1: 退屈な二人、刺激が足りないのは…
投稿者:
一条優愛
◆QTkW71xbq6
2025/09/28 23:01:44(VGzlATz2)
「潤、君も同じクラスなのか。優愛に綾子それに潤まで。
まるで小さい頃に戻ったみたいだ。和也兄さんもこの学園で先生するんだろ。」
「ええ、そうでございます慶次様。私共特Aクラスの担任とか。
それと特Aには副担任が付くようなのですが、それが誰なのかまでは掴めずに。
申し訳ございません。」
「いいよ、どうせクラスに行けば分かるんだし。
それより潤、様付けは止めてよ。小さい頃のように呼び捨てで行こうよ。」
「慶次様、そのようなわけには参りません。
戦国時代で例えれば、慶次様はお殿様、私綾子と潤はその家臣でございますので。」
そのやり取りを聞いていた優愛が、一言「慶次、その内慣れますよ。」と。
「そうかなぁ。まあいいや。
そうそう優愛、さっきのどれくらいの女性におイタしたのって質問だけど、何か僕の事誤解してない?
僕がセックスするのは(前の穴に挿れるのは)許婚である君、僕の可愛い優愛だけだよ。
一条家がそうであるように、前田財閥の遺伝子も軽々しいものではないからね。
もしまかり間違って、市井の女を妊娠でもさせようものなら跡目争いが起こらないとも限らないからね。
僕が今まで女の前穴に挿れたのは、中学2年の時に父から筆おろしと言われて、
宛がわれた女だけだよ。その女もなんとかいう子供ができなくなる薬を飲んでいたみたいだが…」
「優愛様、慶次様、お話し中失礼いたします。
先程潤が言っていた、特Aクラスの副担任、壇上の後藤とか言う女教師みたいでございます。」
綾子の言葉で壇上を見る、優愛と慶次。
「あの女、さっき優愛にぶつかった女じゃないか。
謝罪の仕方もなっていなくて、無様に尻もちついてパンツ見せてたっけ。」
慶次の目の奥がキラリと光るのを、見逃さない綾子と潤。
「それと慶次様、先程から1-D当たりで、こちらに向かって手を振っている女子が居りますが、お知り合いでしょうか?」
綾子の言葉で、綾子が見ている方向を振り向く慶次
「あいつ…中澤明日香か…この学園に合格してたんだ…入試に落ちたようなこと言ってたから、お別れの意味でボタンあげたのに…」
「慶次様、どうしてそのようなことを(ボタンをあげたこと)」
と潤。
「いやあいつの口何回か使ったことあってさ…それもあって卒業の時せがまれて、むげに断るのも悪いかと思って。」
「そうですか。今までの事はまあいいとして、この学園に入園した以上、この学園のルールに従ってもらう必要はありますので。あまりにも物分かりが悪いようなら、1-Dクラス全体の連帯責任ということで。」
「おいおい、綾子、あまり物騒なことしないでくれよ。」
「慶次様はご心配なさらずに。」
その時壇上から、四人の方向に向かって
「そこの生徒、特Aクラスですね。今先生が話してるんですよ。私語は謹んでちゃんと聞いてください。いいですね。」
と、後藤なつみの声が響く。
その瞬間、会場内が静かなどよめきに包まれる
「おいおい、まじかよ。」
「今注意されたのって…」
「優愛様、慶次様になんてことを…」
etcetc…
ひそひそと囁き合う声があちこちから聞こえる
「後藤先生…まずいんじゃないの。」
「桜井先生、言ったじゃない、ちゃんと理解するように言ってくれないと。」
「教頭先生、私は何度も注意しましたよ。職員室で聞いてましたよね。」
と桜井和也が応じる。
25/10/17 22:07
(hL.5vXg3)
「その筆下ろしの相手、義父が探した相手です。」
「桜井の家に借りを作った両親の代わりに…ねっ。」
「処女じゃなければ意味がありませんし義父の考えもあって薬だけではなく生まれつき子宮のない女という事です。」
「子宮がないんだから薬も飲まなくてもよかったんだけど偽りだったらと警戒してのこと。」
「病院で検査しても念には念を入れるのは僕たちも見習わないとならないね、綾子。」
「そうね、それくらいでないと優愛様と慶次様をお守り出来ないですものね。」
「その方はどうされたの?潤。」
「桜井の家の遠縁の牧場で働いています。」
「〇〇〇の牧場かしら?何れ訪れてみたいわね。
口でされたの?学生卒業までは好きにしていいけれど慶次が笑い掛けると勘違いする女性(ひと)もいるのよ、気をつけてね?
