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2009/02/26 11:10:03 (gSGzMhhT)
王さまの耳はロバの耳…
とかありましたが、言っちゃいけない事は言いたくなるものですね。

私は高校教師してる40代の男です。
人生でモテた事なんてなかったし、お堅く見られて生徒もあまり寄って来ない。
そんな私が、生徒に携帯の番号とアドレスを教える事になりまして…
これは長期休暇中に何かあった時の為だったのですが、
これをきっかけにとある女生徒と親密になってしまったのです。


「お疲れ様です。HRNo.●●●●のMです。
先生放課後10分だけお時間頂けませんか?」

初めて来たメールがこれでした。
教師に「お疲れ様です」はないだろう…と笑ってしまいましたが、とても嬉しかった。
誰も私になんかメールしないと思ってたのに、というのとは別に理由がもう一つあったのです。

このMという生徒。

いつも孤独を背負っている感じというか…
特に仲のいい友達もいない様だし、かと言ってイジメられてる様子もない。
比較的成績もよくて、規定通りの制服の着こなしなのに、授業中や昼休みは寝ているか保健室。

教員としての勘でしたが、何か気になる存在でした。


早速放課後に進路指導室の使用許可をとり返信をしました。


「先生、私兄を起訴します」
開口一番でびっくりしましたが、覚えていました。
有名講師を招いた時のアンケートに「兄に復讐してやる」と書いたMを。



「もし、言いたくなかったら言わなくてもいい…
何か、…あったのか?」

あの時は何も言わなかったけど、この時は違った。

「兄妹間でも虐待…って言うんですかねぇ…」
「た、たぶん…何かされたのか?」
彼女は俯いた。
また行き止まりになるのかと思ったが、ちゃんと続けた。
「…夜寝てるときに、部屋…入ってきて…鍵かけてるのに…壊して…身体中…舐め…られ…て」
だんだん涙声になっているがなんとか聞き取れた。
毎晩兄にレイプされているらしい。
ソファを挟むテーブルにティッシュを置いた。
立ったついでに聞いてみた。
「コーヒー飲むか」
「…うん」

進路指導室には来客様にコーヒーがある。
コーヒーを入れて差し出した。
気分が落ち着いてきたのかMは泣き止んでいた。
「ありがとう。
こんな辛い話よく俺なんかにしてくれたなぁ…
「なんか、すみません、時間とらせてこんな話聞かせて…」
ペコリと頭を下げるMが愛しくなった。

「いやいや、正直嬉しいよ。
俺出来ることなら何でもやるから。」
「はい」
Mの表情が緩んだ。
教室では見たことないMの顔。
めちゃくちゃ、可愛かった。

「家であまり眠れないなら、俺出てくしここで寝てくか?」
「…うん」
「じゃぁ、鍵しめていいし起きたら俺の準備室おいで」
出ようと立ち上がったら上着を掴まれた。
「…先生、の、傍で寝てもいい…ですか?」
「へっ!?」
「一人は、誰か来そうで怖い…」
「あぁ、なるほど…」


準備室に入ってソファに座る。
この姿勢が電卓を叩きやすい。

そしてなぜか彼女も隣に座った。体育座り。
「…寝るんじゃなかったのか?」
「電卓の音眠くなるから…ここで寝る…」
そのままソファで丸まる。
「そ、そうか…」
さっきから、普段見せることのない表情を見せるMにドキドキしていた。
教員が、手を出したらいけない相手。


Mはその後日から度々寝に来るようになった。

教室でも 少し穏やかな表情を私に向けることがあった。

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2
投稿者:ミスターウニ
2009/02/27 15:20:08    (nWztSDRo)
これは管理人様ご苦労様なのかな?
これでやっと続きが期待できる。
3
投稿者:(無名)
2009/03/05 21:02:29    (9haCPv7e)
続きみたいので起訴は告訴の間違いなんて突っ込みはやめようね
4
投稿者:ムロ
2009/03/06 01:49:41    (1XetShYA)
告訴、なんですね。
>>3様、訂正ありがとうございます。
管理者様にはお手数お掛けしてしまい失礼致しました。

仕事が忙しく 続きが書けなかったのですが
再開させて頂きます。
5
投稿者:ムロ
2009/03/06 02:51:06    (1XetShYA)

私の授業はあまり寝ないようになりました。 
彼女の受けている授業の内 2教科を受け持っているのですが、 
教科ごと成績順で席が変わるので、 
成績の悪い彼女は 最前列の席。 
 
授業中目が合う。 
眠そうなMの顔。 
眠さを堪える表情が可愛い。
頑張れM、あと数分で終るからな… 
 
気づいたら、かなり私情を持って彼女を見ていた。 
 
放課後、眠りに来る彼女との会話も増えていった。 
 
校内カウンセラーを挟んで、児相にも話が行き、施設に入る提案が出た。
 
「一時保護施設はね、●市と●市にしかないんだって。 
で、私に被害が出ないように学校とかも行けなくなるんだって」 
「そうか…」 
何人かそういう生徒もいたので なんとなく解ってはいたが、動揺していた。 
それを隠そうとコーヒーに口をつけると 
「学校はどうでもいいけど…先生に会えないの、嫌だなぁ…」 
「え」 
「寝れないじゃん」 
「眠れるだろ、安全なところだし」 
「ダメだよ、先生いないと…アレだもん」 
「いないと…?」
Mの顔が近寄ってきた。 
思わず何かを期待してしまう。 
「M、そんな近寄るとドキドキする」 
冗談めかして言ったが、顔が熱い。 
「先生いないと、心が安心しないの 
ずうっとこのまま先生といられたらいいのに」 
ついにMの頬が肩に触れる。 
柔らかい。本当ならそのまま抱き締めたい。 
教員って損だ。 
「M、相当眠いだろ。 
寝なさい」 
「うん…先生、一瞬だけ顔かして」 
「?顔?」
「うん」
なんのこっちゃ、と困惑していると顔に、顔が近づいてくる。 
もしや、と思った時には唇に柔らかい感触。
「おやすみの、キス」 
にっこり笑って私の膝を枕代わりに横になる。 
「先生、怒らないの?」 
「叱るべきなんだけど、怒れない」 
「なんで?」 
「…ドキドキしすぎてそれどころじゃない」 
「へぇ…」 

