世の中には、沢山の職業があるものだ。
私は、ネットサーフィンをしながら常々思っていた。
そんな時、ふと「なんでも請け負います。例えば、好みの異性探しやナンパ代行など、人には言えない願望を私達にぶち撒けて下さい。詳細は….」
私は、少し興味を覚えて電話をしてみる事にした。
「はい、お電話ありがとうございます。わたくし、◯△なんでも請負の金井と申します。本日は、ご相談のお電話でしょうか?」
温和そうで、きちっと話す女性が対応してくれた。
「実は、ちょっと言いにくい相談なんですが、宜しいですか?」あかの他人にこんな事を言うのは、どうかと思ったが、いちかばちか、口に出してみた。
すると、先程の温和そうな柔らかい女性の声は
「はい、なんなりと仰って下さい。当社は、犯罪行為以外でしたら、なんなりとお手伝いさせて頂きますので」
それを聞いて、話す気になり
「実は、30の時に離婚して以来、この方、15年も女性を抱いていなくてね。この15年の間に、随分と性癖が捻れきってしまった。どうか、私の思い通りになる女性を見つけて頂きたいのだが、やはりそう言うのは無理かね?」
やはり、鼻で笑われ体良く断られるだろうと言ってしまってから思った。
すると、温和な声の女性は
「左様でございましたか。それは、さぞ、お淋しい事でしょうね。そう言ったご相談は、此の所、急に増えていまして、此方も経験豊かなスタッフもおりますので、まず、お客様の女性のタイプをお聞かせねがえませんでしょうか?それと、なるべく、ご要望に沿いたいと思いますので、こと細かにご希望を仰って頂けたら幸いで御座います。」
こうして、一通り、わたしの好みとしたい事柄などを告げると金井と名乗る温和な声の女性は、こう切り出した。
「お客様のご要望でしたら、つい先程、ご希望に添える女性の方からのご相談がありまして、ここは、如何でしょうか?お住まいも近いようですし、一度、その女性とお会いしてみては如何ですか?」
奇遇な事もあふものだ。と思いつつも直ぐにあえるのなら、是非にと告げた。
金井さんからは、お相手の女性の方に予定を詰めて、再度、連絡を貰う事にして、一度、電話を切った。
明後日。
金井さんから、電話があり、今週の土曜日の午前中に会う事になった。
お相手は、28歳で役所に勤めていて、現在は未婚で恋人もいないのだとか。
こうして、土曜日、約束の時間に私の住まいの近くにある大きな公園で待っていると、女性が2人歩いてくる。
1人は、パンツスーツでスラっとしていて、髪が長く面長で綺麗な女性。
もう1人は、普通にGパンにニット、スニーカー、ベリーショートで対照的であった。
「こんにちわ!わたくし、金井と申します。」
そう、先に声を掛けて来たのは、髪の長いパンツスーツの方だった。
もう1人は、俯いて金井さんの斜め後ろに立っていた。
私も、立ち上がり
「この度、お世話様で御座います。」
と軽く会釈をすると、金井さんの後ろに立っていた女性が
「初めまして、小坂といいます…よろしくお願いします。」
かなり、緊張している様だった。
それもその筈だ。
私の要望とは、何をされても従順に従える被虐願望のマゾヒスト。なのだ。
金井さんは「いかがですか?小坂様?此方の男性でご納得頂けますでしょうか?」と、促す。
小坂と名乗る女性は、軽く頷き
「…はい」
と、短く答えた。
そして、金井さんは、私にも
どうか?と尋ねたが、小坂と名乗る女性に今の所、不満はない。
勿論、即決で了承した。
「でわ!ここからは、お二人で」と切り上げて行った。
場所を変え、レストランで食事を済ませて、早速、ホテルに誘うと断るでも無く、黙ってついてくる。
ホテルに着いて、小坂と名乗る女性の過去を色々と聞いてみると
小坂美里、28歳。
以前の彼氏(46歳男性)にSM調教を4年の歳月を捧げていた事や、その間に実際にされたレイプの話し、東京で痴漢に攫われて、ホテルで回された話し等、さまざまに聞けた。
申し分のない、マゾヒストだ。
