブラを上げられブラに押された乳房の形は歪み……。

寝室の開く音と低く怒りの声が…。
38
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/19 22:42:45    (ak049faU)
「目黒君行ってくれるの?ありがとう。二人きりになって大丈夫?無理しないでね。」
(最後の「大丈夫?無理しないでね。」は理由を知らない胡々希にとっては理解不能な言葉であっただろう。
しかし黒木の言いがかりにより精神的に参ってしまい、そればかりか一時的にではあるが、女性不審に陥ってしまった目黒にとっては、凄く有り難い言葉であった。)
「大丈夫ですよ、社長。もう克服できたと思いますから(笑)
(心の声:社長のことは信じてはいるけど、いくら会長のお気に入りとはいえ、黒木の事いつまで雇っておくつもりなんだろう。
徐々に彼女の権力は奪って来てるとはいえ、彼女を目の前にするとどうしても思い出してしまう…)」
そんなことを一瞬思ってから
「では社長行ってまいります。井ノ上さん行きましょう。」
目黒がそう言うと部屋を出ていく二人。

部屋に取り残された亮平だったが
「良い機会ができたもんだ…社長室に行ってと…」
社長室のパソコンで胡々希の部屋のカメラを操作し始める亮平。
程なくして一人部屋に戻って来る胡々希。
同じころ目黒がドアの外から声だけで
「社長今戻りました、井ノ上さん着替えてこちらに来るそうです。私は隣の部屋にいますので。」
「わかった。ご苦労様でした。」
そう言うとパソコンの画面に集中し始める亮平。

「(小声独り言)おっ来た来た…ほぉ~衣擦れの音も拾うのか、なかなか高性能な盗聴器だな。」
画面には一人という安心感なのか、躊躇なく来ていた洋服を脱いでいく、胡々希の姿が映し出されている。
「(小声独り言)なんだよくそ、後姿か。まあ、今日のところは良しとするか…それにしても健康的で綺麗な体してるな、出るところは出て括れるところは括れて。どれくらいの経験かはわからんが、渡辺って若造が執心してるのも分かる気がする。」

そんなことを考えていると、どこの部屋のカメラからも胡々希の姿は消え、玄関のカメラが胡々希が部屋から出ていく姿を映している。
玄関ドアが開き出ていく胡々希。
玄関ドアが閉まると、カチャンと自動的に鍵が閉まる音を盗聴器が拾う。
「さてそろそろ来るかな。」
そう思い亮平がパソコンをシャットダウンしたとき
「社長、お待たせいたしました。井ノ上さん用意が終わったそうです。」
とドア外から、目黒の声がする。
「分かったじゃあ行こうか。」
その声と同時に社長室のドアが開き亮平が姿を現す。

駐車場に止めてある社長車に乗り込む三人。
運転席に目黒、後部座席に胡々希と亮平。
運転席の目黒はカーナビに胡々希のマンションの住所を入力し終え、
「では社長出発します。」
目黒がそう言うと車は滑らかに動き出す。
「社長ちょっと距離があるので、高速に乗ろうと思いますが。」
「わかったそうしてくれ。そうだ井ノ上さん、朝から何も食べてないよね、井ノ上さんの地元着いたら、何か食べようか?俺もお腹空いちゃってさ。どこか美味しいお蕎麦屋さんとか知ってる?」


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/19 18:33:30    (eQrLqXdO)
色々あったと聞き、頷く、触れられたくない過去だってある。聞かれたくない事もあると思う。
「いいえ、覚えています。
ドアを丁寧に押さえてくださっていた方ですよね。
はい、出来れば着替えたいのでユ◯◯ロに行っています、ただ事務員の方の、お仕事の邪魔になってしまうのも……。」
目黒
「社長、傍で見守っているだけで宜しいんですよね?なら私が……。(心の声(社長の財産狙いか、金遣いとか見てみたいからな。))」

少し目黒に押され気味に隣のユ◯◯ロへ。
選んだのは履いているソールサンダルに合わせ二千円代のストレッチのワンピースとスポーツウェアの下にも穿けそうな下着。
(心の声(目黒さん、見てないよね?))
「会計してきます。」
目黒
「ここでお待ちしています。(心の声(ワンピースの下に隠す時、見たが下着も派手じゃない、ワンピースもお手頃価格を選んだな…、金目当てじゃないか))」

会計を済ませ一度、事務所に寄るとりかは社長室に居ると言う。
目黒に寮に戻ると伝え部屋に入ると洗面、脱衣場で浴室横にある全身鏡を背にして着ているものを脱いでいく。
ショートパンツを脱ぐ時、突き出されたお尻と白シャツを脱ぐと括れた腰(もりこれエンブロイダリーレースブラセットD、ピンク)
一度、鏡に前面を映しアザなどないか確かめる。
そこに映されたブラに包まれてはいるが柔らかそうに実る乳房、健康的な肌色の括れた腰、下腹部は下着で隠されているがアンダーヘアはきちんと処理されてる様で…。
また鏡に背を向け、下着を脱ぎ買ってきたばかりの下着を身に着け、ワンピースを着てまた全身を映し
髪の毛を手櫛で整え、簡単にメイクを直す。
「お手間取らせてしまったら駄目よね。」

