2010/05/30 12:01:16
(wZLa4XaU)
長野キャンプ旅行記6
サイトに戻ってイスに座っていたが、日が高くなるにつれ気温も高くなってきて、暑くなりだした
直射日光を浴びて肌が焼けるのを感じる位だ
彼女は日焼けを気にしてタープから出てこない
お隣はお出かけしたみたいで、いつもの相棒の犬もいないので「暇だ~」と文句を言い出した
このままにしておくと、文句の嵐が始まりそうなので、朝に貰ったイラストマップの温泉巡りを提案する事にした
当然、俺の筋肉痛緩和が主目的なのはナイショだ
お出かけ大好き娘の彼女は断る筈もなく、行く事が決まった
借りた1BOXの運転席の座面が高く、乗るだけでも筋肉痛の俺には一苦労だ
思わず「ヨイショ!」と掛け声を出してしまい、彼女に「オヤジ臭い」と大笑いの屈辱を受けた
連れて行くのをやめようか?とも思ったが、確かにオヤジ臭いと思い直した
近場から温泉巡りを始めて、イラストマップに印と感想を書く事にした
より多くの温泉を体験したいので、髪や体は洗わない・1ヶ所1時間以内等の決まり事を決めた
各々に持ち味や趣向があって楽しめたが、2人共に乳白色系の硫黄臭たっぷり温泉が気に入った
彼女は白骨温泉で経験してから、ザ・温泉!として認定してしまったようだ
しかし、この系統の温泉で使ったタオルは臭いが取れないので温泉巡りの途中に入ると、後の温泉が同じ臭いに感じてしまう不便な点がある
今回の温泉巡りでも、乳白色系の温泉の後は楽しめ無かった
全部で3ヶ所の温泉に入り、体をマッサージし続けていたので、朝よりは少し楽になっていた
2人の結論としては、先日から通い詰めてる旅館の温泉が1番と言う結果に終わった
泉質は単純泉なのだが、行き届いた掃除・サービス・おもてなしの対応が好印象だった
彼女には大量のアメニティが魅力的だったみたいで、残りの日数を全てこの旅館だけでいいとさえ言わしめた
長野は温泉の宝庫で、色々楽しみたいので却下した
昼ごはんも食べずに温泉巡りをしてたので、帰り道に道の駅があったので立ち寄った
彼女は肉に飽きていたので、魚料理を頼み俺はハンバーグにした
久しぶりの魚に舌鼓を打ち満足そうだったが、俺のハンバーグはパサパサした印象で美味しく無かった
体もふやけてしまったので、サイトに帰る事にした
車から降りてテントに向かっていると、テントの形に違和感を覚えた
よく見ると雨避けの幕、フライシートが無くなっていた
しっかり地面に打ち付けて、風が吹いても大丈夫なようにした自信があった
風で捲れる事はあっても、無くなる事はまず無い
周りの木に引っ掛かってないか?と2人でウロウロしたが見付からなかった
フライシートが無いと、雨が降るとテントに直接当たり、中に雨水が侵入してしまう
連日天気なので、幸いに今までは必要無かったが、それでも明け方の夜露で毎朝濡れていたので、無くなったなら撤収も考えないといけない事態だ
タープの下で悩んでいると、子供を連れた女性がフライシートを持って訪ねてきた
女性「すいません。この子が川に遊びに行くときにテントのロープに足を掛けて切ってしまいました。応急処置になるのですが、切れたロープの代わりを付けてきたのですが、見て頂けますか?」
俺「そうでしたか。帰って来たら無くなってたので、風にでも飛ばされてしまったのかと探していたところだったんです」
女性「すいません。慌ててたものですから、持ち帰って直してました」
俺「一本位切れても平気ですよ。大丈夫です」
女性「それが…ロープだけではなく、付け根の所が裂けてしまって…」
俺「そうですか。見せてください」
女性「すいません。気を付けるように言ってたのですが…」
