「…。」サイトでのやり取りはここまで、そう告げても真奈美の報告は続く。畳みかけるように、書き連ねた男の言葉の一切を鵜吞みにするかのように。当初のような、少し高圧的にも感じる言葉でねじ伏せるように否定してきたあの姿はもう見る影もない。少しでも冷静になれれば、受け入れるに値する箇所があったとしても、それが全てではないことは理解できただろう。それでもそうならないのは、男の言葉以上に自身のこれまでの生き方が極端な人格を育ててしまったのかもしれない。ある種、自分が絶対…、自分の言う事が、行動が、指示が絶対。そんな人生が、180度角度を変える。相手の言う事が絶対、否定的な言葉を投げかけるのは間違っている。そう切り替わってしまえば、崇めるべき対象は自分から相手に切り替わっただけとも言える。男はもうサイト上でのレスはしなかった。やり取りの続行をSNS上へと半ば強引に、大胆に移行する意思を告げてなお数回続いた真奈美のレスを見ながら、「それでいいんだ…、杉崎真奈美…。その性格…、きっと今までの環境の全てがどうにかしようとした瞬間があったんだろうな…。親か、教師か…あるいは友人か…。でもその誰もが上手くいかず、結果的に距離を置いたんじゃないか…?その結果が今…。目標にしている女の部下はいるかもしれない…、でもそれは憧れなんかじゃない。ただただ仕事ができる女を目指しているだけ…あんたへの憧れじゃない。つまるところ…、誰もあんたについてきているわけじゃないんだ…。それがまさか、恥ずかしい行為を曝け出すだけのサイトで知り合った相手に絆されるとはね…。30年以上も知りえなかった感情、欲求についに気づき促されれば、そりゃ…自制も聞かなくなるか…。」本心…?潜在的な願望…?「償い…ね…。まで取り繕っているのか…?重要なのはそこじゃないだろ…?目的じゃないだろ…?あんなにとって、償いは目的じゃなく言い訳。眠っていた変態的な、狂った雌の悦びを感じる為に、償いという大義を掲げているだけじゃないのか…?身体は悦んでいる…、それを上手く誤魔化しながら。これは償いだから…仕方ない…と、まだ自分を正当化しようとしているんじゃないか…?まぁ…どっちでもいいさ…。写真が来なければ、デスクの中の宝物をネタににじり寄るだけ…。写真が来ればそれで、そこからじっくりどこかの誰かさんの贄、おかず、慰み者になっていくだけの話…。く…はぁ…。はぁ…。」気づけば男も自ら、反り返るモノを露出させ、強固に変貌したそれを竿からぐっと握りしめ、上下に扱いていた。とろっとした透明な欲望の粒が大きく形作られれば、重力に耐え切れず鈴口を伝って垂れ滴る。くちゃ…くちゃ…。構わず握って手を上下させれば、卑猥な水音。生臭い、雄の匂いが漂ってくるのを感じる。下着をしまったデスクの引き出しを開いた瞬間に広がる香りと近い種類の匂い。弄ばれる快感を覚えてしまった雌と、格好の獲物を手にした男の逢瀬のような瞬間。そんな最中…。ピローン…、と、普段からあまり聞くことのないSNSの通知音が聞こえる。着信音自体、何年も聞いていない。全てがバイブレーション、急ぎの連絡などあるはずもない。しかしかねてよりほとんど使用していなかったSNSの通知音はバイブレーション設定を忘れていたようだ。それほど久方ぶりの通知。それだけで相手が誰なのか、想像するのは容易だった。「きたね…。」
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デスクでの告白…いくつものコメントをあげてみてもそれに対する返事はなかった。ここでのやり取りはここまで…続きはSNSで…。そういう意味なのだろうか…。SNSに行かないと…もう言葉は投げ掛けられないのだろうか…。帰り道を歩く私の足取りはいつも以上に重い。遅くまで残業に縛られた事も理由の一つだろう…。しかしながら一番の理由としては…。そんなこと考えなくても理解できた。そう…サイトの相手からの言葉が途切れたこと。いくら素直に告白しても返信がない事への不安…。すっかり心を奪われている事にも気づく余裕はなく、普段の自信家の自分はどこへ消えてしまったのだろう…。頭の隅に引っかかっていた事…。夜道、誰も居ないことを確認すると立ち止まり、SNSを開くと指示された通りの画像を送信する…。見ず知らずの誰かに下着の…しかも汚してしまった下着の画像を送ってしまうなんて…。