イメプレ
1:撮られる諦念
投稿者:
勝木里奈
◆Hy.E2PgiJM
2025/07/25 20:01:50(BmIOJOZ7)
「こんにちは…。
良い物件があれば引っ越しを検討していまして…。
何社か渡り歩いているような状態なんですが…、良いでしょうか…?」
30代中頃から後半くらいに見える男。
ベージュのチノパンに白のポロシャツとラフな恰好ではあるものの、清潔感もあり、洋服も何度も着まわしたようなくたびれた様子も見受けられない。
丁寧な口調と落ち着いた雰囲気。
差し当たって第一印象で悪いイメージを持たれる要素はなさそうに見える。
「妻と、娘が一人おりまして…。
今は2LDKのマンションに住んでいるんですが、そろそろ娘の部屋の事も考えてあげないと…と思っているんです。
仕事の都合上、仕事部屋が必要で後は寝室。
となると、どうして娘の部屋を現状では用意してあげることができないんですよね…。
良い物件があれば、それこそ戸建ての購入も考えてはいるんですが…。」
それなりの購入動機、娘がそれなりの年齢になってくれば自分の部屋を欲しがるというのは一般的によく聞く話ではある。
「ただ、早々に決められる感じではないので、色々見せてもらえれば…と。」
事前に即決の意志、どころか早期で決める気もないことだけははっきりと告げる男。
様子を伺うような視線。
購入資金云々の話ではなさそうなのは、男の視線がちらちらと里奈の身体に滑り降りてくることから想像できそうでもある。
経験から想起させる「目的が購入ではなさそうな客」の存在。
理由をつけてお帰り頂く、なんて対応も今の里奈ならできそうでもあるが…。
25/07/25 20:16
(vZvQm399)
「勿論でございます。お暑い中御足労いただきありがとうございます。」
一見になるかもしれないのを前提での来客にも快く対応。
灼熱を冷やす様な空調とは相反する温かみのある表情で受け入れていく女性従業員。
「三人の御家族で…ン~…2LDKにお住まいで…ア~…娘様が…ン~…
畏まりました…立ち話も難ですので、どうぞ、あちらへ。ご案内いたします…」
貴方の簡潔な経緯説明に相槌を適度に打ちながら親身な態度で聞く女性。
一通り聞き終えるとにこやかに笑みを浮かべ、右手を奥へ向けて案内をしだした。
「いらっしゃいませ…」
「いらっしゃいませ…」
パソコンに向かう男性従業員達が挨拶をしていく中、カウンター横を通り奥へ歩く二人。
縦に商談スペースと思われるテーブル席が三つ並ぶ。
先客がいないのか全て空席。
「どうぞ…」
女性従業員は一番奥の席を案内。
自身は奥側へ着席し、貴方は手前側へ。
腰を下ろせば頭一つ分だけが見える様なスペースで、周囲からは女性従業員の顔が見える造りになっている。
他の2席は角度的に二人とも顔や体が見える造りで、当席はより個室に近いものになっていた。
より落ち着いた商談を気遣ってか、この席を選んだのだろうか。
「改めまして、御来店ありがとうございます。
わたくし、当店の物件案内を担当しております、勝木…と申します。
どうぞよろしくお願いいたします…」
女性従業員は一礼すると貴方に名刺を差し出した。
勝木…里奈…というらしい。
20代半ばくらいだろうか。
「御家族が三人おられて…娘様のご成長を懸念されて、現在のお住まいよりも広い物件を探されてるんですよね。
確かに、2LDKはちょっと狭くなってくるかもしれませんね(笑)
え~仕事部屋…と言いますと、具体的にはどういったものでしょうか?差し支えなければで結構なのですが…」
貴方のプライベートな事情を話題に出し、笑いも含ませながらにこやかに話していく勝木。
きっちりとした礼儀を弁えながらも、どこか親しみやすい人柄。
ベテラン、と言うには若すぎるも、確かな経験を伺わせる接客だった。
両手は膝上へ添え背筋を伸ばし、より貴方のイメージを知ろうと深堀していく勝木。
『既婚者…ね…三人家族で娘あり…か…
誠実で比較的爽やかそうな風貌…良い旦那様に感じるけど…
…この人は…どうなんだろう?…』
25/07/26 12:31
(Hz2GFPOp)
新着投稿
動画投稿
体験談
官能小説
人気投稿
勢いのあるスレッド
新着レス