20代の頃の話し
当時交際していた彼女も私もまだ若かった
どこにでもいる普通カップル
お互い独り暮らしで部屋を行き来しながら愛し合っていた
ある日に汗を拭いたタオルで彼女の手を縛った時に、聞いたことの無い艶かしい声を出して力が抜けたように倒れ込んだ
その時に私の何かが外れた、そんな感覚
強烈な興奮と込み上げる感情
それからは彼女も自分から私に手を差し出して縛って、とお願いしてくるようになった
いい表せない難い潤んだ目で
でもね、何か違うのよ
縛って欲しいならちゃんとお願いしろよ、と何度も言わせる
土下座して心からお願いしろ、と頬を掴んで彼女の目を覗き込みながら言う
震えながら従う彼女
今でも鮮やかに残る感覚
日は過ぎ、彼女が玩具になり、タオルが縄になった
既に彼女の心は私に堕ちていた
私には彼女を好きだとか愛しているとかそんな気持ちは全く無くなっている
ただのモノ、みたいな感覚
自分はおかしい、おかしくなってしまったとか悩みもあった
しかし二人の外は誰も知らない
ある時に友人がお前の彼女可愛いよな、とか言ってた気がする
確かお前も彼女とやってみる?とか言った
友人がとても驚いていたのは覚えてる
3人でやろうぜと私はすすめた
彼女を呼び、いつものように裸にして始める
それから友人が入って来る、そんな感じにした
彼女は本当に驚いてパニックになっていた
しかし動けない
彼女の口にガムテープをし、戸惑う友人の手を引き 触れと言った
何度も交互に玩具を楽しんだ
玩具は最初こそ私以外に触られるのを拒んでいたが、髪を掴んで命令すると従った
友人からはお前なんか変わったな、とか後から言われた
ああそうだよ、私はおかしいよ
でもね、そんな自分なんだよ
玩具で遊んで幸福する、それだけ
玩具も何でも私に言われた事はする
深夜の国道を裸で走らせたらニコニコしながら喜んでる、いい笑顔だったよ
車の燃料補給でガソスタの深夜バイトが窓を拭く時に玩具の足を広げさせたらガン見
その後も何度か通って仲良くなったそのお兄ちゃんとも一緒に楽しんだ
毎回玩具には何が気持ち良かったとか、どう思ったのかとか言わせてた
言うまで抱かない
私の前で告白する、その表情が堪らない
言い淀んだりしてさっと目線を外したりする
言わなければ髪を掴んで尻を叩き続ける
楽しい、ヤバいくらい楽しい
玩具の牝の部分が
玩具を風俗で働かせる
言われて最初は激しく動揺していたのを覚えている
しかしもう玩具は私には全く反抗なんかしない
私の知らないところで他の男に抱かれてくる
そして帰ってくる
ツラい客だった、生理的にも合わないとかしおらしく言う
しかしどう気持ちが良かったとか言わせる
◯◯だったのゴメンなさい、とか言う玩具
その、ゴメンなさい、がなくなるまで続けさせた
もう身も心も堕ちた玩具
今もたまに連絡がある