どうやら、痛い事、苦しい事がスイッチの様で、首を絞められたり、ビンタされたりすると頭がボーッとなり、かなりアドレナリンが出るようだと話していた。
レイプされた時も、初めこそは恐怖があったが、男達の要求が身体だと解ると高揚したのだと も、話してくれた。
そこで、私は、その時の状況を話す様にと強く命令すると、瞳を潤ませ、俯きつつ、話し始めた。
そこへ、私は
「そんな小さな声では、聞こえませんね!」
そう言って顎を持ち上げ、左頬をビンタした。
美里は
「ごめんなさいっ!」
そう、私を見つめて来た。
“もっと!”そう、言ってるような目だった。
「ほら!もっと大きな声で喋りなさい!」そう言って、また頬を打つ。
美里は、瞳に涙を浮かべ
「ごめんなさい」と謝りながらも、最早、隷属の眼差しだった。
私は、その度、繰り返されたビンタのせいで、床に崩れた美里の髪を掴み、起き上がらせ、ベッドにそのまま引きずって行き、ベッドへ押し倒した。
私も15年振りの女だった。
美里の唇をがむしゃらに貪り、乳房も服の上から、潰れるくらい強く弄んだ。
その度に私の行為に応えるように美里は、細やか呻きを漏らしながら、細い身体を捩りながら、私を受け入れていた。
私の手が、美里のショーツの中に届いた時には、美里も充分に準備が整っていた。
私は、美里をベッドの横に立たせて、全裸を命じた。
美里は、短く応え、衣服から下着まで、脱ぎ捨て、全裸で此方を見つめてきた。
この時の美里は、息を呑む程に美しかった。
まるで、女神だった。
そこからは、ゆっくり、時間を掛けて、美里を愛撫し、美里の口淫も充分楽しんだ。
美里が、しきりに挿入をねだるので
「今日から、私の従順な性奴隷となるなら、美里の希望を叶えよう。嫌なら、これで終いだ。外へ行き、ワンナイトでも楽しめばいい。」
冷たく、いい捨てると、私にしがみ付き、泣き始めた。
さっき、あれ程、何度も強烈なビンタにも遂に泣かなかったのに、この一言には、耐えられない様だった。
美里はポロポロ泣きながら
「ど奴隷。なりますから!お願いです!捨てないで。捨てない…で。ぐすん、ぐすん」
両手で顔を覆い、本格的に号泣し始めた。
「そんなに私のちん◯が、欲しいのか?」
再び、意地悪く言う。
「はい、あなた様のおち◯ち◯を私に下さい!これから、何でも言いなりになります!だから、どうか、お願いします。あなた様のおち◯ち◯で、私を鎮めて下さい。」
ここまで、言って貰えるとは…
私も冥利に尽きる思いだ。
ゆっくり、美里の中に侵入する。
久々の女性だ。
それは、暖かく、柔らかで…
そして、なにより淫らなのだ。
正常位が、いい。
美里の可愛いらしい顔が、快楽に歪み、愛くるしい口から溢れる、呻きににた細やかな喘ぎ、全て、私のモノなのだ。
私が果てるまで、屈服した美里の細い首を絞め、柔らかな丸い頬を何度も打ち据え、私も昂り、美里の中に果てると同時に美里もこれまで堪えていた様だ、同時に果てた。
お互い、果てると私は美里がたまらなく愛おしくなった。
果てた直ぐあとなのだが、私は美里の唇を塞ぎ、暫く、余韻と美里の滑らかで柔らかい肌をなぞって遊んでいた。
ふと
「本当に、私で良かったんですか?あまり美人ではないし、胸も無いのに」
そう言ってベッドで2人脱力しながら、横たわっていた私の顔を覗きながら美里がいたずらっぽい笑顔で私を覗き込んでいる。
出会った時より、美里は少し嬉しそうに見えた。
私は、釣られて笑顔で
「勿論さ、私も、今、出会えたのが、美里で本当に良かったと思えていた所だよ」本心だった。
「うふふ」そう言って顔半分、毛布を被った美里は幼く見えて、とても可愛らしいのだ。
この日、私と美里はこのホテルに泊まり、明け方、もう一度、抱き合って、次回に会う為の連絡先を交換して、別れた。
これからが、楽しみだ。
次は、どんな事をしようか?させようか?
思いを馳せると、堪らなくなる。
若い女性の身体とは、麻薬と同じなのかも知れない。
そう、思いつつ、美里に
「今夜、うちに泊まりで来なさい」と、ラインを送り、会社の駐車場を出た。