2012/12/20 21:32:59
(lnbgoUup)
「無理にとは言わないよ?亮ちゃん、かなり飲んでるし。試してみたくなったらメールして?」
ああとだけしか言えなかった。
少し話しをして、二人で帰った。
自由奔放で社交的で華やかな真希だが、二度の離婚理由は真希の浮気ではなく、社交的な真希の性格、会社の人、友人と付き合いながらも、家事はこなしていたと言う真希。
旦那になった二人は、女は結婚したら家に入りと言う、悪い言い方すれば、古典的な考え方らしい。
それを許せなかった元旦那二人に、自分らしさを捨てれなかった真希。
真希が試したいと言ったのは、性格的なものの相性は合うだろうけど、セックスは?
そんな問いかけだったのではないか、そう考えた。
セックス以外は幼いころから知っている真希、それならとことん合うかどうか、つきつめてやろう、ただ俺も彼女無し歴がかなり長かったから自信はない。
そこも真希に電話で話した上で、してみよう、そうなった。
避妊付きのごくありふれたセックスを、ラブホでした。
一回。
「会社の付き合いとか、友達の付き合いとかで出掛けると、元旦那、浮気してるんじゃないかとか言われたんだ。私、そんな女じゃないよ?この人ならと決めた人だけだったんだよ?」
二人裸で寝ていた布団の中、真希は俺の胸の中で泣いていた。
社交的で華やかな性格、おそらく真希兄叔父叔母にも信じてもらえない部分があったのだろう。
「俺は真希を信じているし、信じる自信が今日、確認できた」
そう言うと、真希はより一層泣きわめいた。
二回目、一回目同様、避妊しようとした俺に真希は言った。
「私だって、普通に赤ちゃん産んで、子育てしたい。亮ちゃん」
腹は固めた。
二回目、三回目、真希の奥深くに注ぎ込んだ。
真希と付き合い始めて一年、真希兄叔父叔母、俺の両親妹まで、あの話しは物の例えと言い出し、猛反対をくらっている。
しかし今月初旬、真希妊娠が判明。
俺は両親と同居していたが、真希のアパートへと無理矢理引っ越した。
最近は真希兄が、例えと言え、そうゆう発言がこの結果を産んだと、やや俺達よりに変わり始めた。
俺の両親も、真希のアパートよりいいとこ探せと言ってきた。
正月、みんなで集まろうとの話しもある。
俺は真希を絶対理解し、真希を幸せにし、俺も幸せになれる、産まれてくる子供も幸せになれる、そう信じている。