中澤さんや後藤先生みたいに…、ねっ?」
注意を受けざわつく講堂内、一言呟き、立ち上がると。
「申し訳ありませんでした、以後気をつけます。」
息を飲むほどの綺麗な謝罪、講堂内の生徒、教師、父兄などがため息をつく。
一言。
「ツーアウトね。」
綾子と潤が立ち上がろうとするのを制し読唇術で慶次、綾子、潤に伝える。
読唇術。
「綾子も潤も市井ではスリーアウト制なるものがあるらしいので…
それまで許してあげましょう?慶次、そうよね?
D組辺りにいらっしゃる中澤さんのことは学園を知れば大人しくなると思うわ。
……慶次、あの娘の口、これからよしばらく使うのかしら?」
「優愛様、高等学園に入園される前に私と潤が交わったのを見ましたよね?」
「我らは優愛様、慶次様の為なら何でも致します。」
「えぇ、見ました…、私に出来るかしら?
慶次とその様な関係になるのは慶次が大学院を卒業し暫くしてからですね。
慶次はそれまで大人しく出来ますか?もし大人しく出来ないならそれなりの相手を爺に探してもらうわ。」
私は思わなかった、教室でスリーアウトになるなんて…。
理事長、学園長が怒りを蓄えているのが席から見ても判る。
和也兄さんも…憤っている。
甚振りたい。
退屈だった私に手に入りそうな玩具、後藤なつみがイキイキとし部活などの話をしているのが聞こえてくる。
教科科目の英語で頑張りたいとの話も聞こえる…。
私と慶次、いいえ
特Aの生徒達と会話ができるのだろうか?
「潤、打ち合わせね。」
「特Aでの会話は英語で……、解らない言われたら他の語学に致しましょう。」
「そんな意地悪なことしてお可哀想よ。」
これぽっちも可哀想と思ってない優愛がニッコリと壇上に居る和也に微笑みかける。
25/10/18 18:55
(JvlUrqrm)
桜井和也が壇上で挨拶していると、特Aクラスの優愛様が微笑む。
その笑みは綾子か潤が指令を送るとの合図であった。
その後綾子が目配せ・読唇術を送って来る。
「【席順は自分たちで決める・今日の朝の挨拶はスペイン語で。】か。
これは後藤先生目を付けられてしまったかな。
まぁ、私は何度も注意したあげたことだし、これからは優愛様・慶次様の仰る通りに」
目立たないように、前もって決めていたサインを綾子に送った桜井和也は挨拶を終える
後藤なつみを含む新任教師が挨拶を終え壇上から下りると、今度は学園長先生を含む既存の教師たちが次々と登壇し挨拶していき、最後に理事長先生が挨拶をして式次第は無事に終了する。
特Aクラスが一番最初に講堂から退場していき、続々とクラスごと退場していくものだと思っていた中澤明日香は、なかなか動きを見せないことに不信を抱き、
「ねぇ、なんで他のクラスはまだ動かないのかしら?」
と、隣にいたクラスメートに声をかける。
「あぁ、まだ特Aクラスの皆様が全員教室に入っていないんでしょ。
貴女は外部進学組だから知らないだろうけど、
特Aクラスはこの学園の中では特別なのよ。
今年度は優愛様と慶次様が入学されたから、今までに無いくらい特別なの。」
「なんで、慶次だって外部進学組でしょ。
だって慶次は中学生の時同級生だったし、その時の第二ボタンだってこうして。」
ブレザーの胸部分を押さえる明日香。
押さえた部分のブレザー内ポケットの中には、
慶次からもらった第二ボタンが、縫い付けられていた。
「ばか、慶次様よ慶次様。目付けられたらどうするつもりよ。
さっきだって特Aクラスの方に向かって手振ってたし。
私何か言われやしないかと、ドキドキしちゃった。
慶次様は優愛様の許婚なのよ当たり前でしょ。」
特Aクラスの生徒が教室に付き、当然のように優愛が窓際一番後ろの席に座る。
その横に慶次、それぞれの前に綾子・潤が席に座る。
周りを取り囲むように、綾子・潤の手の者が席に座っていく。
前方の黒板には【この席順で座って下さい】と書かれ、その下に席順表が貼られ、後藤なつみとサインまであったのだが、それは見事に無視されている。
「後藤先生、あんなもの(席順表)まで作って。どういうつもりでしょうか?」と綾子
「市井の先生はあんなもんだよ。みんな管理したがるんだよね。
生徒の自主性なんかこれっぽっちも重要視しない。
担任である和也兄さんは、了承したんでしょ。」
「ええ、分かったとのサインを送ってきました。」
「なら後藤先生が何か言ったら、和也兄さんが注意してくれるよ(笑)
それ以上口答えするようなら、スリーアウトでいいんじゃないかな。」
優愛の方に向いた慶次は
「優愛、講堂での話の続きなんだけど、俺って女性に笑いかけてた?