しかしそうしなければ二度とあの言葉には出会えないようなひっ迫した想いがそうさせたのかもしれない。途端にガクガクと震える膝。割れ目から溢れ出す蜜が内ももを伝い、膝の横まで流れ落ちると外灯の明りを受けて一筋の煌めきをつくり出す…。《私は…賢くなんか…。ただ気を張って生きてきただけ…。何も楽しいことなんて無くて…いつも険しい表情で…。イライラしてたから…部下にもキツイあたり方を…。》謝罪と感謝…そこから私の心が緩み始め、償い…そんな私の中で言い訳を繕えるような言葉を目の前にぶら下げられると、迷うことなくその言葉に惹き込まれていく…。柔らかな言葉の中に込められた蔑みの意味。賢い人だと持ち上げたうえで普通なら到底成し遂げられない活動を取った女だと蔑む…。そんなアメとムチのような言葉に操られて、更なる指示を目にすれば辱められる悦びを感じてしまう…。マンションの入り口をくぐりエレベーターで5階に向かう。エレベーターホールを左に折れれば3つのドアを通り過ぎて4つ目のドアが私の家…。1つドアを過ぎるたびにブラウスのボタンを1つ外す。2つ目…3つ目…。すでにブラウスは左右に押し開かれ、上下お揃いの白いレース仕立てのブラと胸の谷間があらわに…。4つ目のドア…そこに向かって立つと残りのボタンを全て外して、スカートの中からブラウスを引き出すと、前を大胆に開いてからドアを開いた…。「凄い…。凄いドキドキした…誰かに見られちゃったら…どうしようって…思ったら…ドキドキした…。」まだどこにも触れていないというのに、肩を揺らすほどに息を乱し、玄関の床に肩から下げたバッグを置くと、その場で着ているものを1枚ずつ剥ぎ取っていく…。ブラウスを脱ぎ捨て…スカートを床に落とし…背中に回した手がホックを外すと締めつけられる力を失った乳房が、ブラを押し退けるように弾け、両腕から抜いたブラが床に舞い落ちる…。「家の中だけど…玄関で全裸だなんて…。」普段全裸で居ることのない場所で全裸になっただけで私の昂りは物凄いスピードで高まっていく…。そして再びSNSの画面を開くと、送られてきたコメントを読み返し、ドアスコープから扉一枚に隔てられた外の世界を眺める…。いつも…そこは誰か他の住人が行き来する公共の場所。そこを見つめながら扉一枚内側で全裸になっている淫らさを味わう…。私を持ち上げながら蔑む言葉に心と身体はビリビリと電気が走るように感じてしまう…。冷たい玄関ドア…そこに…ドアスコープを覗き見ながら胸を寄せていく…。相手に言われた通り高さが合わない…。腰を落とし脚を開いていかないとドアスコープを覗き続けることはできない。全裸でガニ股…胸の突起を冷たいドアに押しつけると息をのむほどの刺激が伝わる…。そのまま…冷たい刺激を与えられながら、上下に身体を揺らすと胸の突起が擦れて…。「あっ…あぁ…ダメ…。声…声が出ちゃう…。」思わず漏らしてしまった甘い吐息を外に漏らさないように
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行動と報告が続く。真奈美の中にある真面目な部分が、その報告も中途半端な物にはさせない。詳細で具体的な説明内容。上司、同僚、部下関係なく能力を誇示し、今の立場、地位を勝ち取ってきたわけだが…。それはもちろん、その能力がなくては話しにならない。どれだけ強気に振る舞おうとも、実が伴わなければ相手にしないのは当然。しかし彼女にはそれができた、だからこそ敵も多い中で認められ、与えられたのだ。そんな能力の一片。仕事的な意味合いで言えば、プレゼン能力、わかりやすい報告書を作成する能力とでも言ったところか。《大丈夫ですよ…。沢山悪いところはあったかもしれない…、でも、その全てが貴女の所為じゃない。それでも間違いだった、自分の非に気づくことができた。だから償うことを手助けしようと思ったんだ。楽しめないのに人に優しくなんてできない…、ストレスで当たってしまうこともあるでしょう。償いましょう。》柔らかな口調は変わらない、いや、変えない。要所で淫乱な雌として煽る言葉を滲ませながらも、やはり口調は柔らかいまま。そして、強すぎる責任感とプライドが齎してきた過去、現在を問題視させながらもあたかも理解者のように、寄り添うような言葉を混ぜ合わせる。ここまでの数時間で促してきた変態的な行いは全て男の指示命令だというのに、精神的に弱った雌に寄り添い、心の拠り所にでもなっていくかのように言葉を選び、真奈美の心を操作するよう。