弘さんへ

ん…愛子、一生懸命作ったの、おいしい？
(にっこり微笑む。唇の端にドーナツ)

「美味しいよ。愛子をお嫁さんにしたくなってしまうくらい、美味しい」
にっこり微笑む愛子の口元にドーナツを見つける。
「愛子、ドーナツが。取ってあげるね」
愛子の挑発姿を見て興奮してしまっていて、キスをしてドーナツを取る。
「甘くて美味しい。愛子の唇も甘くて美味しいのかな？」
指で愛子の唇を撫でながら、見つめあって愛子に囁く。

お兄ちゃん？愛子をお嫁さんにしてくれるんでしょ？

愛子が小さい時、愛子をお嫁さんにすると言って悪戯してたのを思い出す。
「そうだよ。愛子は僕のお嫁さんになるんだよ」
「だから、今から少しずつ練習しなきゃね」
愛子の髪を撫で頬に軽くキスする。
「お嫁さんは旦那さんの夜も満足させなきゃいけないんだよ」
「意味がわかるかな？愛子」

夜ってなぁに？
(言いながらまたポーズ)
お兄ちゃん、こう？
(足元に四つん這いで振り返る)