イメプレ

「うーん、私と蒼汰とどちらを取るか、じゃなくてね
海斗くんと私がそのままずっとつきあってゴールインまでできればいいんだけどさ
もし体の相性やその他の理由で別れることになったら、蒼汰が苦しむのよ
そのとき蒼汰は私と海斗くんの、どっちにつけばいいの？
だから、海斗くんとはお試しだけでもする気はないの
分かってちょうだい」

説得しようとするが、頑として譲らない海斗くん
困った顔で、少しだけ妥協案を伝える

「それじゃ、今日はデートしましょうか
勘違いしないでね、健全な意味で遊びに行くだけだから
ラブホとか期待するだけ無駄よ
それが楽しく終えられれば、次があるかもしれないかもね」

当然のこととして、体の相性だけでは交際には発展しない
こういった普通のおつきあいを楽しめるかどうか、先に試そうと思って誘ってみた
これでうまくいかなければ、何もせずに終わらせられるのだから


【普通デートは、流してもらって大丈夫です
数回目のデートを楽しく終えた後に飛んで、そこから再度体の相性を求めるという流れでお願いします】

【お疲れさまでした
明日というか平日は、私が夕方以降しか来られないので、時間が合えばその頃続けましょう】

水希の提案で、普通にデートをすることになり、その日は映画を見に行くことにした。
ショッピングモールの多スクリーンの映画館に行ったのだが、二人の趣味が合うのか、見たい映画が一致し、映画後の喫茶店でも観劇した映画の話しで盛り上がり、水希からも
「こんな、デートでよければ次回も付き合ってあげる」
と次回のデートの確約を取り付け、その後も月に２回程度の映画デートを水希とかさねて行った。
そんな、ある日の映画後の喫茶店で海斗は水希に
「水希姉さん、次回は映画館じゃなく、ネカフェデートにしない？ネカフェなら、新作は見れないけど、映画コンテンツやDVDもあるし」
と水希をネカフェに誘った。
（海斗は、ネカフェならエロコンテンツもあるし、水希とSM動画見たらどうなるか試そうと考えてた。）

おはようございます。
僕も夕方くらいのレスになりますから、気にしないで時間ある時にレスしてくれれば大丈夫ですよ

それからしばらくして、ある日のデート帰りに家で弟の蒼汰に声をかけられることがあった

蒼汰「姉さん、海斗と最近会ってたりする？」
水希「あ、見られた？」
蒼汰「今日、同じ映画館で見かけたんだよ。それにここのところ、あいつ機嫌いいしさ。」
水希「そう、じゃ蒼汰も小池先生と仲睦まじくしてたんだ」
蒼汰「茶化すなよ」
水希「ゴメンゴメン、ちょっとそういうきっかけがあってさ。あの子が私に気があることは知ってたし、いい思い出を作ってあげてるとこ」
蒼汰「思い出？じゃあ、本気でつきあう気はないんだ？」
水希「さあ？どうしようかな。ふふっ、まだ考え中だよ」
蒼汰「もし駄目なら、綺麗に別れてやってくれよ。あいつとギクシャクするなんて、俺、嫌だからな」
水希「はいはい、努力しますよ。私だって、あの子のことなんてどうでもいい訳じゃないんだからね」

弟をかわして自分の部屋に入ると、ベッドにうつ伏せになって少し考える
実際、あの子といると楽しい
だけど、あの子は性的な進展を望んでいるし、私もこのまま清い関係だけ続けられる自信もない
そろそろ結論を出さないといけない
だとしたら！


「蒼汰
ちょっといい？
相談があるんだけど」

隣の部屋のドアをノックして、その中に入っていく
そして、しばらく話し込んだ数週間後、これまでのデートのガーリーな服装とはガラリと変えたモノトーンコーデで待ち合わせ場所に現れた

「ネットカフェか、うん、それでいいよ」

ちょっと目的が見えすいているかなと思った
だけど、どうやら考えは同じらしい
自分よりも年下で、なのに背の高い男の子の、腕にしがみついて一緒に歩いていく

「今日はさ、蒼汰が来年受ける学校のオープンキャンパスに行きたいんだって、親達を連れて県外に行ってるんだ
だから、ネカフェの後は家でものんびりしようか？」

海斗は、水希の服装の変化に驚きながらも
「水希姉さん、モノトーン系の服も似合ってるね」
と素直に言い、水希が部屋に誘ってくれたことで、今日が勝負だときあかを入れて、ネカフェに向かう。
ネカフェに着くと、ペアシートの個室に入り、映画を2本見終えたところで、海斗はアダルトサイトを開き、ダメ元で、
「水希姉さん、これ一緒に見ない？」
と調教・SMカテゴリを開いた。

「ぷっ！ちょっと、直球すぎ
こういうときは、セクシーな映画とか濡れ場があるものから誘導していくもんだよ」

アクション映画を見た後に、突然AV鑑賞を提案されて、思わず吹き出してしまう
けれど拒否反応を示すわけではなく、笑い声を押し殺しながらひとつのタイトルを選んだ

「こ、これなんてどうかな？
海斗くんも、イメージ重ねやすいでしょ」

『女子大生詩織・調教日記』というタイトルのそれは、パッケージ画像に私に似た女性が緊縛された姿が使われていた
もちろんセクシー女優だけあって私よりも綺麗で豊満な別人だったが