2025/05/19 05:56:01
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「送っちゃった…本当に…あっ…お、送り…あぁ!」
誓いの動画を撮り終えると激しい興奮に身が焦がれる。
人生で感じた事のないような興奮、ほんの僅かの時間でいつもと変わらない日常から自分だけが切り離され、淫獄に堕ちていく背徳感。
全てが快感に直結し、先ほどまで視線を感じてオドオドとしていた自分が嘘のようであった。
むしろ見られているかもしれない、という感覚すら興奮を覚えている。
「やだ…気持ち…いい…、すごい…こんなのぉ…あぁ!ん!んぁぁ!指…止められない…もっと…はぁ…はぁ…」
一度箍が外れたが最後、快感を貪る為に堰を切ったように快感への渇望が火を噴く。
あの盗撮された写真に写っていたソファの上に寝そべり大きく足を広げ熱い愛液に濡れそぼった秘裂を指で掻き回し、先端が固く尖った胸を激しく揉みしだく。
「あっ!あぁ!も、もうイク!…」
瞬く間に絶頂へと駆け上った肉体が限界を迎える直前、メールの着信音が響き渡り思わず悲鳴を上げて自慰を中断させられる。
「なんなの…人を馬鹿にして…!」
荒い息を吐きながら恨めし気に携帯を見やると、苛立ちも露わに乱暴に操作しメールを読む。
自分がオナニーを始めてしまった事実を指摘され、顔を赤らめながらどこかに監視カメラが仕掛けられているのではと疑心暗鬼になりつつ記載されている内容を読むと。
「…荷物」
まさにメールを確認した直後にインターホンが鳴り、再度悲鳴を上げ飛び上がりそうになる。
思わずその場でじっと息を潜め、様子を伺うが誰かが表にいる気配は無い。フラフラと玄関まで進むとそっと扉を開け、誰も居ない事を確認すると確かに紙袋が置かれていた。
ひったくるように紙袋を取り、ドアにカギとチェーンをしてその場で中身を確認すると思わず取り落としてしまう。
中には淫具に異臭を放つ男性物の下着、そしてメモが入っており、袋を開けた瞬間から濃厚な精液特有の生臭い匂いが漂ってきたのだ。
「これを…使えって言うの…大きすぎるわよ…」
愛用しているディルドよりも遥かに大きく長い淫具に恐れ戦くが、動画で見た犯人のモノよりも小さいという事実には気付けない。
身だしなみを整える暇すら与えられず、次に与えられた命令を実行すべく中身をテーブルに並べ、指示されたアカウントを検索して躊躇いながらもビデオ通話ボタンを押して発信する。
呼び出し音がリビングに鳴り響く中、ボクサーパンツから漂うオスの香りに生殺しにされたままの肉体が反応し、膣奥がキュンっと切なそうに蠢くのを止められない。