そのアプローチが真奈美の心を掌握し、その指示、命令、むしろ言葉たちそのものが、躾けられる雌への餌であるかのように。褒美ではない、餌。出来たことへの報酬ではない。手に入れなければ生命を脅かすことになる、不可欠な物へと変えていく。指示命令は空気…酸素…。無ければ酸欠状態になり、胸を掻きむしりいてもたってもいられなくなる。それほどのモノへと仕立てていく為の準備の段階。数時間…男からのメッセージが滞るだけで頭がおかしくなるような精神状態へと導くための準備段階。「良い恰好だろうな…。玄関で蟹股になって…、乳首をこすりつけているなんて…。そのドアが透明だったらどうだ…?それがドアじゃなく窓ガラスだったらどうだ…?何も隠れていない、生まれたままの姿を自ら広げて、晒して、丸出しだ…。もう躊躇いなんてないんだろう…?どうして私がそんなこと…なんて、もう思う事が欠片もないんだろう…?言われたことはするのが普通…くくっ、皮肉だな…、あんたがずっと馬鹿にした部下たちの教えを、今度は自分で恥ずかしく実行しているんだから…。」《どんなお気持ちですか…?まさか、償いは、贖罪は、懺悔は会社だけのことだと思いましたか…?貴女の振る舞いで迷惑をかけてきたのは今の会社の面々だけではないでしょう…?貴女の贖罪は…相手を選ぶのでしょうか…?場所を選ぶのでしょうか…?時を選ぶのでしょうか…?そうではありませんよね…?大丈夫です、戸惑いは当然だ…。厭らしい雌、恥ずかしい雌になりたての今…わからないことが多いのはおかしなことじゃない。こちらで示します。お手伝いすると言った言葉は嘘ではない。さぁ…、償いましょう…。スコープを覗きながら、貴女の今の姿をご近所に報告ですよ。どんな状況、どんな格好、どんな思いなのか…。
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淫らに導かれながらも、不安に陥っている私にとって、私に向けられる言葉は…文字は…無くてはならない存在になっていた。罪だと…贖罪だと…償いだと…。繰り返し浴びせられるその言葉に、私は本当に悪い女だったと思い込まされてしまう。悪い女…そう…周りの人々を傷つけて…虐げて…蹴落とした上にのし上がった悪い女…。それは罪…。罪を償うには罰を与えられることは当然…。社会的にしっかりした考えを持っているからこそ陥りがちな罪と罰の関係を重んじてしまうのだろうか…。「私がいけなかったの…だから私は…罰を受けなきゃならないの…。」罰と言うには些か不純な罰である事を不思議に思わないほど淫らな想いが膨らんでいた。快楽責め…。そんな言葉があった気がする…。今の私には…お似合いの罰なのだろうか…。全裸でガニ股開き…ドアスコープを覗きながら胸をドアに擦りつける…。そんな姿を見せられるはずもない…。誰にも知られてはならないみすぼらしい姿。自分を追い込むように虐げた考えを抱くと尚更に快楽の感度は上昇してしまう…。《惨めです…今の私の格好は…惨めです…。全裸で…ガニ股開き…乳首を…ドアに擦りつけて…玄関の外を…ドアスコープから…覗いているなんて…。そう…近所の人達にも言えないような…恥ずかしくて…淫らな姿をしています…。時折目の前を…近所の住人が…通り過ぎるのを見つめながら…。恥ずかしいのに…惨めなのに…興奮…しちゃうの…。惨めな姿を…強要されて…それに従うと…私…興奮しちゃうの…。》言われた通りに感想を送信して、その行為がまた、私の羞恥心をくすぐり、快楽を呼び寄せてしまう。《私は…強気で…真面目ぶった…管理職…。そんな…強い女の仮面を被って…。ホントは…。ホントは…ストレスを溜め込んで…欲求不満で…快楽を望む…露出狂の…変態…淫乱女なの…。知らない男の人に…指示されて…。指示されたことは…悦んでしちゃう…淫乱女なの…。近所の人をコッソリ覗きながら…玄関で…全裸になって…オナニーしちゃう…変態女なの…。》淫らな告白をする度に、私の中の何かが音を立てて崩れていくような感覚。崩れたとこからは私も気づかなかったもう一人の淫らな私が現れる…。《あぁ…オマンコ…オマンコを触りたいの…。彼のデスクを…背もたれを…汚してしまったオマンコ…触りたい…。もう…ヌルヌルに…あぁ…涎を垂らすみたいに…濡れてるの…。太ももにも垂れ落ちて…玄関の床にも…水溜りみたいに…。》そっと指先を這わせると、想像以上に潤んでいる事を覚る。