俺「あ~、裂けてますね。でも、縫い合わせてくれてるので使えると思いますから大丈夫ですよ」
女性「弁償させてください」
俺「いいえ。留守にしてた間の事ですし、使えれば問題ないので、結構ですよ」
女性「でも、見た目が悪くなってしまってますので、新しい物を買ってください」
俺「それよりお子さんは大丈夫だったんですか?」
女性「この子は平気でした」
俺「それなら、良かった。本当に気にしませんから、このまま使います」
女性「本当にすいません」
俺「子供は元気な方がいいので、叱らないでやってくださいね」
女性「ありがとうございます。走り回らないように注意します」
俺「じゃ、これは受け取りますね。直して頂けて、こちらこそ、ありがとうございました。キャンブを続けられます」
そう言うと2人は帰って行った
彼女と再びテントに掛けて設置してみると、確かに少し分かるが知らなければ気にならない程度だった
無くなって焦ってた方が強かったので、どんな形でも戻ってきた事で安心した
ロープもしっかりつけてあり、大丈夫そうだ
弁償すると女性は言ったが、パーツだけの購入は取り寄せに時間がかかり、高額になるのを分かって言ったのだろうか?
彼女には「責任があっても、軽々しく弁償するなんて言ったらダメだよ。まず謝って出来る誠意を見せて、それでも許して貰えなくて、相手が弁償を求めて始めて弁償をするか?どうするか?を話し合わないとダメだよ」と教えた
「弁償するにも安く上げようなんて考えず、正規の買い方・値段で弁償しないと失礼だし、相手が悪いと言い掛かりを付けられかねないからね」と付け足した
彼女には笑顔の武器があるが、トラブルに巻き込まれない為にもいい機会だと思った
そんな話をしながら焚き火に当たっていると、お隣さんが車で帰ってきた
ドアが空くと同時に犬が飛び出し、彼女の元に駆け寄ってきた
彼女も嬉しそうに抱き上げ、1日ぶりの再開を喜んでいた
昼飯が遅かったのと、連日の食べ過ぎの調整の為に、夕食を抜く事にしていたので、ず~と焚き火に当たりながら話していた
筋肉痛も朝よりは良くなって、動く度に唸り声を上げる事はなくなっていた
明日の予定を決めて無かったので、焚き火の明かりを頼りにガイドブックを見ていたが、体を動かしたくなかったので、観光地に行こうと探していた
朝から出れば行動半径も広がり、他県までの遠征も可能なので、選択肢は山程あった
親からは「子供の時に連れて行った」と聞かされていたが、全く記憶の無い世界遺産に選ばれた[白川郷]に行きたいと思った
俺「明日、[白川郷]に行ってみたいんだけどいいかな?」
彼女「[白川郷]って?」
俺「写真とかで見た事はあると思うけど、藁葺きの屋根の世界遺産に選ばれてるとこ」
彼女「へ~、見た事あるけど、何があるの?」
俺「綺麗な景色」
彼女「えっ?それだけ?」
俺「そう、それだけ」
彼女「景色だけなら写真でも見れるよ」
俺「写真じゃなくて、自分の目で見て感じたいんだ」
彼女「ふ~ん。ただの田舎の風景だと思うけどな~」
俺「確かにそうだけど。それだけでは世界遺産にはならないと思うよ」
彼女「じゃ、何があるの?」
俺「分からない。分からないから、自分の目で見て感じたいんだよ」
彼女「私にも分かるかな?」
俺「どうかな?俺も何も感じないかも知れないし、行ってみない事には何とも言えないね」
彼女「ふ~ん。じゃ、いいよ。私も見てみる」
余り乗り気じゃないのは分かったが、俺が行きたいと言い出したら聞かないのも分かってきたらしく諦めてくれた
そんな会話をしてると、恒例になったお隣さんが参加してきた
初日に会ってから毎日話をしていると、家族に話してる感覚になっていた
