2025/04/22 15:07:05
(QPTT5yFN)
【ありがとうございます。
そうですね…では最初はネカフェに行くとだけ告知した事にしましょうか。
サイト(夫)から指示される内容に次第に快楽を覚え始めて、危険だとわかりながらも少しずつ情報を漏らしてしまう感じですね?】
『いくらなんでもコレは無理だよ…。』
夫と別れて隣同士のブースに入り、夫から教えられたサイトを開くとあらかじめ立ててあったスレを開く。
すでにたくさんのコメントが並び、どれを見ても夫の熱望に根負けしただけの私にとってはハードルが高すぎて、堪らず夫にメールを送ってしまった…。
《ねぇ、あなた…。露出って…こんな事しなきゃいけないの?
裸で歩けとか…アダルトコーナーでとか…。
こんな事…私できないよ…。》
こういう世界がある事すら知らなかった私。初めて目にする露出サイトでは、こんな指示は当たり前のことなのかもしれない。しかし夫に頼み込まれて仕方なく付き合っている私にとっては、到底できもしない指示が並んでいた。
『どこにいるかなんて教えたら…色んな人が集まっちゃうじゃない…。』
心の中の呟きが戸惑いと不安を表していた。夫に根負けして承諾してしまった手前、何もできませんでしたでは夫に対して申し訳ないとも感じていた時、先程のメールの返事が届く。
『できそうな指示って言っても…どれも過激なコメントじゃない…。
どれもできそうなんかじゃないよ…。』
夫に対する申し訳なさもあってか、一人ブースの中で悲壮な表情を浮かべてコメントをひとつひとつ眺めていく。
やはり、どれも自分には難しい事ばかりと焦り始めた頃、ひとつのコメントに目が止まる。
『えっ…!?これくらいなら…私にもできるかな…。』
ペガサスと名乗る人からのコメントが、他の人のコメントと比べれば容易いことのように感じてしまう。
『服装を写メするだけなら…大丈夫だよね?』
もしもこのサイトを見ている人が、今このネカフェに居たらサイトの書き込みが私だとバレてしまう事など考える余裕など無かった。
椅子から立ち上がるとスマホを自分に向け、顔は映らないように首から下、黒いフロントジッパーのタイトミニワンピが映るように撮影する。
スマホからサイトにアクセスすると、撮ったばかりの写真を貼り付けてコメントをアップする。
(今の服装のリクエストがありましたので…。
黒いタイトミニワンピで来てます…。
初めての事なので、あまりハードな指示は無理かもしれません…。)
そんなコメントともに画像をアップすると、目の前のパソコンの画面に自分の姿が映しだされ、サイトに晒してしまった写真がスマホで見たのとは違ってどことなく淫らに見えてしまう…。
『パソコンで見てるだけなのに…。なんだろう…なんか…凄くイヤらしい感じに見える…。』
ただ服装を写メしただけなのに、何故かドキドキしてしまう自分がいた。