ドラム式洗濯機に洋服を入れスイッチを入れ部屋を出、事務所へ。
「お待たせしてすみません。」
36
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/19 16:34:36    (ak049faU)
「社長、私もお供します。」という目黒に対して
「そうだね、そうして貰えると助かるよ。ついでに運転もお願いするよ。」と目黒から飲料を受け取りながら亮平。
「勿論です、社長。」
亮平はミネラルウォーターを胡々希に渡しながら
「井ノ上さん彼は目黒康二君。以前はインストラクターをやっていたんだが、ちょっと色々あって今は私の秘書みたいなことをやって貰ってる。
採用面接の時ドアのところにいて、呼び込み等をやって貰ってたんだが、覚えてないか(笑)
目黒君、彼女は井ノ上胡々希さん。今度新卒採用で、新一号店の方で働いてもらおうと思ってる。」
目黒は改めて胡々希に目礼をする。
目黒から受け取った珈琲缶のプルタブを開けながら続けて
「彼ちょっと無口だけど、慣れればいい奴だから。
それに大きいでしょ。聞けば俺より1cmくらい大きいらしい。
今回の件みたいな時には、傍にいて貰って適任でしょ(笑)」

コーヒーを飲み終わり
「じゃそろそろマンションに向かおうか…」
と言ってから、
「そういえば、井ノ上さん昨日から着替えてないんだよね。
服も倒れた時に少し汚れちゃったし、着替えたければ隣にユ〇〇ロがあるから、着替え買ってくる?
行くんだったら誰か女性の事務員に付き合わせるよ。
着替えて洗濯機に放りこんでおけば、帰ってくる頃には洗濯も終わってるだろうし。」

渡辺照
「くそっ、胡々希の奴、何度かけても出やしねえ…マジで別れるつもりか、……いや、あいつは俺のこれの虜のはず、分かれるなんてありえねえよな。」
ズボンの上から自らの股間に手を伸ばす照

35
投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/19 13:11:59    (eQrLqXdO)
「そうですね、待ち伏せしてると思いますが、家にある物も返さないといけませんし
今から明日に一緒に行ってくれそうな男子に頼んでも渡辺君が何言い出すか判らないですしどうしたらいいんだろう。」

車の後部座席で亮平が着いて来てくれると言うが悪い気もする。
が、伯母に頼まれてるとも言ってくれ車の手配までしてくれた。
「社長、本当に勝手で申し訳ないのですがお願いします。」

「ここが新一号店ですか…、こんな素敵なところで働けるなんて嬉しいです、何だか信じられないです。」
エレベーターに乗るとカードキーとシリンダーキーを堂本から渡され説明を受け

「ここまでセキュリティ万全ならジムに部外者が入ってきても寮にはたどり着けないんですね。
安心しました。」
カードを画面にタッチすると五階と六階が画面に映される。

堂本
「社長、井ノ上さん、私はまだ仕事が残ってるので事務所に戻ります。
説明の方は社長、お願いします。」
四階で降り代わりに亮平の秘書の目黒康二が乗り込んでくる。

「こ、こんにちは…。」
胡々希を一瞥すると軽く会釈をする目黒。
目黒康二、亮平とは話すが他の人とはほぼ話さない、それは胡々希に対しても変わらない。
以前、黒木昭子が全裸で亮平に迫った場所に遭遇し引き離したのは目黒康二だった。
その時、黒木から襲われたと言いがかりを付けられてから精神的に参ってしまい、一時期失語症になってしまったが今は回復している。

亮平が証言とケアをしてくれ恩義を感じ従順且つ側近として動いているが
亮平が気に入っていると思われる胡々希をまだ信じず品定めしている。

五階に到着すると右手と左手に別れており目黒がエレベータードアを押さえ二人を先に下ろす。

亮平が左手側に歩き出すとその後を着いていく胡々希。
一番端の部屋に到着するとカードをタッチしシリンダーキーで開けると寮にしては広めの1LDK。
「社長、ここが寮ですか?普通のマンションみたいです。」
靴を脱ぎ揃え、休む為にリビングへ。

「一息ついたらマンションに簡単荷物を取りに行きたいのですが…、宜しいでしょうか?」
目黒
「社長、私もお供します。
先ほどジムで買ってきた珈琲と貴女は何が好みか判らなかったのでミネラルウォーターを買っておきました。」
亮平に手渡すとリビングドアの前に立っている目黒康二。


目黒康二、秘書と言うか亮平の言う事、何でも聞くのでその様にしてあげて下さい。笑
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