全く自覚ないんだよね。これからは気をつけるよ。
それと、中澤明日香の口、舌が凄く動いて気持ちいいんだ。
たまには使ってもいいかな。それだけで我慢できなかったら、また桜井のおじさんにお願いすることにするよ。」
その後しばらくして、教室の引き戸が開くと
「ブエノス・ディアス プロフェッサー・サクライ(桜井先生、おはようございます)」
と綾子(優愛の方がいいのかな?)が発声すると、他の皆も続く。
それを受けて、桜井和也も
「ブエノス・ディアス チコ・チカ(みんな、おはよう)」
とスペイン語で返す。
それを、桜井和也の後に付いてきた後藤なつみが
(えっ、ちょっと何、何なの??これってスペイン語よね?なんでスペイン語??)
混乱しながらも、桜井和也の真似て
「ブエノス・ディアス チコ・チカ」
と発生する後藤なつみ、桜井和也に続いて教壇の上に。
流暢な(後藤なつみにとってはと思われる)スペイン語で挨拶する桜井和也とそれを隣で聞いている後藤なつみ。
それを教室の隅で見聞きしている慶次は優愛に
「ハハハ・・・優愛見てよ後藤先生。目を白黒させてる(笑)まぁ、当たり前か。
今度は後藤先生の番、どうするだろうね。」
25/10/20 23:50
(qPgX9Wje)
「読唇術【あら、挨拶は出来るのね、少し侮っていたみたい。】
プロフェッサー・ゴトー、デ・ケ・エスタ・ソルプレンディード?(後藤先生、何を驚いているんですか?)」と優愛。
「優愛様の只今の訳ですが“後藤先生、何を驚いているんですか?”です。
スペイン語、カタコトだったので理解していないように感じまして教師の後藤先生には失礼かと思いましたが日本語で伝えてみました。
特A組の生徒達は小中と外国語学科でヨーロッパ言語、アジア言語を習っております。」と綾子。
「後藤先生はこの学園の事も多言語も些か不勉強なのでは?
国際会議で通訳されている〇〇さんも翻訳で有名な△△さんもこの学園出身ですよ。」と潤。
後藤なつみは助けを求めるよう桜井智を見るがもの見下した様なすごく冷たい目。
だったらと慶次を見ると慶次は優愛を見つめている。
ダンッ!教卓を出席簿で叩き威嚇の音を出す…教室に静寂が……。
「新任だからと誂ってるんですね!
スペイン語で挨拶してそれに席順はここに貼り出してるじゃないですか!!
それすらも守れない程、貴方がたは子供なのですか?笑
私は英語教師です!スペイン語かわ解らなくても仕方ないじゃないですか!
何故、この通り座らないのですか!」
学園に似つかわしくない大きな音と大きな声。
呆れて生徒達が黙っていると生徒達が懲りたのかと勘違いをする後藤。
何人かの影が手を挙げ立ち上がり今度は英語で……。
「ゼア・イズ・ノー・サッチ・ルール・アット・ジス・スクール(その様なルールはこの学園にはありません)」
「ザー・シーツ・チェーンジ・エブリー・デー(毎日、席は変わります。)」
「ハブント・ユー・レッド・ザー・ルールズ(規則を読んでないんですか?)」
頭に血が上ったのか後藤は優愛たちの元へ。
「貴女と貴方の指示なのね!」
「後藤先生、仰っている意味が解りかねます。
私が一体どの様にその指示を出したのですか?」
「そ、それは……、それはそうと一条さん、前田くん!アナタ達の制服、他の生徒とよく見たら違うじゃないの!
