2017/08/08 00:53:18
(bzTDXgEe)
プールでの再会から、僕は毎日、その市民プールに通う事になった、彼女が働いている時間はおそらくだが、プールが開く朝の9時から、夕方の17時までだろうと思った。
僕は少しでも彼女と同じ時間を過ごしたい。っていう一心で朝の9時からプールに入り、お目当ての彼女が既にパイプ椅子に座っていることに安心した。これからの経緯をすこし早送りでお伝えすると、それから僕はプールの中で、遊泳するがてら、相手に話しかけ、名前、だいたいの住んでいるところ、好きな本のジャンル、好きな教科、将来は何をするのか、等と話し込んだ。
ずっとこうやって話し込んでいると、4,5日目になった時くらいからは相手にとっても慣れてきたのか、彼女がプールを開館させるとき、勢い余って早く来すぎて市民プール前で待っていた僕に「お待たせw」と笑顔で声をかけれくれるようにもなっていた。
また、その子の名前を、「ミホちゃん」とします。僕がある日、「ミホちゃんは泳いだりしないの?」と聞いたとき、「泳がないことはないけどね」と答えてくれた時があった。僕は、「じゃ、明日一緒に泳がへん?w どうせ誰もこんやろwこんな田舎のプールw」といったことがある。するとミホちゃんは、「うん、いいよー。じゃ、明日水着もってくる」と言ってくれたのだった。
日にちを追うごとに、とんとん拍子で親近感が強まっている事を感じていた俺は、思春期の勢いも余って絶頂期だった。と同時に、(相手には彼氏いるのかな、、いやいないだろうな。いたらこんな毎日、朝から夕方までプールにいるわけなんてないし、そんな素振りみえないし)等と、相手の身の周りの事も気にし始めていた。
とにかく、着実にミホちゃんとの関係が良くなっている事に感謝だけをし、僕は翌日の、ミホちゃんと一緒にプールで遊べることを楽しみながら眠りについた。そしてまた、翌朝も朝の8:30頃からプールの前で待っていると、すぐに私服姿のミホちゃんが現れ、市民プールの隣の事務所から鍵をとってきて、そしてプールを開けて俺は男側の入り口、ミホちゃんは女側の入り口から入り、中のプールサイドで合流したのだった。
ミホちゃんはスク水の上にTシャツという姿だった。僕は思わず目線が下半身に行ってしまい、、(やっぱ女の子なんだ、、、アソコがぺったんこ・・)と、どうでも言いことを思った。それだけ女の体というものに免疫がない時代の事だから無理もないかもしれないが。
そして僕たちは二人でプールに入り、泳ぐというより、プールの中で会話。みたいな感じになっていた。僕は会話の中で腕を組んで水鉄砲を作り、ミホちゃんにかけたら、「ああーw 髪の毛濡れたーw」といいながら、また僕に水をかけてきたりして、雰囲気、じゃれあい等はもう絶好調だった。1週間~10日間、じっくりと相手の事を誠実に知ろうと、アプローチをしていた事が報われたのか、それとも相手も僕同様に無垢な子だからこそ、無垢なもの同士、こうして事がうまく運ぶのか。もちろん後者だと思いたいところだが。
そして昼時になり、いったんはプールから上がった。すると濡れたスク水がぴったりとミホちゃんの小柄な体にまとわりついて、少しふくらんだ胸、へそのある位置の凹み、小柄なお尻、そして・・・これが私のアソコの形です。とアピールするクッキリした食い込みがあった。その時ばかりはかなりエッチだな・・・。って思った。
そして濡れた水着のまま、テントの下でパイプ椅子に座りながら、昼飯の事を相談した。するとミホちゃんは「プール出て道路渡ったとこに定食屋があるんだ。そこだったらお弁当いつもタダでくれるから、りょうち君のも貰ってきてあげるよ」と言いだしたのだった。僕はちょっと大人ぶりたかったのか、「お金出すってw」と、たいして金なんて持ってないのに、なけなしの1000円札を出して大人ぶったが、「いあいあ、タダだってw 大丈夫w」と言い、そして「プール見ててね。誰もいなくなるのはマズイから。じゃ、行ってくるw」と、脱いだ白Tシャツをまた水着の上から着用し、そのまま水の出ないシャワー場所からロッカールームへと入り姿を消していったのだった。