それ以来、おやすみのキスが始まった。
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投稿者:ムロ
2009/03/06 09:53:32    (1XetShYA)
深刻な顔をしてMが入ってきた。
「明後日、一時保護になる…」
泣きそうな顔。
「先生に、会えないの、イヤ…」
「仕方ないだろ、Mを守るためなんだから」
「ヤだ…ヤだぁ…」
ついに俯いて泣き始めた。
そんな理由で泣いてくれるなんて、嬉しくて抱き締めたくなってしまう。
が、私は教員。私は教員…
自分に言い聞かせて宥める。
「とりあえず、鼻かみなさい、コーヒー飲もう、な?」

コーヒーを持ちながら、Mが話し始めた。
「私さぁ、たぶん、セックス依存症なんだ…
誰とでもしたくなるし、前にも言ったけど、よく悪いことしてたし。
(彼女は家で眠らないように、援助交際していたらしい)
でもね、なんか先生には違うの…
なんか、よくわかんないけど、先生好きで、愛しくて…
あぁ、別にコクりたい訳じゃないのに…」

なにやら顔を真っ赤にして、必死に喋っている。
顔が熱いから、きっと私の顔も赤いのだろう。
何年かぶりの、愛の告白。
生徒に好意を持たれた時の対処法みたいなものを、昔習った気もしたが
自分には無縁だと思っていたし、無縁だったし、覚えていない。
だから、自分に正直になることにした。

「俺、教員辞めようかな…」
「え?」
「俺も、会えないの嫌だ、って言いたい…
「…先生、抱きついてもいい?」
「…いいよ」

7
投稿者:ミスターウニ
2009/03/06 20:56:20    (OXFvGDEh)
おぉっ、続きがある∑( ̄▽ ̄)

…う~ん。いや、面白いんだけどこのサイトに書き込みするような文章ではないよなぁ…先生いい人すぎるみたいだから話の進展が遅いし、サクサクっと興奮したい人には多少アレかも。

8
投稿者:まる
2009/03/07 03:28:02    (T7w581PK)
いえいいと思います!ここに書き続けても。純愛っぽいのもたまにはいいと思います。ドキドキ感がたまらないです。なんか心が温まる感じ…
9
投稿者:たろ
2009/03/11 13:10:55    (s.zBB7DR)
まるさんに同感!
すぐセックスの話の展開は飽き飽きです。
10
投稿者:ムロ
2009/03/12 14:12:45    (XMLqB2XM)
なんか…長くてすみません。
あんまり文章能力ないのでダラダラ書いてしまってます。
まる様、たろ様、ありがとうございます。
暇潰しにでも覗いていただけると嬉しいです。

私も臆病者なもので 少しずつしか手を出せなくて…
この後から、かなり頑張りましたので見守ってやってくださいね。
11
投稿者:ムロ
2009/03/15 21:56:06    (3S57jiG1)
Mがゆっくり近づいて腰に手を回す。
腕の内側が体に当たり、緊張が高まる。
俺も恐る恐る手を伸ばして、Mを腕の中に納めた。

女の子、ってこんなに柔らかかったっけ?
温かくて、柔らかくて、胸の奥が締め付けられる様な感覚。
もう、このまま一生一緒にいたい。

胸の鼓動と野球部の掛け声が遠くから聞こえる。
顔を真っ赤にして、しばらく抱き合っていた。

沈黙に耐えかねたのか、不意にMは顔をあげた。
「先生、何か言って…なんかマジメにこういうの、照れる…」
Mの顔も真っ赤。
思わず口に出す。
「可愛いなぁ、M」
「…先生こそ、可愛いっ」
「可愛いって歳じゃないって」
「可愛いもん。先生大好き。」
抱き締める力が強くなる。
「俺も、好き。…誰にも言うなよ」
「じゃぁ、口止め料もらわないとね」
「え?」
Mがにっこり笑う。

「先生の体ちょうだい」

思考がフリーズする。

「先生に会えない間、寂しくても頑張れるように…たくさん先生に触りたいの」

…ということは……大歓迎だ。
確かに抱きたい。
でも、正直そんなに若くないし、セックスも久しぶりだからあまり自信がない。

「M、お前何言ってるのか解ってるのか?」
「解ってる。バレたら襲われたって言えばいいよ」
「そういう問題ではなくね…俺なんかと…いいのか?」
「先生がいいの」

Mの指がネクタイにかかり緩める。
「ダメなら、叱って」
自らの胸元までボタンを外した。
顔が近づいて、柔らかい唇が触れる。
「先生…ダメ?」
潤んだ瞳。
可愛くて可愛くて、胸が苦しい。
もう理性なんかいらない。

「ダメな訳ないだろ」
さっきよりずっと強く抱いて、
寝る前のキスなんか比にならないくらい激しく唇を重ねた。


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