2025/06/25 17:52:21
(xwCr/YTH)
「圭介!慌てて美術部の部屋に来て、怪しいいぃ」
圭介が、なにか言ってるけど構わず部室に入った。
部室の机の上には、スケッチブックや画用紙が無造作に置かれていた。
私は部屋をざっと見渡すと、圭介と机の間を行ったり来たりする。その目には、どこか探るような視線。
「へぇ、圭介ってほんと真面目に絵描いてるんだね」と、私は、軽い口調で言う。
でも、その声にはどこか含みがあるような言い方。私ははゆっくりと机に近づき、スケッチブックの1冊を手に取る。
「ちょっと見てもいい?」と聞くと私は、スケッチブックをパラパラとめくり始めた。
「ま、待って! それは…その、ただの練習で…!」
「ふーん、練習ねぇ」と、
私は圭介の言葉を遮るように呟き、ページをめくる手を止めない。
そして、ついにそのページに辿り着いた。
私にそっくりな女の子が縄で縛られている。
私の動きがピタリと止まり、静寂が部屋を支配する。
私は無表情で絵を見つめ、ゆっくりと顔を上げて圭介を見た。
「…これ、なに?」
ちょっとキツめに問い詰めたけど、圭介も私のことをそういう気持ちでいたのが内心嬉しかった。
「ち、違うんだ! これは、ただ…アートで…! 深い意味はないんだよ!」 必死に弁解するけど圭介の言葉が空回りする。
すると、突然私はクスクスと笑い出した。その笑い声は、子供の頃に圭介をからかってた時のあの無邪気な響きと似ていて、なのにどこか大人びた色気が混じっている。
私はスケッチブックを閉じ、机に置くと、圭介に一歩近づいてきた。
「圭介ってさ、昔から絵は上手だったよね?それに縛るのもうまかったかな」
上目遣いが、さっき教室で見たのと同じように圭介を捕らえる。
「で、これ…私のこと、こうやって縛りたいって思ってるってこと?」
「そ、そんなわけないだろ! ただ…その…インスピレーションで…!」
「ふーん、インスピレーションね」
私はニヤリと笑い、突然、机の上の別のスケッチブックを手に取った。
「じゃあ、もっと見せてもらおうかな。どんな『インスピレーション』か、ちゃんと教えてよ、圭介」
私は再びページをめくり始めた。そこには、全裸で胸を縛られ強調された私が描かれていた。
一枚一枚じっくり見つめ、時折「へぇ」とか「ほぉ」と小さく声を漏らすけど、心臓の鼓動はうるさいほど大きく高鳴っている。
描かれた私は、SNSに投稿されたマゾ女性のように股間に食い込むほどキツく縄掛けされていたり、逆さ吊りやエックス字に磔にさたりしていた。
「圭介、さ」
スケッチブックを閉じ、目の前まで来て、顔を近づけて。
「私、子供の頃の約束、覚えてるよ。『圭介の絵、いつかちゃんと見せてね』って言ったの。忘れてなかったよね?」
「で、どうする?」
私は、少し首を傾げ、まるで圭介を試すような笑みを浮かべる。
「この絵?アートなんでしょ?ただのエッチな落書きじゃないんだよね。私のことちゃんと描けてると思う? それとも…もっと近くで、じっくり見て描きたい?」
「圭介、私のことちゃんと見てよ…で、どんな私を描きたいのか、ちゃんと教えて、アートならモデルになってあげてもいいよ。」
言っちゃた、、、その顔は頬は赤らみ艶めいた牝の顔だった。