道路の向こうの定食屋、そういえばそういうのもあったな。って思った。定食屋いって、弁当注文して、作ってもらって、持って帰ってきてたら10分くらいは最低でも帰ってこないだろうな。なんて時間の推測をしていた。するとミホちゃんがいつも座るパイプ椅子の下に、簡単なナイロン製のリュックが置いてあるのに今更だが気が付いた。
僕は(この中、ミホちゃんがはいてたパンツとか入ってるんじゃ・・)と、妙な魔のささやきに駆られ、心臓がドキッ・・とするのを覚えた。それは小学校や中学校の水泳の授業の時とかに、男子連中と、「お前、ウ〇コっていって抜け出して、〇〇(クラスでかわいい女子の名前)のパンツとってこいやwww」 「お前がいけやwww」 などと、盛り上がっていた記憶もあってか、場所は変われども、あんな可愛いの子のパンツが、こんな誰もいない中で、簡単に取り出せる所に入っている。という事が新鮮だった。(まだ入っていると決まったわけではないけど)
僕はドキドキしながらナイロン製のリュックのヒモを緩め、中を見た。中には今日来てた私服のジーンズ生地のハーフパンツと、白のスポーツブラが無造作に丸め込まれ、、アドレス帳みたいな手帳と文庫本も中に入っていた。そして、無造作に丸め込まれたスポーツブラの中に、黒、グレー、白の3色を使ったチェック柄の綿のパンツが中に入っていたのだった・・。
(ドキ・・・)とした僕は、一瞬だけのすごい早い動作で、①そのパンツを取り出す、②裏側にし広げる、③薄く黄色い縦のオシッコ跡を目視で確認、④それを鼻に充てる、⑤鼻で匂いを嗅ぐ、⑥また丸めてスポーツブラの位置に入れる、⑦リュックのヒモを縛る。という一連の動作を、約10秒~15秒くらいでやったと思う。かなり長い1秒1秒だったと同時に、あの独特のツンとする香りが、しばらく鼻先について離れなかったような気もした。(あんなにかわいい顔で清楚なのに、、ここはこんなエッチな匂いがするのか。。)と考えると、ムクムクムク!と下半身に血流が走るのが分かった。
とにもかくにも、それから数分待っていると、「おまたせ ごめんねw」と急いで帰ってきた感じのミホちゃんが現れたのだった。そしてプールサイドでから揚げ弁当を食べ、麦茶を飲んだ。ミホちゃんはごはんを半分残しており、残すのはもったいないから。ということで僕が食べてあげたりもした。やっていることはまるでカップルだった。僕はもう、十分すぎるほど、、ミホちゃんの事が好きになっていた。
そして夏休みが終わる後半まで、結局、僕は毎日ミホちゃんの待つ市民プールに顔を出し、プールが閉まってからはプールの前でミホちゃんと座って夜の19時まで話し込んだ。そんな日を毎日毎日やっていたら、いや、お互い相手に好意があったらそれができたのかもしれないが、二人の中に愛情めいたものを確認するのは簡単だった。
ただ、一つの不安が僕たちの中に漂っていた。それは僕があと1週間で、地元に帰ってしまうという事、そして夏休みが終わってしまうということ。当時の僕たちの時代は、携帯電話も今のように普及しているとはいえなかった。どちらかといえば、PHSのほうが主流だった時代である。僕も、親からは「あと1年したら買ってやる」とは言われてたものの、個人の電話番号を持っているという事はなかった。それはミホちゃんも同じだった。
夏休みが終わり、それぞれ元の生きる世界へ帰ったら、もうこのままこの関係が自然消滅するんじゃないか。という不安だった。そして僕が地元へ帰る3日前、想像していなかった事が起こることになるのだった。
次回へつづく