1日の報告や明日の予定等、聞かれてもないのに自発的に話した
お隣さんはどう思ってるのかは分からないが、今回のキャンプを楽しいものにしてくれた立役者だと思い感謝していた
気さくで昔からの知り合いのように接してくれて、おどけてみたり、知識を与えてくれたりと本当に楽しませてくれる
彼女も大好きなようで、離れて行動していると「お隣さんは、今何してるかな?」と会話によく出てくる
楽しい時間は過ぎるのも早く、眠くなったのでお開きにした
テントに入って寝る準備をしていると「声ってどれ位聞こえるのかな?」と彼女が聞いてきたので、実験をする事にした
枕の上に携帯を置き、音楽を流して外で確かめる方法にした
夜なので大きな音は出さないように中位の音量から試した
テントの中ではしっかり聞ける音量だ
2人で外に出てみた
彼女「聞こえる?」
俺「聞こえるけど、何の歌かまでは聞き取れないね」
彼女「へ~。聞こえないもんなんだね」
俺「川の音や葉っぱの音が聞こえるから、分かり難いんじゃないかな?人の声なら聞き取れると思うよ」
彼女「じゃ、中から呼んでみて」
俺「分かった。試してみるね」
俺「聞こえる?」
彼女「凄く聞こえる」
俺「聞こえる?(小声)」
彼女「聞こえるけど、聞き取り難くなった」
傍目には馬鹿な事に見える実験を結構長い時間やっていた
結果は、川のせせらぎや立木の葉っぱの擦れる音で、サイトの端ではテントの中の音はかき消されて、普通の声では内容までは聞き取れない事だった
彼女は実験で安心したのか?テントに戻ると甘えてきた
テントの電気を消したが、月明かりで中は明るかった
寝袋に入って抱き締めながらキスを楽しんでいると、「しよ!」と笑顔で誘ってきた
音に関しては実験で余り聞こえないのが分かったが、もしもの事があるので「声は出しちゃダメだよ」と言うと笑いながら頷いた
テントの中でのHはカーセックスに似て、誰かに見られてる・聞かれてると思う程刺激的な興奮を覚える
薄い幕一枚隔てた向こう側は、誰が居ても不思議ではない公衆の場なので仕方無い
彼女もそこに興奮を覚えたようだ
他のテントでも同様に楽しんでるカップルも居るのだろうが、俺の記憶では見た事も聞いた事もない
夜のサイトを歩く事をしないからかも知れないが、例え聞いても聞き耳を立てるような事はしないだろう
キスを繰り返す内に、段々エスカレートしていった
スエットのウエスト部分から手を入れて胸を揉んでいると、荒い息遣いが喘ぎ声に変わってきた
勿論キスをしてるので、外に漏れるような音はしていないが、耳元で聞く喘ぎ声は最高の興奮剤だ
下半身に手を移すと、更なる刺激を求めて腰がうねりだし、敏感な部分を触る事を催促してくる
いつものように誘いに乗らずに、尻に手を移し強く揉みながら手前に引き寄せ腰を密着させた
既にフル勃起状態なので、スエット越しに彼女の股間に擦り付けるようにすると気持ちいい
小さい時に訳も分からず、布団に擦り付けていた気持ち良さだ
彼女はもどかしいのか?手を差し込んで触ろうとするが、強く押し当てているので間に入れられず、唇から「も~」と抗議の声を出した
引き付けていた力を緩めると、体を押して仰向けにされた
パンツの中に手を入れてきて「大きくなってるよ」と聞かなくても分かってる報告を受けて、シゴきだした
触って貰ってるお返しに、尻に手を当てて撫でていると、自分でスエットを脱ぎだした
まだ寒いのに体が火照って暑く感じたのか?焦らされて我慢できなくなってきたか?だろう
下半身が裸になったので、尻の割れ目に沿って手を上下に動かすと、突き出すように尻を持ち上げて前に誘導してくる