イメプレ

え？
先輩？
（手紙を読んだ後美沙子さんの方を見ます。）
女性としては、見られていると思います。
ただ、そのぉ。先輩。イケメンだから。
背も大きいし。美人だし。先輩の事王子様って呼んでいる
クラスメートいましたよ。

（分かりました。恋愛を続けて眠りは少し先にします。）

「えっ！？…私が王子様ｗ」

大笑いした。

「じゃ…アズがシンデレラだね…」

梓さんがおどけた顔をすると

「あっ！貰い！」

梓さんが口に咥えていたチョコを奪い取り

「美味しい！」

梓さんは

「先輩、手にチョコレートついてますよ」

私は自分の手を見て

「本当だぁｗ」

梓さんは、ウエットテッシュを私に手渡すと

「アズにもつけてやるｗ」

手についた熱で溶けたチョコレートを梓さんにつけると困惑した表情に

「あっ…ごめんね…じゃ、私が拭いてあげる」

梓さんの手を持ちウエットテッシュで指を一本一本撫でるように優しく拭いた。

「アズ…綺麗な指してるね…」

※ありがとう♪
あずと呼んでますがあだ名があったらその名でいいますよ。

ふぇ？
私がシンデレラですか。
（悪い気はしないので微笑みます。）
あっ。先輩ぃ。
（手を拭かれて恥ずかしそうにしています。）
そうですか？
手は小さいですよ。

（あだ名は特にないので。あずでお願いします。）

ウエットテッシュで手を拭きながら

「えっ！そうかな？…じゃ…比べっ子してみようか…」

梓さんの手と私の手を合わせる

「あっ！本当だぁ…少し小さいかも…」



合わせていた手の平を軽く握り返し

「アズの手って…温かい…」

合わせていた手を指と指で組み、引き寄せながら私の頬に押し当てながら軽く撫でる

「アズの手…気持ちいい…」

私は目を閉じて

「もう少し…このままでいて…」。

先輩の手。
大きいですね。
（手を合わせています。）
ふぇ？
（手を合わせたまま。頬に手をつけたまま大人しくしています。）