校則違反よ、校則違反!」
「桜井先生、私から説明しても宜しいでしょうか?」
「優愛様、どうぞ。」
その場で立ち上がると。
「この学園での制服はオーダーメードかセミオーダー、既製品と分かれてます。
生地に関してもその様になっています……、先程、潤が言った通り後藤先生、この学園の事に対して不勉強過ぎませんか?
学園に就職するまでかなりの時間が有ったと思いますがその間、何をされていたのですか?潤と綾子は?…慶次は何をしていたの?
私は復習の為、日舞や華道茶道、〇〇先生を師事し慶次の好きな〇食を習い
それから馬術と武道を少々とピアノ、フルート、ヴァイオリンなど有意義な時間を過ごしましたわ。」
「優愛様、私はこれから慶次様にお仕えする為、語学も猛勉強をし武道も習っていました。」と潤。
「私は外部入園する生徒が優愛様に無礼な振る舞いをする者が居るかも知れないと武道を……。
復習しておいて良かったです、真逆、入園早々、出合い頭で周りも見もせず優愛様に衝突する様な輩が教師に居るとは思いもしませんでしたわ……。」と綾子が後藤なつみを凍りつくような瞳で睨みつける。
教室内がザワつく
「優愛様に衝突する?」「お怪我は?」「まさか後藤先生?」「女性が運動でもなさらなければ走らないでしょう。」
「慶次…これは【読唇術、スリーアウトかしら?
それから後ほどD組の中澤さんに会いに行くわよ?教えて差し上げないと後藤先生のように間違えを犯す前に…。】」
D組では明日香が馴れ馴れしく慶次呼びしたことでザワついている。
「君、気をつけてくれただでさえD組はこの学園で一般人が多いのだから…。」
「私は中学時代から慶次と付き合いしてるんです!
たから第二ボタン貰ったし!色々したの!」
25/10/21 13:37
(MbO/lvUg)
「優愛ありがとう、僕のために和食習ってくれてたなんて…
今から、優愛の手作り料理食べられる日が楽しみで堪らないよ。」
後藤先生に向き直り
「僕はこの学園には外部進学だから、優愛の許婚といえ試験は受けてるんですよね。
親の意向で小中9年間公立の横並び教育受けてた身での、この学園の入学試験はいくら僕とはいえちょっと苦労しましたよ。
入試が終わったら、校則を読み込んでこの学園のルール頭に叩き込んで…
後藤先生も採用試験の後、校則の小冊子貰った筈ですよね。
仮にもこの学園で教鞭を取ろうたる者、前準備は完璧にしないと。
そうそう今の総理も、財務大臣もこの学園の卒業生みたいですよ。」
「入園するまで何してたかって話だけど、さっきの校則の件と、あとはそうだなぁ・・・」
「アユデ・ウン・ポコ・エン・ラ・エンプレサ・デ・ミ・パドレ
(父親の会社の手伝いを少々)
因みに後藤先生が得意な英語だと
アイ・ヘルプト・アウト・ア・ビット・アット・マイ・ファーザーズ・カンパニー
になるかな。
アイ・ヘルプト・アウト・ア・ビット・アット・マイ・ファーザズ・カンパニィ
こっちはクイーンズイングリッシュですけど、先生はアメリカ英語ですよね。
この学園の英語の授業はクイーンズイングリッシュみたいですね・・・」
言い終えると、再度優愛の方を向いて
「ねっ、優愛。」
【読唇術:スリーアウトでしょうがないだろうね…折角猶予与えてあげたのに、半日もしない内に、スリーアウトになるとはね。
中澤明日香に関しては、たまに口さえ使えればいいから…】
慶次が話した中澤明日香はD組の中で孤立を深めている。
「中学時代に付き合っていたからって、慶次様は優愛様の許婚なのよ。
この学園ではお二人はご一緒なの。
貴女も講堂に入ってきたお二人の姿見たでしょ。
あれだけお似合いのカップルは他には見当たらない。
お願いだから、くれぐれも変なことしてD組が睨まれるようなことはしないでよね。」
「変なことって何よ?慶次の方から近づいてくるならいいのよね(笑)慶次がいつまでも我慢できるはずがないもの。」
25/10/30 22:34
(BQA9Ji/W)
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