「あ〜、ちょっと待って。まだ大事な話ができてないからさ。
ホテルの部屋、取ってあるから飲み直しながら話そうよ。」
帰ろうとする愛菜の腰に手を回す。
「業界の事とかまだ分からないよね?俺が色々と口を効いてあげることもできるからさ。
もっとお互いのことを知って仲良くなろうよ。」
愛菜の目を見つめながら笑顔で話している。
もう当たり前だよねというようように、やましい感じは一切出していない
「えっ…、あ、あの…」
私は訳もわからず、肩を抱かれてそのままホテルの一室へ。
「あ、の…こ、こういうこと、よくないです…から…」
逃げようとしてもがっちり掴まれて逃げられません
「よくないこと?演技の練習だよ。そんな変なことじゃないさ。」
そのままベッドに押し倒す。
「それに、こういうコミュニケーションも大事だよ。
まずはキスの練習から。」
戸惑っている愛菜の唇を奪う。
撮影時はフレンチキスで十分だが、舌を絡める濃厚なキス。
「どう?気分出てきた?」
「おいおい、ここまで来て帰るなんて言うなよ。
まぁ、今回の映画の役を棒に振ってもいいなら帰っていいよ。」
優しく愛菜の耳元で囁く。
「俺が監督に言えば、ヒロインの役を他の娘に変えるなんて簡単なんだよ。
この映画に出るの夢だったんだよな?
なぁ、どうする?」
笑顔で脅迫していく山本。いつもの手慣れた手口だった。
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