ヌルヌルの蜜を指先に纏い、すでに開かれた割れ目に指先を這わせると、身体が跳ね上がるような衝撃が走り抜ける…。《あぁ…こんなに…!?あぁ…私のオマンコ…凄く濡れてるの…。罰を…。罰を待ってるみたいに…。恥ずかしくて…惨めな雌として…生きる為の罰…贖罪…。あぁ…私は…悪い女でした…。償いのために…惨めな罰を…あぁ…もっと恥ずかしくて…惨めな罰を…与えて下さい…。あぁ…オマンコが…あぁ…クリトリス…あぁ…おかしくなっちゃう…。こんな事…彼の前で…させられたら…あぁ…私…わけわからなくなっちゃうかも…。あぁ…彼のイヤらしい目…あんな…スケベな顔で見つめられたら…あぁ…晒したい…彼の前で…惨めな姿を…晒したい…彼の目の前で…全裸になって…オマンコ掻き回したいの…オマンコから…涎を垂らす…淫らな姿を…彼に見てもらいたい…。あぁ…早く…早く彼に…私のイヤらしいオマンコ…見て欲しいの…グチュグチュに濡らしたオマンコ…指で…搔き回すところ…見て欲しいの…。あぁ…いいの…彼の自由に…。私の身体…彼に好きなように使ってもらいたい…。》妄想の中を漂ううわ言のように淫らな言葉を連呼しては、股間を弄る指先の動きは激しくなっていく…。《あぁ…疼いちゃう…オマンコが…疼いちゃうの…。クリトリスも…こんなに大きくなって…。下着を…そう…私は下着を着けていない事で…興奮してしまった…淫らな雌なんです…。オマンコから涎を垂らしながら…。
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「くぅ…さいっこうの雌だな…。ここまでとは…。しかも目の前でオナニーさせられたいなんて…、よくも言えたもんだな…。俺も生で見てみたいぜ…。いや、そんな日も遠くないだろうな…。俺が俺の前でおなることを指示すれば、この女は確実にやるだろう…。それはその時楽しめばいい…。だがその前に…ちょっと意地悪してやるか…。」従順…。もはや奴隷以下の雌になり下がったように、言われるがままに痴態を晒し、報告する真奈美。その変化を楽しみながらも、少しその従順ささえ、弄ぶような悪戯を思いつく。《と言っても…やはり貴女の口から聞こえるのは、彼の事ばかり…。非常に残念です…。彼に見てもらいたい。彼に晒したい。彼に使ってもらいたい。気づいていますか…?贖罪という名を借りて、また、貴女は自分よがりな行動に出ようとしているんですよ…。やっと気づけたのに…。自分の過ちに気づけたのに…、いや、気づかせてあげたというのに…。また貴女は…。時分の事しか考えないのですね…。謝罪と感謝は表裏一体だと言ったはず。今の貴女はどうでしょうね…。謝ればいいんでしょ…?償えばいいんでしょ…?さっき私に見せた感謝は…、幻でしたか…?まがい物でしたか…?贖罪を、償いをお手伝いしたいという私の気持ちは、どうしたらいいのでしょうね…。》見限ったような言動の羅列。残念…。その一言に全てが詰まっているかのように。少しの間でも、返事がないことに動揺が隠せなかった女に対しての痛恨とも言える仕打ちの敢行。指示通りにやれば、命令通りにやれば、変態的な欲求を隷属欲求を満たしてくれる。そう思考回路を歪ませた女を揺さぶるように、スマホを手にした男は口元を緩め、にやけながらメッセージを続ける。「ほらどうだ…?大好きな、「俺」…に弄んでもらうためには、「俺」の指示が絶対なのに…。あんたは少しずつ、自分の快感の事しか頭になくなってきている…。それじゃあだめだ…。あんたの中にある…服従する相手は誰なのか…。順位をしっかりつけさせないとな…。」そして止めを刺すように《良いですよもう…。勝手にイってください…。自分で勝手に、大好きな彼に媚びを売って、諂って、尻を振ればいい。やはり貴女には「弁える」と言う事が足りないようだ…。自分が厭らしく浅ましい雌だと知れたのは誰のおかげですか…?貴女のその歪んだ性癖を、唯一肯定したのは誰ですか…?貴女一人でできるなら…勝手にやればいいんですよ…。手綱を離せば、リードを離せば恩も義理もなく勝手に走っていくような雌には興味もないので…。身の破滅の覚悟もなく、リスクも最小限で快感だけを得たいなら…どうぞご自由に。なれると良いですねぇ…、大好きな彼の、奴隷に…。》含みを持たせ、始めて何の指示もなくメッセージを終える男。「さぁ、どうでる…?慌てるか…?諦めるか…?本当に部下である俺に集中する
...省略されました。